『強殖装甲ガイバー』とは?
『強殖装甲ガイバー』のあらすじ
今回の記事のOVA版・強殖装甲ガイバーにおいては、クロノス日本支部を壊滅させたところで物語は締め括られ、原作コミックの第1巻に相当する内容をアニメ化したものです。
しかし、OVA版は原作コミックとは異なるオリジナル展開をしていて、まだこのパートでは登場しないはずの獣化兵が現れるといった要素があり、こちらはこちらで充分に『強殖装甲ガイバー』の世界観を楽しめる作品となっています。
OVA版『強殖装甲ガイバー』第1話
普通の高校生活を送る主人公・深町晶は、幼馴染みである瀬川瑞紀の兄・瀬川哲郎と共に裏山を通って下校していると、突然、近くの湖で何かが爆発をします。運悪く哲郎は獣化兵を目撃してしまい、晶はユニットガイバーを殖装してしまうのでした。
哲郎が獣化兵に襲われそうになったところにガイバーが現れ、謎に包まれたヒーローといった雰囲気を演出しているところが格好良いですね。無意識下の防衛本能が働いて獣化兵を倒したガイバーでしたが、殖装者である晶が意識を取り戻すと、哲郎と二人で自分たちに起きた出来事に驚いて動揺してしまいます。
ガイバーは晶から分離して湖に沈んでいき、これから始まるストーリー展開に惹きつけられる内容となっています。
OVA版『強殖装甲ガイバー』第2話
秘密結社クロノスは裏山での爆発騒ぎで、ユニットガイバーを1つだけ回収していました。本部から日本支部に視察に訪れていたリスカー監察官は、回収されたユニットガイバーを確認するために実物に近づくと、突如として殖装が始まり、そのままガイバーⅡになってしまうのでした。
ここではガイバーの圧倒的な強さが描写され、さらにはガイバー同士の戦いが実現するといった展開を迎えることで、とても見応えがある内容になっていますよ。
OVA版『強殖装甲ガイバー』第3話
秘密結社クロノスはガイバーⅠの身柄拘束や抹殺を目的に、晶の幼馴染みで、哲郎の妹である瑞紀を誘拐して、晶や哲郎を誘い出そうとします。
瑞紀を誘拐した倉庫には、約10体にも及ぶ獣化兵の波状攻撃、切り札ともいえる超獣化兵を目指して開発したゼルブブスの投入といったクロノス日本支部の威信をかけた策が張り巡らせてありました。
最後に登場するガイバーⅢは、晶にとって、味方なのか敵なのか分からない謎の存在となっていますが、第1~2話のこれまでの伏線や第3話のガイバーⅢの声に注目すれば簡単に正体は分かるはずですよ。
OVA版『強殖装甲ガイバー』第4話
哲郎と晶は新聞社を訪れ、クロノスや獣化兵・ガイバーのことをマスコミに告発しようとします。相談を受けた記者は哲郎が言うことに半信半疑で、記事にするなら誰もが信じざると得ないものが必要だと言うので、目の前で晶が殖装して自分たちが話したことが真実だと証明するのでした。しかし、その結末は衝撃的な内容となっていますので、ぜひ本編を観てご自身の目でご確認ください。
クロノス日本支部長は前回の作戦を成功させられなかったことで失脚して、ギュオー総司令が率いる超獣化兵五人衆が登場することになります。この点においては、OVA版のオリジナル要素となっていて原作コミックにはない展開を楽しめます。
OVA版『強殖装甲ガイバー』第5話
超獣化兵五入衆が登場したことで、原作コミックにはない展開をしていくのかと思いきや、第5話は原作コミックに忠実な内容に仕上げられています。
失脚して責任を問われた前クロノス日本支部長は、人工的に作られたガイバーの天敵といえる獣化兵エンザイムに調整されてしまい、そして、ガイバーⅠと対決することになります。ガイバーⅠとエンザイムの戦いは、かなりグロテスクな描写となっていて壮絶な結末で締め括られています。
OVA版『強殖装甲ガイバー』第6話
第5話の終わり方はあまりにも壮絶で、物語は第6話に続いてもハッピーエンドはないと予感させるものでした。ここは原作コミック通りの内容なので、知っている人ならあまり悲観することはないでしょう。しかし、原作を知らない人にとっては、主人公は死んでしまっているし、どうにもならないような気がしますよね。
あまり内容を書いてしまうと動画を視聴したときの驚きが薄れてしまうと思いますので、この辺にしておきますね。どのようにクロノス日本支部が壊滅するのか、ぜひご自身の目で見届けてください。
OVA版のオリジナル要素である超獣化兵の存在は、原作ファンであっても驚くような展開に導いて胸を熱くさせますね。
OVA版『強殖装甲ガイバー』の各エピソードまとめ
オリジナル要素の超獣化兵五人衆
あまりにスケールを大きくしてしまったことで物語の収集がつかなくなってしまっているようにも感じますが、動画を視聴して面白いと思うようなら、原作コミックや2期OVA版・アニメ版も観てみてください。ネタバレになってしまうかもしれませんが、秘密結社クロノスは世界征服に成功するといった衝撃的な展開を迎えて目が離せなくなります。
ぜひ『強殖装甲ガイバー』の魅力を感じて、この熱い気持ちを共感してほしいと思います。