相楽左之助の成長ぶり
これまで剣心の視点から見た相楽左之助は、助けてくれる存在ではなく、助けなくてはならない存在でした。京都編での左之助の活躍は、その図式を覆すようなものだったことでしょう。それは剣心が左之助を一人前の男と認めたことと同義で、ようやく肩を並べられるようになったのだと思います。
奥義・天翔龍閃の習得
これまで最強だった剣心は、京都編に突入して、急に弱さを見せるようになるのです。
しかし、修行に励み、本当の自分と向き合ったときに進むべき道が開けて、奥義・天翔龍閃の習得することができました。それは原作者の、弱さを乗り越えたその先に、さらなる強さがあるのだという明確なメッセージ性を感じ取れるような気がします。
志々雄真実一派アジトでの死闘
とくに剣心と志々雄真実の戦いは、お互いに限界を幾度も乗り越えるのは心が震えました。志々雄真実と由美の特異な関係性も印象に残り、互いに互いを理解する愛情や絆の強さも伝わってきました。最後の結末も格好良く、時代が剣心を選んだという場面、最後に次はあの世で国取りすると笑うところは記憶に刻まれますね。
るろうに剣心 京都編をぜひご覧ください
何度も何度も観たくなってしまう
るろうに剣心というと、登場人物の心情などに重点が置かれることが多く、戦いの場面は意外と決め技を出してサッと終わってしまいます。しかし、京都編は登場人物の心情描写だけではなく、少年誌に連載されている漫画らしく、きちんとバトル展開しているところも魅力的です。
最も熱くなれる、るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-京都編をぜひご覧になってください。
 
     
     
            




