1987年、ユニコーンのボーカル・ギターとしてメジャーデビューした奥田民生。
ユニコーンが1993年に解散し、その翌年の1994年にシングル「愛のために」でソロ活動を開始しました。
そして、この曲で自身初のミリオンセラーを達成!
歌詞はソロ活動のスタートにふさわしいストレートでポジティブなものでした。
その後も「息子」、「イージュー★ライダー」、「さすらい」など90年代にヒット曲を次々に産みだしました。
「イージュー★ライダー」というタイトルは、業界用語で30を意味する「イージュー(E10)」と映画『イージー・ライダー』をかけたものだそう。30は、奥田民生が30歳の時に作った曲だからでしょう。
これまでいくつものCMのタイアップがついた曲でもあります。
こちらも名曲。
最後の歌詞が大人になった今、ぐっときます。
ソロ活動と並行して1996年から女性デュオ「PUFFY」のプロデュースも始めます。
デビュー曲「アジアの純真」(作詞:井上陽水/作曲・プロデュース:奥田民生)は大ヒット!
その後も「これが私の生きる道」「渚にまつわるエトセトラ」など名曲を提供、プロデュースしています。

様々なアーティストと音楽活動
それ以降も現在に至るまで、以下のように様々なアーティストとユニットやバンドを結成し、イベントに参加したり、CDをリリースしています。
● 井上陽水奥田民生:井上陽水とのユニット
● 地球三兄弟:真心ブラザーズとのユニット
● 三人の侍:Charと山崎まさよしとの3人によるユニット
● O.P.KING:YO-KING(真心ブラザーズ)・大木温之(The ピーズ)・佐藤シンイチロウ(the pillows)とのバンド
● カーリングシトーンズ:寺岡呼人・斉藤和義・浜崎貴司・トータス松本(ウルフルズ)・YO-KING(真心ブラザーズ)とのバンド
● サンフジンズ:岸田繁(くるり)・伊藤大地とのバンド
また、アメリカのバンド「The Verbs」にも加入し、ツアーに参加しています。
カーリングシトーンズ オフィシャルサイト
他にも、東京スカパラダイスオーケストラのシングルにゲストボーカルとして2度参加しています。「美しく燃える森」は大ヒットしましたね。
普段のソロの時とは違う色気のある歌声が印象的でした。
そして、2009年にはファンが待ち望んでいたユニコーンの活動も再開しました。
現在もそれぞれ他の活動をしながらユニコーンとしての活動も続けています。
UNICORN.JP
ソロとして活動もしつつ、ユニコーンの再結成、さらに様々なアーティストと組んでの活動を精力的におこなっていることはファン以外にはあまり知られていないかもしれません。
Tシャツにジーンズや短パン姿など自然体で歌い、演奏する姿から一見ゆるくマイペースに活動していると思われがちですが、ソロデビューしてから長い間ずっと、リリース活動をおこないながら毎年ライブやイベントに出演し、音楽をファンに届けてくれているのです。
自主レーベルの設立
50歳を迎えた2015年5月に自主レーベル「ラーメンカレーミュージックレコード」を設立。
レーベル名の由来は奥田の好きな食べ物とのことで、インパクトのあるユーモア溢れるネーミングですね。
RCMR ラーメンカレーミュージックレコード
以前は何をやるにもそんなに簡単じゃなかったんですよ。ソロは手軽さが売りなのに、スピードが遅くて。それがイヤで。だったらインディーズでやった方が楽だろうと。
https://junjoumusuko.com/feature/special_kishida| くるりオフィシャルサポーターズクラブ「純情息子」岸田繁×奥田民生 対談インタビュー
最近はYouTubeで様々な企画を配信中
最近は、コロナ禍でライブ活動ができないため、YouTubeで様々な企画を配信しています。
「カンタンバーチャビレ」という企画では、曲に合わせて背景を変えて弾き語りを配信。
「海へと」という曲では海の映像を背景に、「羊の歩み」という曲では羊の映像を背景に、また「リー!リー!リー!」という曲ではメンバー全員奥田民生バンドの映像を背景にと見るファンをくすりとさせてくれます。
そして、このYouTubeで公開された動画に加え、さらに新たに2曲収録されたミュージックビデオ集Blu-ray&DVD「カンタンバーチャビレ」2020年11月11日(水)の発売が決定!
奥田民生 | ミュージックビデオ集「カンタンバーチャビレ」特設サイト
「カンタンテレタビレ」という企画では、ユニコーンやカーリングシトーンズ(寺岡呼人・斉藤和義・浜崎貴司・トータス松本・YO-KING)などをゲストに全員で演奏するミュージシャンらしいものから、お互いのお宝を紹介し合ったり、マジカルバナナをしたり、野球の話をしたりと奥田らしいゆるいものも。
奥田民生 - 『カンタンテレタビレ』 - YouTube
全員での演奏時はなんと、それぞれがせーのでプレイボタンを押して元の曲を聞きながら演奏しています。
お互いの音を聞こえない状態で演奏しているので少し音がずれるのもご愛敬。そこがまた生ならではを感じさせます。
演奏を聞けることもファンとしてはとても嬉しいことですが、ゲストのメンバーもそれほどテレビ出演の多いメンバーではないのでみんなでゆるりと話したり、くだらないことで楽しそうに笑っている姿を見ることも特別感があるのではないでしょうか。
今はライブはできないけれど、ファンに少しでも楽しんでもらいたい!という気持ちがとても伝わってきますね。
背景を変えて弾き語りをしたり、せーので演奏したものを見せるなど様々なアイディアを形にする行動力はさすがの一言。
何歳になっても様々なことにチャレンジし、音楽を楽しんでいる奥田に憧れ、あんな風に生きたい!と思うファンはたくさんいます。
現在もコンスタントに配信されているので気になった方は是非チェックして、奥田民生ワールドをお楽しみください!