『魔宮戦場』とは?
『魔宮戦場』
OVA版『魔宮戦場』
今回の記事では、こちらのOVA版『魔宮戦場』の内容を中心に振り返っていきたいと思います。
OVA版『魔宮戦場』の本編動画・ストーリー
たまたまシリコンバレーの街中で、田舎にいるはずの恋人と瓜二つの女性を見掛け、声をかける丈。恋人に似ているだけで別人のはずの彼女。そんな彼女の個人情報を検索してみると、何故なのか、丈の恋人と全く同じ経歴であることが分かって気持ち悪さを感じます。
それを機に自分自身の記憶に違和感をもつようになり、改めて自分自身のことを検索してみると、丈の個人情報は不思議と国家機密扱いになっていました。そして、機密情報を調べていくうち、そこには恐るべき出生の秘密が明らかになります。それと同時に、刺客に襲われるようになる丈…
テストモデルとして作られたはずの丈は、死闘の中で、その能力を開花させていきました。
数々の激闘を潜り抜け、力を使い果たしてしまった丈は、超能力をもつ不思議な少女・綾に助けられます。
そんななか、深手を負った巨大な海洋生物が発見され、綾の父親が務めている民間の研究機関に保護されました。研究者たちを驚かせたのは、その海洋生物の傷の治りの早さ。その海洋生物もクローニング技術によって生み出されたもので、丈と同じよう、ロックフォード財団によって生み出されたものだったのです。
機密が漏洩することを恐れたロックフォード財団の手は、民間の研究機関に及び、手段を選ばず施設を襲撃。保護された海洋生物を処分しようと躍起になっていました。海洋生物を同じような境遇をもつ丈は、そんな場面を黙って見ておけず…
OVA版『魔宮戦場』の魅力とは?
インテリだった主人公の激変ぶり
少しネタバレになってしまいますが、しかし、その変貌ぶりには一見の価値があります。
映画『ターミネーター』のサイボーグのような無敵さで丈に迫ってくる刺客ですが、変貌を遂げた丈は圧倒的なパワーで刺客を倒してしまいます。一時的には理性を失ない、通りがかりの女性をレイプしてしまうほどのワイルドさも見せました。
この急展開によるサプライズは、多くの視聴者を釘付けにするものだと思います。
ドラゴンボールも顔負けの戦闘描写
アクセル全開の自動車をも凌ぐダッシュ力、人間の頭部を貫通するパンチ力、家屋や建築物を簡単にぶっ壊してしまうパワー、いずれも超人的なもので、そんな超人たちの戦いは見ていてワクワクするものがあります。
筋肉ムキムキで重厚そうな見た目に似合わず、俊敏な動きも再現されおり、単純な力比べといった描写になっていないところも見逃せないポイントです。
人工的に生み出された丈の行く末
自分自身の本当の生い立ちを知った丈は、命をモノとして扱うロックフォード財団に復讐を誓うようになります。全体的な流れに関しては、
『仮面ライダー』シリーズ
こちらに近いイメージもあります。
しかし、勝手に人体改造されてしまった仮面ライダーと、最初からクローン人間の実験体として生み出された『魔宮戦場』の丈では、生命に対する重みが違うと思います。自分自身の命を”おもちゃ”にされている感覚は、どうしても後者のほうが強くなりますよね。
仮面ライダーでは敵対する組織に対しての復讐という感情は描かれていませんでしたが、OVA版『魔宮戦場』は復讐という感情も色濃く描かれていて、単純な正義の味方といった構図になっていないところも面白いです。
OVA版『魔宮戦場』の口コミ・評価
実際にOVA版『魔宮戦場』を視聴されたユーザーの口コミ・評価をピックアップさせていただきます。視聴前・視聴後の参考になると思いますので、こちらの意見もチェックしてみてくださいね。
OVA版『魔宮戦場』のまとめ
信じられない変貌を遂げる主人公・丈が魅力的なOVA版『魔宮戦場』。視聴者によっては突拍子がないストーリー展開にも映るようですね。しかし、このインパクトは本編に惹きつけられる要素として、本編の大きな魅力なのだと思います。
ドラゴンボール顔負けのバトル描写も、見ていて視聴者をワクワクさせるポイントです。迫力に欠けるといった意見もあるようなので、この辺りはユーザーによって評価が分かれるところなのかもしれません。
内容的に、少し『仮面ライダー』チックなところも面白いですね。しかし、主人公の感情移入という部分では、世界の平和を守るヒーロー像とは違ったもので、個人的な復讐というような色が濃いのも盛り上がるところではないでしょうか。
記事内には本編動画も掲載していますので、この機会にご覧になって、そのドラマチックな物語を楽しんでみてくださいね。