『あぶない少年III』
『あぶない少年III』は1987年から続いた「あぶない少年」シリーズの第三弾で、1988年10月から1989年3月までテレビ東京系列にて放送されていた全23話のテレビドラマです。この作品でSMAPはドラマデビューを果たし、メンバー全員が本人役で出演していました。湘南にある渚学園中等部を舞台に、渚学園放送部の6人が様々な問題を解決していく物語。他にも事務所の先輩で光GENJIのメンバーだった佐藤アツヒロさんや当時平家派のメンバーとして活動していた現・TOKIOの城島茂さん、国分太一さんも出演していました。またSMAPとの共演も多かった観月ありささんとはこの頃からのご縁でしたね。SMAP全員が出演した貴重な連続ドラマ作品です。
キンキが出演した3つの名作
CDデビュー前から演技力に定評があったキンキキッズ(KinKi Kids)の堂本剛さんと堂本光一さん。『金田一少年の事件簿』や『銀狼怪奇ファイル〜二つの頭脳を持つ少年〜』など個人での大活躍はもちろんのこと、2人一緒に出演したいずれの作品も大ヒットへと導いた実力派デュオです。彼らはまさに青春ドラマのヒーローでした。そんな2人が共演し今なお名作として語り継がれる3つの作品がこちら!
『人間・失格~たとえばぼくが死んだら~』

『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』は1994年赤井英和さん主演によりTBSで放送されたサスペンス・学園ドラマです。本作をきっかけにキンキキッズの知名度は一気に全国区となり、同時に俳優としての演技力の高さも大いに評価されました。この物語の真の主役とも評された剛さん演じる大場誠の存在感と複雑な家庭環境で育ち、「頭の中にハエがいるんだ」という強烈な台詞でインパクトを残した光一さん演じる影山留加。イジメや体罰など過激な描写が問題視されながらも、今なお語り継がれる秀作であり、ジャニーズJr時代からこのような難しい役どころに抜擢されたキンキの凄さを感じる1作でもあります。
『若葉のころ』

『若葉のころ』は1996年にTBSで放送されたキンキキッズ主演の青春群像劇です。貧しくも妹と弟のためアルバイトと学業を両立させながら懸命に生きる相沢武司(堂本剛)と大病院の次男で何不自由なく育った藤木甲斐(堂本光一)という対照的な2人の友情が美しくも儚くて、人間・失格とはまた違った切なさがありました。そして奥菜恵さん演じる蒔田泉の存在がより2人の友情を複雑なものへと変化させたのは、まさに青春でしたよね。さらにCDデビュー前のキンキが歌うエンディングテーマ曲「FRIENDS」がストーリーに深い哀愁をプラスし、観るものをキュンとさせるのです。
『ぼくらの勇気 未満都市』

『ぼくらの勇気 未満都市』は1997年に日本テレビで放送されました。この作品はCDデビュー後初の連ドラ共演作であり、また当時ジャニーズJrだった嵐の相葉雅紀さんと松本潤さんも出演しています。2人はこれが連ドラ初出演。キンキが歌う主題歌「愛されるより愛したい」もドラマと共に大ヒットし、この曲を聴けば一瞬にしてあの頃の風景を思い出すという人も少なくないでしょう。そして劇中で約束した「20年後またここで会おう」という言葉通りに、放送から約20年、さらにはキンキキッズデビュー20周年というタイミングを迎えた2017年、続編となる『ぼくらの勇気 未満都市2017』がスペシャルドラマとして帰ってきました。当時嵐の2人と共にジャニーズJrの1人としてキイチ役で出演し、その後芸能界を引退した小原裕貴さんの特別出演も素敵なサプライズでしたね。
『D×D』

『D×D』は1997年に日本テレビで放送された長瀬智也(TOKIO)さんと岡田准一(V6)さんによる初共演作です。当時すでに『白線流し』で演じた影のある渉役で高い評価を受けていた長瀬さん。そして今では日本の映画界に欠かすことのできない実力派俳優の一人となった岡田さんですが、この頃はデビュー2年目にして本作がV6全員で主演した『Vの炎』以来、単独での連続ドラマ出演はこれが初めてという状況でした。その後2人は『タイガー&ドラゴン』で再共演を果たします。ちなみに主題歌を歌うTomoya with 3Tとは長瀬さんのソロプロジェクト名で、「ETERNAL FLAME」はアメリカの女性バンド・バングルスのカヴァー曲でした。TOKIOのボーカル・長瀬智也とはまたひと味違った甘い歌声でしたね。
『PU-PU-PU-』

『PU-PU-PU-』は1998年にTBSで放送されたV6のヤングチーム、森田剛さん三宅健さん岡田准一さんからなるカミングセンチュリー(通称:カミセン)が主演した作品です。喧嘩っぱやいけど曲がったことが大嫌いな正義感溢れる丹下隼人(森田)と、お調子者で少々KYな所はあるけどどこか憎めないムードメーカー的存在の楠木陸男(三宅)、そして女ったらしだけど頭の良さが長所の小峰和哉(岡田)というまったくタイプの異なる3人を演じました。皆さんは誰推しでしたか?彼らは当時97年から始まった人気バラエティー番組『学校へ行こう!』も絶好調なスーパーアイドルど真ん中!翌年には『俺たちの旅』のリメイク版『新・俺達の旅 Ver.1999』で再び3人揃って主演を務めています。
『山田太郎ものがたり』

『山田太郎ものがたり』は2007年にTBSで放送され、嵐の二宮和也さんと櫻井翔さんの共演で話題を呼んだ学園ドラマです。またヒロインを務めた多部未華子さんは本作が連続ドラマデビュー作。さらには菊池桃子さんが12年ぶりに女優業へ復帰した作品でもありました。二宮さん演じる山田太郎は容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能で女子にもモテる学園イチの王子様!しかし唯一の欠点は超が付くほどの貧乏だということです。でも太郎はそんなことちっとも気にしていません。両親と6人の弟妹を守る極貧一家の長男という苦労人でありながら明るく家族思いな彼が何とも健気でキュンとしましたよね。そして櫻井さん演じる裕福な家庭に生まれ、山田家の実態を知るも温かく見守る御村託也。そんな2人のやり取りにもほっこりしました。嵐が歌う主題歌「Happiness」もドラマの世界観にピッタリとハマり大ヒット!まさに観るものを幸せな気持ちにする学園ドラマの秀作です。
『野ブタをプロデュース』

『野ブタ。をプロデュース』は2005年に日本テレビで放送された学園ドラマの名作です。KAT-TUNの亀梨和也さんと当時NEWSの山下智久さんの共演で大きな話題を呼び、ヒロイン小谷信子(通称:野ブタ)を演じた堀北真希さんの出世作としても知られています。居場所を得るために自らを演出しクラスの人気者として君臨する修二(亀梨)。それとは対照的にクラスでは浮いた存在の彰(山下)。そして根暗でいじめられっ子の転校生・野ブタ。一見分かり合えそうもない3人が互いにぶつかり合いながらも、成長させる友情は感動ものです。そして期間限定ユニット修二と彰名義で発売した主題歌「青春アミーゴ」は累計162.6万枚以上を売り上げる大ヒットを記録し、多くの若者の青春時代を彩りましたよね。また2017年に放送された『ボク、運命の人です。』でも再び共演し、ユニット亀と山Pとして同ドラマの主題歌「背中越しのチャンス」を発表しています。
『未満警察 ミッドナイトランナー』

『未満警察 ミッドナイトランナー』は2020年に日本テレビで放送されたSexy Zone(通称:セクゾ)の中島健人さんとKing & Prince(通称:キンプリ)の平野紫耀さんによるダブル主演作品です。同ドラマは2017年公開の韓国映画『ミッドナイト・ランナー』のリメイクで、2人は頭脳派の本間快(中島)と肉体派の一ノ瀬次郎(平野)という対照的な役柄を真っすぐに、そして爽やかに演じました。このスーパージャニーズのドラマ初共演にセクゾファン、キンプリファン共に大いに沸いたことでしょう。両グループが担当したダブル主題歌も話題になりましたよね。主演映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』で注目された中島さんとドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』の神楽木晴役で大ブレイクを果たした平野さん。まさに次世代のジャニーズを牽引するであろう2人の熱い共演にはとても華がありました!
まとめ
ジャニーズアイドルには私達をワクワクさせる夢があります。そして疲れを吹き飛ばすパワーがあります。さて次はどんなサプライズ共演が待っているのでしょうか。今から楽しみですね。皆さんはどんなジャニーズ作品が好きですか?