【昭和カルチャー&ホビーのブーム①】特撮「変身ヒーロー」が量産された「第2次怪獣ブーム / 変身ブーム」から「巨大ロボットアニメ」ブームへ

【昭和カルチャー&ホビーのブーム①】特撮「変身ヒーロー」が量産された「第2次怪獣ブーム / 変身ブーム」から「巨大ロボットアニメ」ブームへ

かつて「怪獣ブーム」を支えた円谷プロダクションによる『帰ってきたウルトラマン』が1971年に放映開始され、仮面ライダー(初代)は社会現象となった「変身ブーム」をもたらしました。1971年後半からは、特撮ヒーロー番組も一気に増えていき、「第2次怪獣ブーム / 変身ブーム」は様々な新機軸を生みだしながら、ますます加熱していきました。この「変身ブーム」から「マジンガーZ」が生み出した「巨大ロボットアニメ」ブームへと子供たちの関心が移り替わっていく流れを、1970年代の特撮変身ヒーロー作品や巨大ロボットアニメの代表作を通じて、振り返ってみましょう。


第2次怪獣ブーム / 変身ブーム(1971年から1974年)/ 変身ヒーローが続々と登場する

「第二次怪獣ブーム」は、1970年代前半から中盤における子供向け番組のブーム。別名「変身ブーム」ともいう。

第2次怪獣ブーム / 変身ブーム(1971年から1974年頃まで)においては、ウルトラシリーズなどの「巨大ヒーロー」と仮面ライダーシリーズなどの「等身大ヒーロー」に加え、快傑ライオン丸などの「時代劇ヒーロー」やジャンボーグAなどの「ロボットヒーロー」、「中継録画」「人形アニメ」など作品内容に様々なバリエーションが生まれ、「特撮(実写)ヒーロー」ジャンルの多様化が進んだ。

1972〜1973年には、「第2次怪獣ブーム / 変身ブーム」がピークを迎え作品は一気に増加。最高で週に10作以上放送されていた。

1974〜1975年頃が、変身ブーム終焉の時期になった。オイルショックによる制作費の高騰やいくつかのスポンサーの倒産により特撮作品数は大幅に激減した。

「ヒーローもの」の流れとしては『マジンガーZ』(1972年)から始まった「巨大ロボットアニメ」が「変身ブーム・変身ヒーローもの」を引き継ぐ形になり、1970年代後半はロボットアニメが主流となった。

仮面ライダー(1971年)/ 「変身ポーズ」を社会現象にまで押し上げたエポック作品。

『仮面ライダー』は、1971年(昭和46年)4月3日から1973年(昭和48年)2月10日まで、NET系列で毎週土曜19:30 - 20:00(JST)に全98話が放送された、毎日放送・東映制作の特撮テレビドラマ作品。SF怪奇アクションドラマ。

ショッカーに捕らえられ、バッタの能力を持つ改造人間へと改造された本郷猛。何とかアジトから逃れた本郷は、仮面ライダーとしてショッカーと戦いを繰り広げる。

変身ヒーローの原点にして頂点『仮面ライダー』(1971年)/ 変身ブームを牽引した

・本郷 猛(ほんごう たけし) / 仮面ライダー(1号)
・一文字 隼人(いちもんじ はやと) / 仮面ライダー(2号)
・風見志郎(かざみしろう) / 仮面ライダーV3

番組開始時の仮面ライダー1号 = 本郷猛の設定は、バイクに乗り風を受けて変身するというものだった。

後に藤岡弘が撮影中の怪我により長期休養を余儀なくされ、急遽新たに登場した仮面ライダー2号 = 一文字隼人が「変身ポーズ」の誕生のきっかけとなった。

本郷猛(藤岡弘)、一文字隼人(佐々木剛)、風見志郎(宮内洋)「変身!」/ 社会現象「変身ブーム」の発生源

「仮面ライダー変身ベルト」や「仮面ライダースナック」(仮面ライダーカード)などキャラクター商品も大ヒット

袋の中にカードが入っているのではなく、50袋入りのダンボール箱ごとに54 - 55枚のカードが同梱されており、購入時に手渡される形式だった。

仮面ライダースナックには、1袋に1枚の「仮面ライダーカード」が付属していた。

昭和特撮ヒーローの変身シーンまとめ。ウルトラマンシリーズ・仮面ライダーシリーズ・スペクトルマン・シルバー仮面他、名シーン続出の変身オンパレード。 - Middle Edge(ミドルエッジ)

帰ってきたウルトラマン(1971年)/「第2次怪獣ブーム」を牽引したウルトラシリーズ

『帰ってきたウルトラマン』は、1971年(昭和46年)4月2日から1972年(昭和47年)3月31日にTBS系で、毎週金曜19:00 - 19:30に全51話が放送された特撮テレビ番組。

怪獣と戦う防衛チーム・MAT(マット)や、巨大変身ヒーロー・ウルトラマンの活躍を描く。

帰ってきたウルトラマン(1971年)/ 第2次怪獣ブームを巻き起こした

ウルトラ怪獣消しゴム図鑑 (日本語) 大型本

ウルトラ怪獣消しゴム初の公式本。当時の子供たちは安価で手に取りやすい消しゴム人形に夢中になり、さまざまに遊び、また集めて楽しんだ。

70年代末~80年代初頭にかけてブームになった“ウルトラ怪獣消しゴム”。

ウルトラマンと怪獣の消しゴム人形は、70年代後半から、カプセルトイや駄菓子屋玩具でブームになり、集めて遊ぶ楽しさを教えてくれました。

ウルトラ怪獣消しゴム2252体を網羅する初の公式本『ウルトラ怪獣消しゴム図鑑 』

『スペクトルマン』(番組開始当初の題名は『宇宙猿人ゴリ』(1971年))

『スペクトルマン』は、1971年(昭和46年)1月2日から1972年(昭和47年)3月25日にかけてフジテレビで土曜日19:00-19:30に全63話が放送された、ピー・プロダクションが企画、制作した特撮ヒーロー番組。

サイボーグ・スペクトルマンが、地球征服を目論むゴリ博士と軍人・ラーに立ち向かう。

『スペクトルマン』

『シルバー仮面』(1971年)

『シルバー仮面』は、1971年(昭和46年)11月28日から1972年(昭和47年)5月21日まで、宣弘社と日本現代企画の製作により、TBS系で毎週日曜19:00 - 19:30 (JST) のタケダアワーにて全26話が放送された特撮テレビ番組。

放送開始45周年記念企画 甦るヒーローライブラリー 第24集 シルバー仮面 Blu-ray

【あらすじ】
宇宙人の存在を訴えながらも世間に認められず、遂には宇宙人に暗殺された春日博士の遺児である光一、光二、光三、ひとみ、はるかの5人兄妹は、父の遺産である光子ロケットエンジンを完成させるべく父と親交のあった科学者たちを訪れる旅に出た。そして、ロケットエンジンの設計図を盗み出そうと次々に現れる様々な星人の前に立ちはだかったのは、銀色の力でシルバー仮面に変身した光二だった。かくして、シルバー仮面と春日兄妹の星人たちとの長い闘いが幕を開けたのだった。

シルバー仮面

当時社会現象となっていた「変身ブーム」のなか、実相寺昭雄監督を交え、新番組として本作を企画。かつて『ウルトラシリーズ』が放映されていた、「タケダアワー」で放送されることとなった。

父・春日勝一郎博士によって改造人間となった春日光二が変身する。改造の経緯は明らかになっていない。この変身能力は劇中では「シルバーの力」または「銀の力」と呼ばれている。

シルバー仮面への変身は、右拳を左掌に当て、「アタック!」と叫んで変身する。

『ミラーマン』(1971年)

『ミラーマン』は、1971年12月5日から1972年11月26日まで、フジテレビで毎週日曜日 19:00 - 19:30 に全51話が放送された特撮テレビドラマ。

二次元人(ミラーマン)の父と三次元人の母の間に生まれた鏡京太郎が、「ミラー・スパーク」の掛け声とともに、鏡や水面など光を反射するものに飛び込んで変身する。

『ミラーマン』(1971年)

好き! すき!! 魔女先生(1971年)/ 学園ファンタジー路線から、後半は変身アクション番組へ変更

学園ドラマを機軸に、新感覚のファンタスティック・コメディーとして放送開始され、魔女っ子アニメの実写版的作品として人気を集めたSFドラマ。

かぐや姫先生の愛称を持つ、東西学園の女教師・月 ひかる。しかし、その正体は地球人が宇宙平和に及ぼす影響の報告と、現地の子供たちを保護する任務を帯びた、宇宙連合アンドロメダ星雲支部直属の平和監視員にして、アルファ星の王女である。明朗快活な性格で生徒に慕われている人気者だが、地球人の粗暴な性質に衝撃を受け、愛すべき5年D組の生徒たちの成長に、地球の未来を託している。「ムーンライト・パワー」のかけ声とともに、左手中指のムーンライト・リングに秘めた魔力を使い、子供たちの危機を救う痛快ドラマ。

好き! すき!! 魔女先生(1971年)

ウルトラマンA(1972年) / 「男女合体変身」

「帰ってきたウルトラマン」で、第2次怪獣ブームを巻き起こした円谷プロが引き続き制作した特撮ヒーロー・シリーズ。

「帰ってきたウルトラマン」で確立したウルトラ兄弟という設定を前面に押し出し、その5番目の勇者・ウルトラマンエースが地球を守るべく活躍する。

男女が合体してエースとなる変身プロセス、怪獣を超える“超獣”の登場とそれを操るシリーズ初のレギュラー敵・ヤプールなど新しい設定をふんだんに盛り込んだうえ、東宝スタジオに設営した大規模なセットで撮影を行い迫力ある特撮映像を見せた。

ウルトラマンA(1972年)

本作で設定された男女合体変身は、それまでのヒーロー番組でほとんど例のない新機軸であり、メインライターの市川森一が原案で当初から設定していたことからも、本作のテーマの軸をなす設定だったといえる。

物語前半はこの設定が生かされたエピソードが見られたものの、いくつかの要因で南夕子の設定を生かし切ることが難しくなってきた。

「男女合体変身だとヒーローとして弱々しい」や「合体変身を子供がまねることが難しい」などの番組の評判としての意見もさることながら、ストーリーを展開するうえで北斗と夕子のドラマをそれぞれ語る必要があるなど、脚本側の要求があったとも言われている。

最終的に第28話で夕子は番組から降板することとなった。

主人公の北斗星司と南夕子による男女合体変身

『ウルトラマンA』最終回の第52話のラストにおいて、地球を去る時にエースが子供達に残した言葉「優しさを失わないでくれ…」

快傑ライオン丸(1972年)/ 特撮番組初の「アンチヒーロー」としてのライバル、「タイガージョー」が登場。

『快傑ライオン丸』は、1972年(昭和47年)4月1日から1973年(昭和48年)4月7日までフジテレビ系で毎週土曜日19:00 - 19:30に全54話が放送された、ピー・プロダクション製作の特撮テレビ番組。

1972年に放映された変身ヒーロー時代劇。戦国時代を舞台に、金砂地の太刀を授かった獅子丸がライオン丸に変身し、大魔王ゴースンに立ち向かう。

快傑ライオン丸(1972年)

変身忍者 嵐(1972年)/ 「時代劇変身ヒーロー」。

『変身忍者 嵐』は、1972年(昭和47年)4月7日から1973年(昭和48年)2月23日まで毎日放送・NET(現:テレビ朝日)系列で毎週金曜日19時00分 - 19時30分に全47話が放送された、東映と毎日放送製作の特撮テレビ番組。

『仮面ライダー』のヒットを受け、変身ヒーローに時代劇の要素を加えて製作された特撮アクション。青年忍者・ハヤテが変身忍者嵐となり、悪の集団に立ち向かう。

変身忍者 嵐(1972年)/ 「時代劇変身ヒーロー」。

『アイアンキング』(1972年)/ 特撮屈指の最弱のヒーロー

『アイアンキング』は、1972年(昭和47年)10月8日から1973年(昭和48年)4月8日まで毎週日曜日19:00 - 19:30に、TBS系で放送された宣弘社製作の特撮テレビ番組(全26話)。

国家警備機構のエージェント・静弦太郎と霧島五郎の活躍を描く。主演は当時のスーパーアイドル・石橋正次と日活出身の名優・浜田光夫。

『アイアンキング』

『超人バロム・1』(1972年)

大宇宙で、二つの力が何千年ものあいだ戦い続けていた。一つは平和と正義を代表するコブー。もう一つは、悪とノロイの力であるドルゲ。地球にたどり着いたドルゲは地底深くに潜り、地上で活動するエージェントを作り上げる。一方コプーも最後の力を使って地球人の少年・白鳥健太郎と木戸猛を正義のエージェントに選んだ。彼らは友情の「バロム・クロス」によって「超人バロム・1」に変身。ドルゲのエージェント「ドルゲ魔人」を次々に打ち破っていく。しかしドルゲも次々に強力な魔人を送り込み、戦いは激しくなっていく。ついにドルゲは二人の家族を人質に取り、倒したドルゲ魔人を復活させて最終決戦を挑んできた!バロム・1の友情の力は、ドルゲを倒すことが出来るのか?!(C)さいとうプロ・東映

『超人バロム・1』(1972年)

『愛の戦士レインボーマン』(1972年)

<イントロダクション>
インドの山奥で修業を重ね、七つの化身に変身できる超能力を得た青年が、
日本人皆殺しを目論む秘密結社「死ね死ね団」の陰謀に挑んでゆく、特撮TVドラマ。
1972年10月から全52話が放映され、平均視聴率が15%を越える人気番組であった。

7変化する。七つの化身に変身できる。

あのくたら さんみゃく さんぼだい・・・レインボー・ダッシュ7!

仮面ライダーV3(1973年)

デストロンの怪人に両親と妹を殺された風見志郎。仮面ライダー1号と2号により改造手術を施され、仮面ライダーV3に生まれ変わった志郎が、デストロンの脅威に立ち向かう。

【ストーリー】
本郷の後輩・風見志郎は、偶然、デストロンの怪人・はさみジャガーに襲われていた女性・珠純子を助ける。しかし、そのことで彼の両親と妹は怪人に殺されてしまう。
デストロンに復讐を誓った志郎は、1号と2号に自分の改造を依頼するも断られる。しかし、デストロンの罠からライダーを救出し重傷を負った志郎の命を救うため、1号と2号は彼の改造手術を決行。ここに仮面ライダーV3が誕生する!

仮面ライダーV3(1973年)

仮面ライダーおもちゃウェブ | バンダイ公式サイト

ウルトラマンタロウ(1973年)/ 「仮面ライダー」を意識したような、派手な「変身ポーズ」が見られる。

神秘的存在として描かれていたウルトラマンに、親しみやすい印象が付加された意欲作。ZAT隊員の東光太郎は怪獣との戦いの中で重傷を負う。生死の境を彷徨う光太郎は、ウルトラの母によってウルトラマンタロウに変身する力を与えられる。

ウルトラマンタロウ(1973年)

1973年に放送された『ウルトラマンタロウ』に登場する、変身アイテム「ウルトラバッジ」と万能アイテム「キングブレスレット」が"大人の為のなりきりアイテム"ウルトラレプリカシリーズに登場です。

ウルトラマンタロウ ウルトラレプリカ ウルトラバッジ&キングブレスレット

ウルトラマンおもちゃウェブ | バンダイ公式サイト

人造人間キカイダー(1973年)

石ノ森章太郎原作、変身ブーム真っ只中の1972年7月―1973年5月にNET(現・テレビ朝日)系にて放送された「人造人間キカイダー」。“正義と悪の狭間で苦悩する人造人間"というテーマのもとに制作された本シリーズは、ギターを弾きながら登場する人造人間ジローや、不完全な良心回路を表現した左右非対称のキカイダー・デザイン、シリーズ後半に登場する悪のヒーロー・ハカイダーなど、様々な話題を振りまき大ヒット。当時絶大な人気を博していた「仮面ライダー」に続く、石ノ森ヒーローの代表作品となった。

人造人間キカイダー(1973年)

【キカイダー】
全高:約300mm。
左右非対称の頭部マスクは、頭部メカパーツをクリアパーツ内に再現!
グローブは4種付属、ライディング専用グローブにより、サイドマシンへのライディングに対応!
良心回路不完全状態の左半身メカモールドは、立体プリントにて質感をリアルに再現!
ボディースーツには国産高耐久合皮「エターナルレザー」を使用!
素体RAH301改をベースに腕、脚に専用パーツを使用して、独自のシルエットを再現!
フィギュアスタンド付属!

【サイドマシーン】
全長:約380mm。
ヘッドライト、テールランプはLEDにて点灯可能! (LR41電池×6個使用。※テスト用電池付属)
特徴的なフロントカウルは独自の、フォルムとカラーリングを再現!タンクサイドには「KAWASAKI」のエンブレムを完全再現!
カウルから覗くフロントフォーク、エンジン、後部のマフラーはその形状をリアルに再現!
撮影当時の過酷な走行条件を表す、汚し塗装を各部に施し質感を再現!

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『ファイヤーマン』(1973年)

『ファイヤーマン』は、1973年(昭和48年)1月7日から同年7月31日まで日本テレビ系列局 (NNS) で放送された特撮テレビ番組、およびその劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前である。円谷プロダクションと萬年社の共同製作。全30話。

原因不明の天変地異、蘇った原始怪獣、地球を狙う侵略者…次々と地球を襲う怪異変から人々を守るために結成された地球科学特捜隊S・A・F。その中に、若き地質学者・岬大介の姿があった。彼こそ神秘の大陸・アバンの民が派遣した正義の超人だった。

手にしたファイヤースティックが輝くとき、炎の超人・ファイヤーマンが姿を現す。

『ファイヤーマン』(1973年)

テレビアニメ「キューティーハニー」(1973年) / 「変身」を強調したヒロインアクション

如月ハニーは自由奔放な女子高生。全寮制のハイスクール「聖チャペル学園」で、時には規則に反発して脱走したりするものの、元気に楽しく学生生活を送っている。ある日、彼女のもとに父からの知らせが届く。「至急帰ってきて欲しい、豹の爪が…」と。ただならぬ雰囲気を察したハニーは、途中で出逢った記者・早見青児と共に自宅に急行。そこで覆面の男たちに殺害された父を発見する。手を下したのは、世界中で暗躍する国際犯罪結社・豹の爪(パンサークロー)。博士が開発したという空中元素固定装置を奪おうとしていたのだ。父の残したメッセージで自分がサイボーグであると知らされたハニーは、自らの肉体に埋め込まれた空中元素固定装置を守るため、青児たちと共に豹の爪と戦う事を決意する。愛の戦士・キューティーハニーとして!(C)ダイナミック企画・東映アニメーション

テレビアニメ「キューティーハニー」(1973年)

鉄人タイガーセブン(1973年) / 伝説レベルの鬱展開・「妖怪ブーム」を意識し、オカルトアクションを展開。

『イナズマン』(1973年)/ 変身ブームとオカルトブームの影響を受け、石油ショックの悪影響も…。

『イナズマン』は、1973年(昭和48年)10月2日から1974年(昭和49年)3月26日までNET系で毎週火曜日19時30分から20時00分に全25話が放送された、石森章太郎原作東映製作の特撮テレビ番組。

『イナズマン』

仮面ライダーX(1974年) / 「セタップ変身」から従来のスタイルに変更

仮面ライダーX Blu-ray BOX 1

神啓太郎博士は世界征服を狙う秘密機関・GODに命を奪われる間際、息子・敬介に改造手術を施す。仮面ライダーXとなって超人的な力を身に着けた敬介が、GODの野望に立ち向かう。

【ストーリー】
世界征服を狙う秘密機関GODへの協力を拒んだ神啓太郎博士は命を狙われ、息子・敬介ともども重傷を負う。瀕死の中、神博士は敬介を救うため、自らの研究、深海開発改造人間(カイゾーグ)への改造手術を敬介に施す。超人的な力を身につけた敬介は、「セタップ」の掛け声で仮面ライダーXに変身しGODに立ち向かう!

仮面ライダーX(1974年)

ウルトラマンレオ(1974年) / 当時大ヒットしていたブルース・リー映画の空手・カンフーアクション。「スポ根」の影響も色濃い。

故郷をマグマ星人に滅ぼされ、地球にやって来たウルトラマンレオ。美しい地球を守る決意をしたウルトラマンレオの成長と活躍を描く。

ウルトラマンレオ(1974年)

鬼教官「モロボシ・ダン」の過酷過ぎる愛の鞭♡スポ根「ウルトラマンレオの特訓一覧」 - Middle Edge(ミドルエッジ)

仮面ライダーアマゾン(1974年)

幼い頃、両親と共にアマゾンで遭難し、ただひとり生き残った山本大介。彼は古代インカ帝国の力で改造人間となり、悪の組織に立ち向かう。

【ストーリー】
幼い頃両親と共に南米アマゾンで遭難し、ただ一人生き残った山本大介は、古代インカ帝国の秘密を継承する守護神バゴーによって育てられ、インカの秘密を秘めたギギの腕輪を守るため、トカゲの能力を持つ改造人間となった。バゴーの言葉によって日本へ渡った大介は、高坂教授の甥・まさひこと知り合い、彼にアマゾンと命名される。大介は「アーマーゾーン! 」の叫びと共に仮面ライダーアマゾンに変身。ギギの腕輪を狙う十面鬼のゲドン、ゼロ大帝のガランダーと闘う!

仮面ライダーアマゾン(1974年)

『仮面ライダーストロンガー』(1975年)

秘密結社・ブラックサタンの手によって電気人間へと改造された城茂は、女性改造人間・電波人間タックルと共にブラックサタンを追って全国を放浪する。

悪の組織・ブラックサタンの改造手術の失敗で親友を殺された城南大学アメリカンフットボール部のキャプテン・城茂(荒木茂=現・荒木しげる)は、ブラックサタンの一員になると見せかけ、自ら改造手術を受け電気改造人間となる。脳改造から逃れた茂は、電波人間タックルこと岬ユリ子(岡田京子)と共にブラックサタンを脱出し、悪との闘いに挑む決意を固めるのだった。

『仮面ライダーストロンガー』(1975年)

「スーパー戦隊シリーズ」第1作目『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975年)/ 特撮「集団ヒーロー」の金字塔


平成28年の「動物戦隊ジュウオウジャー」で、遂に40作目を迎えた「スーパー戦隊」シリーズ。その元祖である「秘密戦隊ゴレンジャー」は、「5色5人の個性的な戦士が巨大な敵組織をやっつける」という、当時斬新な「集団変身ヒーロー」というコンセプトを確立した。その「様式」は以後40年以上を経た現在でも揺るぐことはなく、様々なスーパー戦隊が地球の平和を守り続けているのだ。(C)石森プロ・東映

「スーパー戦隊シリーズ」第1作目『秘密戦隊ゴレンジャー』(1975年)

『アクマイザー3』(1975年)/ 衝撃のラスト!バッドエンド作品。オカルトブームの流れを汲むもの

地上侵略を狙うアクマ族に反旗を翻した3人が“アクマイザー3”として戦う姿を描く。

地底の世界・ダウンワールドで暮らすアクマ族は地上侵略を開始するが、反発するザビタンはアクマ族を脱走。ガブラ、イビルを仲間に迎え、“アクマイザー3"を名乗りアクマ族に立ち向かう! “変身"を廃し、敵・味方ともに“仮面"キャラクターという、それまでの70年代東映ヒーロー作品とは一線を画す内容で話題になり、メインライター・長坂秀佳が描く重厚な“怪人ドラマ"は、コミカルな登場人物と相まって独自の世界観を確立した。

『アクマイザー3』(1975年)

アクマ族総師団長ゲベル率いるアクマ族の悪の勢力の侵攻から地上を守り、自らを犠牲にして滅亡させたアクマイザー3は、大魔王ガルバーの呪いによってその魂をカプセルの中に閉じ込められてしまった。

続編『超神ビビューン』に続く。

少年探偵団(BD7)(1975年)/ 怪人20面相の変装を解くシーン

名探偵・明智小五郎の助手である小林少年と様々な特技を持った少年探偵団のメンバーたちが、次々に悪事を企てる怪人二十面相に立ち向かう。

少年探偵団(BD7)

少年探偵団シリーズは、〝エンターテインメント〟の原点にして至高。

ポプラ社の江戸川乱歩・少年探偵シリーズは、70年代の子供たちにとって定番人気だった。

『プロレスの星 アステカイザー』(1976年)

『プロレスの星 アステカイザー』は、1976年(昭和51年)10月7日から1977年(昭和52年)3月31日までNET(現:テレビ朝日)系で毎週木曜日18:00 - 18:30に全26話が放送された、永井豪・石川賢原作、円谷プロダクション製作による特撮テレビ番組。

円谷プロとダイナミックプロが初タッグを組み、実写とアニメの融合で描いた特撮ヒーロー。

闘いの終盤には実写映像からアニメーションに切替るという前代未聞のギミック〈カイザー・イン〉が多大なるインパクトと話題を呼んで、今もなお伝説として語り継がれる作品である。

『プロレスの星 アステカイザー』(1976年)

「巨大ロボットアニメ」ブーム(1972年から)/ 児童の興味の対象は「変身ヒーロー」から「巨大ロボット」へ

「巨大ロボットアニメ」の金字塔・始祖『マジンガーZ』

『マジンガーZ』(マジンガーゼット)は、永井豪の漫画作品、原作者を共にする東映動画制作のテレビアニメ。

地下帝国を支配する狂気の科学者・ドクターヘル。恐るべき機械獣軍団を完成させた彼は、世界征服に乗り出すことを宣言する。だが、野望を阻む邪魔者がいた。日本人の大科学者・兜博士だ。光子力という新エネルギーの抽出に成功した博士は、ドクターヘルの野望と機械獣の秘密を知るただ一人の人間でもあった。そこでドクターヘルは、腹心のあしゅら男爵を呼び寄せ、機械獣を操るバードスの杖を与えて兜博士の抹殺を命令する。孫の兜甲児が駆けつけた時は既に遅く、あしゅら男爵の手により別荘は爆破され、博士は志半ばにして息絶えようとしていた。博士は最後の力を振りしぼり、密かに開発していたマジンガーZを甲児に託す。ドクターヘルの野望を砕くために作られた、光子力で動く巨大ロボットだ。マジンガーZに乗り込んだ甲児は、次々と襲い来る悪の機械獣に敢然と立ち向かってゆく!(C)ダイナミック企画・東映アニメーション

『マジンガーZ』

『グレートマジンガー』は、1974年(昭和49年)9月8日から1975年(昭和50年)9月28日までフジテレビ系列で毎週日曜日19時 - 19時30分に全56話が放送された東映動画製作のロボットアニメ。

本作は『マジンガーZ』の続編となっており、マジンガーシリーズの第2作にあたる。

グレートマジンガー(1974年)

全宇宙の侵略を企むベガ星連合軍が、月の裏側に建設した「スカルムーン」を前線基地に、ついに地球へ攻撃をしかけてきた。それを知った青年・宇門大介は、これまで隠し通してきた過去に向き合い、ベガ星連合軍に立ち向かう決意を固めた。シラカバ牧場で平和に暮らしてきた彼の正体は、故郷であるフリード星を侵略され、UFOロボ・グレンダイザーに乗って地球に逃れてきた宇宙人だったのだ。彼は再びグレンダイザーに乗り込み、かつてマジンガーZに乗り込んで地球を守った兜甲児や妹のマリアなど、周囲の人々に支えられながらベガ星よりの刺客を撃破してゆく。だが、勝利への道はとても平坦とは言えない。幼なじみであるナイーダとの再会や、母の仇との対決など、大介の前には数々の苦難が待ち受けている…。(C)ダイナミック企画・東映アニメーション

UFOロボ グレンダイザー(1975年)

合体・変形ロボット作品の元祖『ゲッターロボ』(1974年)

『超電磁ロボ コン・バトラーV』(1976年)

『超電磁ロボ コン・バトラーV』は、1976年4月17日から1977年5月28日まで、テレビ朝日系列で毎週土曜18:00 - 18:30(JST)に全54話が放送された、東映テレビ事業部制作のテレビアニメ。通称は『コンV』。

玩具メーカーのデザインにより、玩具上でも可逆的に合体・分離が可能な合体ロボを登場させたのが本作品。

このコンセプトは、次作『超電磁マシーン ボルテスV』や、後年本作品と同じ時間帯にて放送された特撮テレビドラマシリーズ「スーパー戦隊シリーズ」にも受け継がれている。

『超電磁ロボ コン・バトラーV』(1976年)

「巨大ロボットアニメ」ブームの影響を受けて「特撮ロボットヒーローもの」も増えた。

『スーパーロボット レッドバロン』(1973年)

『スーパーロボット レッドバロン』は、1973年7月4日から1974年3月27日に日本テレビ系で毎週水曜日19:00~19:30に全39話が放送された特撮テレビ番組、およびその劇中に登場する巨大ロボットの名称。

日本テレビ内のスタッフが企画し、宣弘社が製作した。

巨大ロボット軍団で世界征服を企む悪の組織・鉄面党に、科学秘密特捜隊(SSI)の紅健がスーパーロボット・レッドバロンを駆使して立ち向かう。

『スーパーロボット レッドバロン』

『ジャンボーグA』(1973年)

『ジャンボーグA』は、1973年(昭和48年)1月17日から同年12月29日までNET系の水曜日19時30分 - 20時00分(10月6日からは土曜日19時00分 - 19時30分)枠で放送された毎日放送、円谷プロダクション制作の特撮テレビ番組。全50話。

ナオキは愛機の小型プロペラ機・セスナから変形するジャンボーグAを駆り、防衛戦で戦死した兄が隊長を務めていた地球パトロール隊PATとともに、グロース星人と戦う。

第27話からは、軽自動車(ホンダ・Z)から変形する2号ロボ・ジャンボーグ9(ジャンボーグナイン)も登場、ナオキがAと9を状況に応じて使い分けることとなった。

後半は当時話題になっていた「オカルト」を取り入れた怪奇性の強いエピソードも続出し、幻想的なデザインの怪獣も見られた。

『ジャンボーグA』

『大鉄人17』(1977年)

『大鉄人17』は、1977年(昭和52年)3月18日から同年11月11日まで、TBS系で毎週金曜19:00 - 19:30 (JST) に放送された石森章太郎原作、毎日放送・東映製作の特撮テレビ番組。

「巨大ロボットアニメ」が活況を呈していた1976年夏に企画が始まり、都合3冊作られた企画書の冒頭には企画意図として「アニメーションより実在感において勝る実写の質感と重量感を重視する」旨が語られ、リアルな特撮を駆使した決定版を制作することが強く意図されていた。

本作では、特撮シーンの撮影のために東映生田スタジオに専用の特撮ステージが組まれた。本作以降、『スパイダーマン』(東映版)や戦隊シリーズなどで、巨大ロボットの登場が定番化していく。

『大鉄人17』(1977年)

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