声優界の生ける伝説・野沢雅子さん
野沢雅子さんのプロフィール
野沢雅子さんの経歴
1936年、画家・野沢蓼洲さんの愛娘として生を受けた野沢雅子さん。驚くことに、3歳のときには子役として映画出演を果たしています。父親の創作活動のため、野沢雅子さんは小学3年生から高校卒業までの期間を群馬県利根郡で過ごしました。
その当時、劇団の経営状況は厳しく、女優の仕事だけでは生計が成り立たなかったため、野沢雅子さんは声優に活動の場を求めました。
そのうち、女優よりも声優としての仕事でメジャーになっていった野沢雅子さん。少年役を演じる声優として、その地位を確固たるものにしていきました。現在のご活躍ぶりから察するに、天職に巡り合えたのではないでしょうか。
声優としての功績が認められ、2013年には声優アワード・功労賞を受賞。2014年には特定非営利活動法人である東久邇宮記念会から文化褒賞を贈られています。
2017年には『ドラゴンボール』関連のゲームで主人公・孫悟空を演じている声優として、
ひとつのビデオゲームのキャラクターを最も長い期間演じた声優、ビデオゲームの声優として活動した最も長い期間、この二つの項目でギネス世界認定されました。
野沢雅子さんにまつわるエピソード
プロ声優としての姿勢
そのような時代を経験しているためか、野沢雅子さんは高いプロ意識を持っていることでも有名です。自宅が家事で半焼したときすらも、近所から服を借りて職場に行き、仕事には穴を開けなかったといいます。
旦那・愛娘について
ご夫婦には、塚田由華さんという愛娘がいます。しかし、塚田由華さんという名前は知られているものの、ご本人は芸能活動をしている様子もなく、それ以上の情報は掴めませんでした。すでに結婚されていたら、現在は名字も変わっているかもしれませんね。
塚田正昭さん告別式 妻の声優、野沢雅子は「お父さん」と号泣 - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)
塚田正昭さんは2014年、75歳でお亡くなりになりましたが、告別式で由華さん父親・塚田正昭さんの8年間に渡る壮絶な闘病生活を明かしています。肝臓病を患い、心臓病・腎臓病も併発していたのだそう。
さすがの野沢雅子さんも、この時ばかりは、かなりの落ち込みをみせたといいます。
ギャラ・年収は破格?
番組の交渉によって金額は変わってくるそうですが、平均して30万円ほどだと言われています。新人とのギャラの差は10~20倍といったところでしょうか。そう考えると、週2本のレギュラー番組をこなして240万円ほど。その他にもナレーションやテレビ以外の仕事を勘案すると、月収にして500万円ほどと考えられます。
年収にして1億とはいかないまでも、数千万円クラスであることは容易に想像がつきます。
ちなみに億単位の年収を稼ぐ声優もいるといいますから、やはり芸能界には夢がありますね。
野沢雅子さんの主な代表作品
こちらに関しては、ミドルエッジ内に野沢雅子さんが演じてきた番組・キャラクターをまとめた記事がありますので、そちらのリンクを掲載させていただきます。ぜひリンク先の記事もご覧になってみてください。
あなたはどの世代?声優・野沢雅子さんの代表作まとめ - Middle Edge(ミドルエッジ)
上記のリンク先で紹介されていない番組・キャラクターとして、
こちらでも主人公を演じていて、私たちミドルエッジ世代の記憶に刻まれていますよね。その声を脳内再生できるような猛者も多そうです。
『あらいぐまラスカル』だけは、野沢雅子の作品の中でも異端なものかもしれませんね。動物の鳴き声を演じ分けているところに、レジェンド声優としての仕事ぶりに凄みを感じます。
2018年、野沢雅子さんはフジテレビ系列のテレビ番組『ダウンタウンなう』に出演され、そのことを松本人志さんにイジられていましたね。
現在の野沢雅子さんの活動ぶり
現在も、生ける伝説として活躍されている声優・野沢雅子さん。まだまだお元気そうですが、後継者の問題については考えさせられるところです。
野沢雅子さんのモノマネで一気にブレイクしたお笑いコンビ『アイデンティティ』の田島直弥さん。あまりのソックリぶりに、そのまま野沢雅子さんの仕事を受け継いでも問題なさそうですよね。
声優という職業にスポットを当てるなら、ベテランの山口勝平さんも後継者として名前が挙がる存在です。『名探偵コナン』の工藤新一、『犬夜叉』の犬夜叉などを演じている有名な声優で、野沢雅子さん自身も孫悟空のモノマネが似ていると太鼓判を押されています。
野沢雅子さんについて、現在は、テレビ放送の『ドラゴンボール』シリーズも終了していますが、その他のアニメ作品の出演は今も少なくありません。舞台演出の仕事もこなし、若手の声優を育成するための講演もしているようです。
きっと最前線から退くことはせず、このまま生涯現役を貫かれるのでしょうね。まだまだご活躍する姿を見ていられそうですね。今後のますますの飛躍を祈って、記事を締め括りたいと思います。最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。