『聖獣機サイガード』とは?
『聖獣機サイガード』
『聖獣機サイガード』の本編動画・ストーリー
サイバーウッドで警察的な役割を果たす企業SGCは、キャンサーを浄化しようとα計画を進めていました。そんな中、SGCの科学者として新しいテクノロジーを研究・開発していたライアは、生体エネルギーの技術を応用したガードスーツの試作モデルを完成させます。
そのテストパイロットとして実験に参加していたジョン。彼が操縦する試作モデルのガードスーツは脅威的なパフォーマンスを発揮し、周囲の研究員を驚嘆させるものでした。
しかし、実験の途中でガードスーツは暴走を起こし、操縦していたジョンも救急搬送される事態に。ところが彼を乗せた救急車は、カルト教団・ドルドから差し向けられた刺客によってさらわれてしまうのでした。
じつはSGCでテストパイロットとして勤務していたジョンはキャンサー出身で、その体内には悪魔の種が植えつけられていたのです。そして、ジョンを拉致したドルドは、さらに破壊神サルドゥの鎧もジョンの体内に埋め込み、悪魔の化身を復活させようと…
『聖獣機サイガード』の魅力とは?
完成度が高いアニメーション
とても1989年に制作・発売された旧作ということが信じられないクオリティーを実現しています。キャラクターデザインという点においても、有機的な側面が際立ち、作品そのものの個性のインパクトが強いです。
45分という短めの本編時間の中で展開されるストーリーも、詰め込まれた要素の充実ぶりに感心させられます。全ての要素が高い次元に融合していて、そのレベルの高さは現在のアニメ作品にも引けを取らないと思います。
過激なグロ描写
作画がきれいなこともあって、そういった場面のインパクトも相当に強いです。その手の描写が苦手なユーザーは視聴するのを避けたほうがいいかもしれません。逆にグロ描写を好む層にとっては堪らないと思います。
さらには顔面にドリルが突き刺さる、銃で撃たれて顔に風穴が開くといった場面にもゾっとさせられるものがありますね。
出演している声優陣も凄い
二度と再現できない声優陣の豪華さという部分も『聖獣機サイガード』の魅力を語るうえで見逃せないポイントです。
ジョンを演じているのは、
ライアを演じているのは、
アドラーを演じているのは、
いずれもアニメ史上に名を残す声優ばかりです。特に鶴ひろみさん・鈴置洋孝さんに関してはお亡くなりになっており、そういった意味でも、希少価値のあるコンテンツだと思います。
そして、草尾穀さん・鶴ひとみさんといった組み合わせは、『ドラゴンボールZ』のトランクス役・ブルマ役を思い浮かべてしまいますよね。『聖獣機サイガード』では恋人同士のような関係性なので、それぞれの演じ分けを比べてみるのも面白いでしょう。
『聖獣機サイガード』のまとめ
アニメーションとしての完成度の高さ、過激なグロ描写、出演している声優の豪華さという部分が魅力的な『聖獣機サイガード』。クオリティーは現在のアニメ作品にも引けを取らないレベルですが、グロ描写という部分では現在では再現できるものではないでしょう。
草尾毅さん・鶴ひとみさん・鈴置洋孝さんの仕事ぶりも見逃せません。珍しく鈴置洋孝さんが悪役に徹しているコンテンツで、そういった部分にも着目したいですね。
記事内には本編動画も掲載していますので、この機会にぜひ『聖獣機サイガード』をご覧になって、その魅力を堪能なさってください。時代に埋もれてしまった隠れた名作に巡り逢えますよ。