「日テレ版ドラえもん」などで著名な声優・富田耕生さん死去。
60年代より様々なアニメで活躍を続けてきた声優・富田耕生(とみた・こうせい)さんが、9月27日に脳卒中のため自宅で亡くなっていたことが明らかとなりました。84歳でした。
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富田さんは1936年、東京府(現・東京都)生まれ。舞台俳優としての活動を経て、1963年にテレビアニメ「鉄腕アトム」で声優としてデビュー。その後も1973年に放送された日本テレビ版「ドラえもん」のドラえもん役や、1990年にフジテレビ系列で放送された「平成天才バカボン」のパパ役、手塚治虫作品における「ヒゲオヤジ」役など、多数のアニメで活躍。2009年には第3回声優アワード功労賞を受賞するなど、声優界の重鎮として長年アニメに携わっていました。
富田耕生さんの担当した懐かしキャラの数々!
アニメに慣れ親しんだ昭和生まれ世代であれば、一度はその声を聞いたことがあるであろう富田耕生さん。その出演作は60年から2010年代まで多岐に渡っています。そのすべてをご紹介することはとても出来ないのですが、ここではその中から代表作と言えるものをいくつかピックアップしてみましょう。
大塚署長(鉄人28号)
ドラえもん(初代ドラえもん)
スニフ(ムーミン)
おっちゃん(プロゴルファー猿)
ブールーズ・ゴウト(装甲騎兵ボトムズ)
バカボンのパパ(平成天才バカボン)
60年代には「鉄人28号」の大塚署長役、「ムーミン」のスニフ役など、70年代には「ドラえもん(初代)」のドラえもん役、「ゲッターロボ」早乙女博士役、「超電磁ロボ コン・バトラーV」四ツ谷博士役など、80年代には「プロゴルファー猿」おっちゃん役、「名探偵ホームズ」ワトソン役、「めぞん一刻」響子の父役など、アニメのジャンルを問わず幅広く声優として出演。近年では、2014年から6年間「名探偵コナン」鈴木次郎吉役を担当していました。それ以外にも、洋画の吹き替え、バラエティ番組のナレーションなども担当していた富田さん。彼の独特なその声は、これからも人々の記憶に残り続けていくことでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。
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