第2次怪獣ブーム / 変身ブーム(1971年から1974年)/ 変身ヒーローが続々と登場する
「第二次怪獣ブーム」は、1970年代前半から中盤における子供向け番組のブーム。別名「変身ブーム」ともいう。
第2次怪獣ブーム / 変身ブーム(1971年から1974年頃まで)においては、ウルトラシリーズなどの「巨大ヒーロー」と仮面ライダーシリーズなどの「等身大ヒーロー」に加え、快傑ライオン丸などの「時代劇ヒーロー」やジャンボーグAなどの「ロボットヒーロー」、「中継録画」「人形アニメ」など作品内容に様々なバリエーションが生まれ、「特撮(実写)ヒーロー」ジャンルの多様化が進んだ。
1972〜1973年には、「第2次怪獣ブーム / 変身ブーム」がピークを迎え作品は一気に増加。最高で週に10作以上放送されていた。
1974〜1975年頃が、変身ブーム終焉の時期になった。オイルショックによる制作費の高騰やいくつかのスポンサーの倒産により特撮作品数は大幅に激減した。
「ヒーローもの」の流れとしては『マジンガーZ』(1972年)から始まった「巨大ロボットアニメ」が「変身ブーム・変身ヒーローもの」を引き継ぐ形になり、1970年代後半はロボットアニメが主流となった。
仮面ライダー(1971年)/ 「変身ポーズ」を社会現象にまで押し上げたエポック作品。
変身ヒーローの原点にして頂点『仮面ライダー』(1971年)/ 変身ブームを牽引した
本郷猛(藤岡弘)、一文字隼人(佐々木剛)、風見志郎(宮内洋)「変身!」/ 社会現象「変身ブーム」の発生源
「仮面ライダー変身ベルト」や「仮面ライダースナック」(仮面ライダーカード)などキャラクター商品も大ヒット
仮面ライダースナックには、1袋に1枚の「仮面ライダーカード」が付属していた。
昭和特撮ヒーローの変身シーンまとめ。ウルトラマンシリーズ・仮面ライダーシリーズ・スペクトルマン・シルバー仮面他、名シーン続出の変身オンパレード。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
帰ってきたウルトラマン(1971年)/「第2次怪獣ブーム」を牽引したウルトラシリーズ
帰ってきたウルトラマン(1971年)/ 第2次怪獣ブームを巻き起こした
70年代末~80年代初頭にかけてブームになった“ウルトラ怪獣消しゴム”。
ウルトラ怪獣消しゴム2252体を網羅する初の公式本『ウルトラ怪獣消しゴム図鑑 』
『スペクトルマン』(番組開始当初の題名は『宇宙猿人ゴリ』(1971年))
『スペクトルマン』
『シルバー仮面』(1971年)
シルバー仮面
シルバー仮面への変身は、右拳を左掌に当て、「アタック!」と叫んで変身する。
『ミラーマン』(1971年)
『ミラーマン』(1971年)
好き! すき!! 魔女先生(1971年)/ 学園ファンタジー路線から、後半は変身アクション番組へ変更
好き! すき!! 魔女先生(1971年)
ウルトラマンA(1972年) / 「男女合体変身」
ウルトラマンA(1972年)
主人公の北斗星司と南夕子による男女合体変身
『ウルトラマンA』最終回の第52話のラストにおいて、地球を去る時にエースが子供達に残した言葉「優しさを失わないでくれ…」
快傑ライオン丸(1972年)/ 特撮番組初の「アンチヒーロー」としてのライバル、「タイガージョー」が登場。
快傑ライオン丸(1972年)
変身忍者 嵐(1972年)/ 「時代劇変身ヒーロー」。
変身忍者 嵐(1972年)/ 「時代劇変身ヒーロー」。
『アイアンキング』(1972年)/ 特撮屈指の最弱のヒーロー
『アイアンキング』
『超人バロム・1』(1972年)
『超人バロム・1』(1972年)
『愛の戦士レインボーマン』(1972年)
あのくたら さんみゃく さんぼだい・・・レインボー・ダッシュ7!
仮面ライダーV3(1973年)
仮面ライダーV3(1973年)
仮面ライダーおもちゃウェブ | バンダイ公式サイト
ウルトラマンタロウ(1973年)/ 「仮面ライダー」を意識したような、派手な「変身ポーズ」が見られる。
ウルトラマンタロウ(1973年)
ウルトラマンタロウ ウルトラレプリカ ウルトラバッジ&キングブレスレット
ウルトラマンおもちゃウェブ | バンダイ公式サイト
人造人間キカイダー(1973年)
人造人間キカイダー(1973年)
RAH リアルアクションヒーローズ No.784 キカイダー & サイドマシーン 究極版セット 全高約300mm 塗装済み アクションフィギュア セット
『ファイヤーマン』(1973年)
『ファイヤーマン』(1973年)
テレビアニメ「キューティーハニー」(1973年) / 「変身」を強調したヒロインアクション
テレビアニメ「キューティーハニー」(1973年)
鉄人タイガーセブン(1973年) / 伝説レベルの鬱展開・「妖怪ブーム」を意識し、オカルトアクションを展開。
『イナズマン』(1973年)/ 変身ブームとオカルトブームの影響を受け、石油ショックの悪影響も…。
『イナズマン』
仮面ライダーX(1974年) / 「セタップ変身」から従来のスタイルに変更
仮面ライダーX(1974年)
ウルトラマンレオ(1974年) / 当時大ヒットしていたブルース・リー映画の空手・カンフーアクション。「スポ根」の影響も色濃い。
ウルトラマンレオ(1974年)
鬼教官「モロボシ・ダン」の過酷過ぎる愛の鞭♡スポ根「ウルトラマンレオの特訓一覧」 - Middle Edge(ミドルエッジ)
仮面ライダーアマゾン(1974年)
仮面ライダーアマゾン(1974年)
『仮面ライダーストロンガー』(1975年)
『仮面ライダーストロンガー』(1975年)
「スーパー戦隊シリーズ」第1作目『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975年)/ 特撮「集団ヒーロー」の金字塔
「スーパー戦隊シリーズ」第1作目『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975年)
『アクマイザー3』(1975年)/ 衝撃のラスト!バッドエンド作品。オカルトブームの流れを汲むもの
『アクマイザー3』(1975年)
アクマ族総師団長ゲベル率いるアクマ族の悪の勢力の侵攻から地上を守り、自らを犠牲にして滅亡させたアクマイザー3は、大魔王ガルバーの呪いによってその魂をカプセルの中に閉じ込められてしまった。
続編『超神ビビューン』に続く。
少年探偵団(BD7)(1975年)/ 怪人20面相の変装を解くシーン
少年探偵団(BD7)
ポプラ社の江戸川乱歩・少年探偵シリーズは、70年代の子供たちにとって定番人気だった。
『プロレスの星 アステカイザー』(1976年)
『プロレスの星 アステカイザー』(1976年)
「巨大ロボットアニメ」ブーム(1972年から)/ 児童の興味の対象は「変身ヒーロー」から「巨大ロボット」へ
「巨大ロボットアニメ」の金字塔・始祖『マジンガーZ』
『マジンガーZ』
グレートマジンガー(1974年)
UFOロボ グレンダイザー(1975年)
合体・変形ロボット作品の元祖『ゲッターロボ』(1974年)
『超電磁ロボ コン・バトラーV』(1976年)
『超電磁ロボ コン・バトラーV』(1976年)
「巨大ロボットアニメ」ブームの影響を受けて「特撮ロボットヒーローもの」も増えた。
『スーパーロボット レッドバロン』(1973年)
『スーパーロボット レッドバロン』
『ジャンボーグA』(1973年)
『ジャンボーグA』
『大鉄人17』(1977年)
『大鉄人17』(1977年)