声優・田中真弓さんのお仕事まとめ!田中さんといえばクリリン?ルフィ?

声優・田中真弓さんのお仕事まとめ!田中さんといえばクリリン?ルフィ?

ドラゴンボールのクリリン、ワンピースのルフィなど印象的な役が多い声優の田中真弓さん。あなたはどの作品を最初に思い浮かべますか?


駆け出しのころから少年役で活躍!

田中真弓さんは学生時代演劇部に所属。短大を卒業した後は舞台女優になろうと決意します。そして様々な劇団のオーディションを受けるのですが不採用ばかり。

「あなたは背が低いし小顔だから舞台映えしない」と言われてしまいます。妖精や子供など役が限られてしまうということだったんですね。アナウンサー試験にも応募していたのですが、最後の5人まで残るも不採用だったそうです。

そんな時、テアトル・エコーの音響担当の方に出会い、そのまま入団することになりました。現在も実は本業は女優なのですが、声優やナレーターとしても活動されています。

声優としては1978年に「激走!ルーベンカイザー」の高木涼子役で声優デビューします。最初は女性役でしたがその後は少年役が多かったです。

初期の代表作には「森の陽気な小人たちベルフィーとリルビット」のリルビット、「ダッシュ勝平」の坂本勝平、アニメではないですが子ども丸向け番組「おーい!はに丸」のはに丸役などがあります。

新人の頃から主役も多かったんですね。

「ドラゴンボール」のクリリン役でおなじみ

田中真弓さんの代表作はたくさんありますが、一番にクリリンを挙げる人も多いのではないでしょうか。私はやはりドラゴンボール世代なのでクリリンのイメージが強いです。主役ではないのにこれだけ印象的というのもすごいと思います。

「ドラゴンボール」は1986年に最初にアニメ化され、2018年にも最新作が公開されていますから30年に渡って演じているキャラクターなんですね。最初の頃は新人だった田中さんも今では余裕をもってクリリンを演じられるようになったのだとか。

「ドラゴンボールZ」をリメイクした「ドラゴンボール改」では、クリリンが悟空のことをどのくらい好きかというのが分かり、悟空が死ぬシーンの演じ方も変わってきたのだとか。

「ドラゴンボール」ではクリリンだけでなく、ヤジロベーの声も担当しています。ヤジロベーはクリリンが死んでしまった時に初登場しています。作者の鳥山明先生が「田中さんの声が聴けなくなるのはさみしい」ということでヤジロベーの声をお願いしたそうです。

田中さんは演じ分けのために、ヤジロベーは名古屋弁にしているんですよ。その後はクリリンとヤジロベーが同時に登場するシーンもあったので大変だったでしょうね。

さらに、2代目占いババの役も担当しているんですよ。有名なキャラを3つも担当しているなんてすごいですね。

ワンピースでは主人公「ルフィ」を担当!

もう少し下の世代の方にとっては田中さんといえばルフィという方が多いでしょう。
ワンピースは1999年にアニメ化されていますのでこちらもすでに20年以上演じられているんですね。ドラゴンボールはずっと放送が続いているわけではないですが、ワンピースは20年以上ずっと続いているので一番多く演じたキャラクターになるでしょうね。

ルフィからはたくさんの影響を受けているそうです。例えば、アーロンのエピソードの回。それまで田中さんはワンピースでは座長として全部ひとりで頑張らなくてはいけない、という意識が強かったそうです。

ですがルフィの「おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自身がある!!!」というセリフを聞いて考え直したそうです。リーダー論はかなりルフィーに影響を受けているんだそうですよ。

ご本人のお気に入りの役は「チビ太」!

田中さんといえばクリリン、ルフィを挙げる人が多いと思うのですが、本人が一番のお気に入りの役は「新・おそ松くん」のチビ太だそうです。昔から知っているキャラクターの声ということで緊張もあったでしょうが、この役がお気に入りなんですね。

「てやんでぃバーロイチキショイ」「しっかりこまたき」「いやーんもう」などはチビ太の決め台詞でもあるのですが、じつは田中さんのアドリブから生まれたのだとか。アドリブが決め台詞になるなんてすごいですよね。それだけキャラクターの心をつかんでいるのでしょう。

特に「てやんでぃバーロイチキショイ」は、DVDのジャケットにも使用されています。さらに、その後「とっても!ラッキーマン」の追手内洋一役や「ゲゲゲの鬼太郎(第5作)」の毛目玉役でもこのセリフを使っています。こうなるとチビ太の決め台詞というよりもはや田中さんの決め台詞ですよね。

田中さんの代表作は他にも!

田中さんの代表作は他にもたくさんありますよ。

「魔神英雄伝ワタル」の戦部ワタル、「獣神ライガー」の大牙剣、「南国少年パプワくん」のパプワ、「幽☆遊☆白書」のコエンマ、「忍たま乱太郎」の摂津のきり丸など。

やはり少年役、男性役が多く主役を演じることも多いですね。長年クリリンとして孫悟空の友人役をやっていますが「手塚治虫物語 ぼくは孫悟空」では孫悟空役をやっているというのも注目です。

女性役では「花田少年史」では主人公の母役、「火ノ丸相撲」では主人公の祖母役、「ゲゲゲの鬼太郎(第6作)」では砂かけばばあ役を担当されています。女性役の田中さんも新鮮ですね。

現在でも声優だけでなく、女優、ナレーターとしても活躍している田中さん。今後の活動も楽しみですね!

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