『県立地球防衛軍』とは?
『県立地球防衛軍』
アニメ版『県立地球防衛軍』
今回の記事では、こちらのアニメ版『県立地球防衛組』の内容を中心に紹介させていただきます。
アニメ版『県立地球防衛軍』の本編動画・ストーリー
県立地球防衛軍のメンバーには、空気の読めない熱血漢・盛田弘章、大きな体格を取り柄とする武井助久保、異常な男性趣味をもつ女子部員・伊福部あき子といった個性的な面々が揃うことに。その中に、不慮の交通事故でサイボーグの身体に改造されたインドの留学生カーミ・サンチンも加わることになります。
悪の秘密結社である『電柱組』の活動ぶりはグタグタで、それに立ち向かう県立地球防衛軍にもヒーローらしさはありません。毎度のようにくだらない戦いを繰り広げ、ひたすら周囲に迷惑をかけている『電柱組』と県立地球防衛軍。果たしてどのような結末を迎えるのでしょうか…
アニメ版『県立地球防衛軍』の魅力とは?
オープニング映像
(オープニング映像…まったく本編と関係ないじゃん…)
思わず、そんなツッコミを入れたくなるでしょう。そのうえ、SF風なオープニング映像の完成度がムダに高いところも…
(全力でふざけてる…)
と思えてくるポイントといえるでしょう。県立地球防衛軍のアクションが際立ち、本編では見せないような格好良さが、逆に笑えてしまう構成に仕上げられています。
『巨人の星』のオマージュ?
そもそもは野球部員である県立地球防衛軍のメンバーたち。物語冒頭では、部活動に励む部員たちの姿が描かれています。しかし、その描写は…
『巨人の星』
こちらの作品を思い浮かべてしまう視聴者が多いはずです。主人公・盛田弘章の投球フォームは、明らかに大リーグボールを彷彿をさせるもので意図的に演出していることが伺えます。
さらには、その声を演じている声優も、『巨人の星』で主人公・星飛雄馬を演じた…
こちらのレジェンド的な存在が担っていることも見逃せないポイントです。
あの星飛雄馬の真面目さや熱血ぶりを思い浮かべてしまうから、『県立地球防衛軍』の盛田弘章のダメっぷりが返って笑えてしまうように思えます。
『機動戦士ガンダム』の構図?
主人公・盛田弘章の声を演じているのは、声優・古谷徹さんであることは紹介しましたが、『電柱組』の頭領であるチルソニア将軍の声を演じるのは…
池田秀一さん
こちらもレジェンド的な声優であることは、誰もが認めるところでしょう。
古谷徹さんと池田秀一さんの敵対関係といえば、やはり…
『機動戦士ガンダム』
こちらの作品を思い浮かべてしまうミドルエッジ世代は多いはずです。
『県立地球防衛軍』での配役も、『機動戦士ガンダム』のアムロとシャアを思い浮かべてしまうもので、声を聞いてニンマリしてしまうところだと思います。
こうして考えると、オープニング映像がSF風だった理由にも少し納得させられますよね。宇宙を舞台に壮大なスケールで戦争を描く『機動戦士ガンダム』。一見すると関係性がないように思えるアニメ版『県立地球防衛軍』のオープニング映像ですが、このような繋がりを見出すことができます。これは偶然の一致なのか、意図的に狙ったものなのでしょうか…
アニメ版『県立地球防衛軍』まとめ
1980年代のアニメ作品としては、その秀逸なオープニング映像に驚かされますが、じつは全力でギャグテイストに走っているという二重のサプライズが仕掛けられています。
そして、『巨人の星』『機動戦士ガンダム』を彷彿とさせる構成も素晴らしいです。
Wikipediaには、
という記載もあり、当時は専門家にも注目されていたコンテンツだったことも伺えます。
この機会に、ぜひ記事内に掲載している本編動画をご覧になって、その魅力を堪能なさってくださいね。