『カプリコン』とは?
『カプリコン』
OVA版『カプリコン』
今回の記事では、こちらOVA版『カプリコン』について、その内容を振り返っていきたいと思います。
OVA版『カプリコン』の本編動画・ストーリー
少年タクは時空の歪みに巻き込まれ、異世界スラフレーゼに迷い込みます。そこは知性をもつドラゴンのヤッピ族や獣人たちが共に暮らしており、空を見上げれば、地球が浮かんでいる不思議な世界―――。
虎の獣人である将軍ゾルバは王国でクーデターを起こし、軍事政権の実権を握って、異次元につながる扉をひらく無限アンカーと呼ばれる装置を発動します。スラフレーゼでは、カプリコンと呼ばれる地球。ゾルバは自らの野望を実現するため、カプリコンに軍事侵攻しようと画策していました。
少年タクはヤッピ族の末裔である少女モーナや仲間との出会いから、ゾルバの野望を知り、無限アンカーの発動を阻止するために立ち上がるのでした…
OVA版『カプリコン』の魅力とは?
映像クオリティーの高さ
しかし、OVA版『カプリコン』に関しては、良くも、悪くも、原作の画のタッチが見事に再現されていることに驚かされます。その理由を探ってみると、原作者にして漫画家・真鍋譲治さんがスタッフとして絵コンテなどに参加しているのだそうです。原作コミックに忠実な作画であることにも納得できますよね。
構成・脚本といった部分でも真鍋譲治さんは積極的に関わっており、原作ファンの満足度も高いのではないでしょうか。
モーナの可愛らしさ
ドラゴンを女人化するというアイデアに脱帽の女性キャラクター・モーナ。可愛らしさに加え、強さといった要素ももつ最強系女子といえるような存在です。
そんなモーナの声を演じるのは、松井菜桜子さん。彼女の代表的な役柄を挙げるなら…
宇留千絵 /『ハイスクール!奇面組』
和登千代子 /『三つ目がとおる』
鈴木園子 /『名探偵コナン』
このようなものが挙げられるでしょうか。
いずれも活発な印象をもつ女性キャラクターで、OVA版『カプリコン』のモーナとも通づるものがあります。松井菜桜子さんの仕事ぶりもかなり光っていますので、その点も合わせてお楽しみいただければと思います。
弱かったタクの変貌ぶり
序盤でタクは妹にプロレス技をかけられ、腕力で負けている場面があります。タクの弱さを印象づけ、最初からタクにヘタレな印象を植えつけますよね。
ドラゴンの姿となったタクのチカラは少しチート気味な気もしますが、凄まじいパワーで敵を圧倒するところはかなり格好良いですよ。ヘタレキャラからの変貌ぶりは少し卑怯だと思えてしまいます。
OVA版『カプリコン』のまとめ
原作者・真鍋譲治さんが絵コンテにも参加して、原作に忠実な映像クオリティーを実現しているOVA版『カプリコン』。モーナの可愛らしさは尊いし、主人公・タクの変貌ぶりも意外性があって面白いです。
真鍋譲治さんは成人向けの作品も手掛けているだけあって、男性ユーザー向けにモーナが水浴びしている場面が用意されているのも嬉しいですね。
記事内には本編動画を掲載していますので、この機会に、ぜひご覧になっては如何でしょうか。OVA版『カプリコン』は原作コミックの内容をかなり端折ったものなので、これを機に原作コミックを読むのもいいと思います。