「ドラえもん のび太の創世日記」とは
「ドラえもん のび太の創世日記」は1995年3月4日に公開された「ドラえもん」16作目の映画です。
制作総指揮 / 原作・脚本 - 藤子・F・不二雄
作画監督 - 富永貞義
コロコロコミックに掲載されていた「ドラえもん のび太の創世日記」は生命の起源、進化、文明の発展や宗教など子供向け映画としてはストーリーの内容が難しいため、映画では子供が楽しめるようビジュアル主体の物語にされたそうです。

あらすじ
創世記セットは新たな地球を作る事ができる道具で、新地球を作るだけでなく生命も誕生するというもの。
ドラえもんはこの道具で、生命の誕生から文化の発達までを観察し夏休みの自由研究にするようのび太に勧めました。
その後、のび太の作った新地球は生命が誕生し進化していきます。
しかし、新地球では人間だけでなく昆虫までも独自の進化を遂げていたのです。
進化を遂げた昆虫たちは、「自分たちが新地球の本当の主であること」を主張し、さらに「地上に住んでいる人類と戦い、地上を取り戻す」と言い出しました。
出演
ドラえもん - 大山のぶ代
のび太 - 小原乃梨子
しずか - 野村道子
ジャイアン - たてかべ和也
スネ夫 - 肝付兼太
のび太のママ - 千々松幸子
のび太のパパ - 中庸助
出木杉 - 白川澄子
しずかのママ - 松原雅子
ノンビ、スモ、ジモ、ノビ彦、スネ若隊長、ジャイ女、ビタノ-林原めぐみ

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大人になってもう一度見ると怖い?
子供の頃に「ドラえもん のび太の創世日記」を見た時は得に何も感じなかったけれど、「大人になって見てみるとこの映画すごく怖い…」と感じる人が多いようです。
具体的に何が怖いのかというと、「地球を作る=生命を自由に作り出す」という人間が神の力を簡単に(しかも小学生が)得てしまうのがまず怖い。
さらにドラえもんの発言も時々怖いです。
例えば、創世記セットで新地球が出来上がったあと、隕石が衝突し恐竜が絶滅します。
のび太は落ち込みますが、ドラえもんは「生命は生まれたり滅びたりして進化するのだから落ち込むな!」と発言。
他にも生贄についてドラえもんがのび太に説明が「神様のご機嫌を取るためのお供え物のことだ」と軽く説明するなど、言ってることは間違っていませんが子供向け…?と一瞬考えてしまうほど時々ドラえもんが怖いことを言います。
大人になって意味が分かるようになったこそ「怖い」と感じる人が多いのでしょうね。

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震災の影響を考慮しカットされたシーンがある
進化した昆虫たちが、地球を攻撃する手段として大地震を起こすというエピソードが当初はありました。
しかし、1995年に発生した阪神・淡路大震災の後ということもありこのシーンはカットされることになりました。
エンディングテーマ曲は海援隊
エンディングテーマ曲はシリーズ中初めて海援隊が担当。
武田鉄矢さん作詞の「さよならにさよなら」です。
「ドラえもん のび太の創世日記」はレビューなどを確認してみると、賛否両論ありますが個人的には大人になってから見た方が色々な意味が分かって楽しいような気がします。