「カエルの為に鐘は鳴る」はいつ発売?
『カエルの為に鐘は鳴る』は、1992年9月14日に任天堂より発売されたゲームボーイ専用のソフトです。
「変身ギャグベンチャー」というキャッチコピーで、全体的にコメディチックなゲームで、
ダンジョンはゼルダのような要素もありつつ、謎解きをしながら進むという新しいRPGアクションゲームでした。
2012年に3DSのバーチャルコンソールとして復活しましたが、リメイクや続編などは登場していません。
音楽を担当しているのは、あつ森でおなじみ「とたけけ」のモデルとなっている戸高一生さん。
いまだに根強いファンのいる、隠れた名作です。
ストーリーを簡単に!
主人公は、熱血漢で情にもろいが何でもお金で解決しようとするサブレ王国の王子。
ライバルは、クールでオシャレなカスタード王国のリチャード王子。
悪の大王デラーリンにとらわれたティラミス姫を助けに行くというストーリーです。
ギャグ要素が多く、ふざけたゲームなのでは…?と序盤は心配になりますが、最後には2人の熱い友情に泣ける展開となっています。

どんなゲームだった?
主人公のサブレ王国王子は、カエルになったりヘビになったりします。
カエルやヘビの特徴を活かしてダンジョンを攻略していくのですが、簡単そうに見えて意外と頭を使う、謎解き要素満載のゲームでした。
RPGの主人公は基本的にあまり喋らないイメージですが、この主人公はよく喋るという点がちょっと変わっていたゲーム。
よく喋ってくれるため、説明書を読まなくても主人公の人となりがわかり、感情移入することもできました。
当時にしては珍しく、セリフに漢字が使われていたのも新しい点でした。
たくさんのパロディがあった?
「カエルの為に鐘は鳴る」では、登場人物や地名などに、今では考えられないようなパロディがたくさん散りばめられていました。
プレイしていた小学生当時は気づかないネタも多数でしたが、許可を取っているのか心配になるような攻めたものもありました。
・ゲームタイトルが、ヘミングウェイの「誰がために鐘は鳴る」のパロディ
・ゲロベップ温泉(下呂・別府温泉?)
・カザンの名前が、フーリン火山
・火山で仲間になる「カザンオールスターズ」
・カザンオールスターズのリーダーの名前がヘースケ(桑田佳祐?)
・埋蔵金堀りに夢中なこぴーらいたー(糸井重里?)
・東京コミックショーZというキャラクター。「レッドスネークカモーン!」
・ナンテンドウ=任天堂?自社パロディ。
・回復アイテムに「ワイン一番搾り」
王子たちは他のゲームにも友情出演
主人公サブレ王国の王子は『大乱闘スマッシュブラザーズ』、
ライバルのリチャード王子は、『ゼルダの伝説夢を見る島』に出演しています。
まさかの登場に、本作ファンは歓喜でした。
リチャード王子の家にはカエルがいっぱいいますね。
登場シーンでは、カエルの為に鐘は鳴るのお馴染みBGMも流れていて、本作ファンは歓喜でした。
ユーザーの声
発売から30年近くなりますが、いまだに名作として語り継がれているこのゲーム。
リメイクや続編を期待する声も多く挙がっています。
微妙なパロディが多かったため、なかなか難しいのかもしれませんが…。
ファンとしてはぜひ、Nintendo Switchなどでもプレイできると嬉しいです。