ロックバンド「レッド・ウォーリアーズ」が円熟期を迎えた最新ライブを映像化!
ロックバンド「レッド・ウォーリアーズ」が、昨年開催したスペシャルライブの模様を収録したBlu-ray・DVD『SWINGIN' DAZE 21st Century & The Greatest Hits』をリリースしました。
ジャケットデザインはこちらです!

本作は、第1期オリジナルレッド・ウォーリアーズ最後のアルバムとなった「スウィンギング・デイズ」の発売から30周年を記念して、2019年10月14日に舞浜アンフィシアターで開催されたスペシャルライブの模様を全曲収録した作品。「スウィンギング・デイズ」の劇場版として演じられた第1部と、ファンからのリクエスト投票で選ばれた第2部の「The Greatest Hits」で構成されています。

また今回の作品は、第一期当時(1985~89年)の担当ディレクターとメンバーが30年ぶりにタッグを組んで制作。当時のチームならではのマニアックなこだわりが施されています。中でも目を引くのは、解散後の1989年に発表されたベスト・アルバム「RED SONGS」のジャケットを今作のジャケットで完全再現している点。「RED SONGS」のジャケットは最後のツアーの西武球場のステージで撮影された写真が使用されたものでしたが、今回、ジャケットの表・裏ともに舞浜アンフィシアターで同じ構図でメンバー写真を撮影し、デザインも完全再現しました。他にも、「スウィンギング・デイズ」イギリスレコーディングの幻の写真をボーナス映像として、未公開音源も収録されます。ファンにとっては貴重なパッケージに仕上がりました!

トレーラーが公開中!
ミドルエッジに向けてダイアモンド☆ユカイさんからコメントが届いています!
このたびの『SWINGIN' DAZE 21st Century & The Greatest Hits』のリリースに際し、ミドルエッジ編集部はレッド・ウォーリアーズのボーカル・ダイアモンド☆ユカイさんにインタビューを敢行しました。ミドルエッジ読者に向けて熱いコメントが届いていますので、是非チェックしておきましょう!
動画コメント
インタビュー

壮大なライヴの模様を収めたBlu-ray&DVD『SWINGIN’ DAZE 21st Century & The Greatest Hits -Live at MAIHAMA Amphitheater-』の発売、おめでとうございます!
30年前の“再現ライヴ”である一方で、現代的な感覚も盛り込まれた演出に惹き込まれました。
ライヴを行う際、特に意識されたことはございますか?

「SWINGIN’ DAZE」という作品の世界観をどう表現するか、ということでしたね。
当時のツアーではまだ100%出せなかったものを新たに加えることで、新作を開拓するような姿勢でもありましたね。感覚としては、歌舞伎や演劇みたいなも要素として取り込んで、もっと楽しめるものにしたいな、っていう。

ライヴのオープニングを飾った一曲目の「DOLLS」。暗闇から現れたダイアモンド☆ユカイさんの黒マントとヴェネチアンマスクを掛けた姿に、思わず目が奪われました。まるでライヴ冒頭から、異空間に迷い込んだような雰囲気に感じたのですが、衣装や照明へのこだわりも強かったのでしょうか?

これは、こだわりましたねえ。「DOLLS」はストーリーの始まりで、「欲望のドア」は実は未来へつながる物語のフィナーレでもあるんですよ。マスクやマントは当時のツアーでも使ったんだけど、今回はよりストーリーの演出のための意識は強かった。例えば映画「ファントム・オブ・パラダイス」とかからもヒントを得たりしました。シャケが「DOLLS」というオープニングを作ったおかげで、そういうストーリー的なものがより明確に見えましたね。

1989年発売のアルバム「Swingin'n Daze」は、解散前の最後のスタジオ・アルバムでした。今回発売のBlu-ray&DVDには、「Swingin'n Daze」レコーディング時のイギリスでの貴重な写真や、未発表音源なども収録されています。
制作当時のご自身の心境やバンドの雰囲気はどのようなものだったか、覚えてらっしゃいますか?

解散、という意識はあまりなかったし、あっけらかんとしてた。自由だった。俺自身は、行く前に歌詞ができてなかったので、向こうに行っても歌詞制作に没頭してました。
今思うと、やっぱりイギリスのあの田舎の風景は忘れないし、「灰と蜃気楼」とかに出てくる“地平線”というワードは、そこから来たものなんです。

30年前とはレコードからカセット、CD、ネット配信など歌を届ける手段が変化し、録音技術や音響設備も大幅に進化しました。
ミュージシャンとして「昔と変わったなぁ」と実感されることはございますか?

いや、全然変わってるよねえ...。なんといってもCDが売れなくなっちゃいましたね(笑)
配信とか....でてきて。自分自身を振り返ると、昔は、作詞も作曲も全部自分でやりたいと考えてたんだけど、いつしか、ああ俺は「歌い手なんだな」、という心境になりましたね。
いい歌だったら、それが誰の曲でもいい、っていう。誰が書いた曲でも、同じ愛情を持って歌えるようになった。歌って自分の物じゃなくて皆のものなんだ、って思うようになった。

現在でも昔と変わらぬカッコいいステージ姿を披露されていますが、体型維持や体調管理の秘訣を教えて下さい。

ステージをやる、ってことにつきますね。引きこもってたらだめですよ。人の前に出続けてればゆるまない。ステージやれば、体調管理も自然とともなってくる。

ミドルエッジの読者には、デビュー・アルバム「LESSON 1」(1986年)からのファンも多いと思われます。ご自身では、そうしたRED'S(愛称)のファンに対して、どういった想いがありますか?

本当にありがたいですよね。未だに一人でライヴやってても「LESSON 1」から聞いてました、っていう方がいらっしゃって。もう、なんか仲間だな、って気持ちになりますね。
かつてRED'Sファンだった人たちが、今の“ダイアモンド・ユカイ”ってものも愛し続けてくれるわけで。

ミュージシャンとして以外にも役者やタレントなど幅広い活動をされていますが、どの活動もとても楽しまれているように感じられます。
もともと好奇心の幅が広かったのでしょうか?それとも何か楽しむための秘訣があるのでしょうか?

好奇心の幅が広いことは確かです。でも最初の20年くらいは音楽しかやってなくて、気がついたら少し窮屈になってたかもしれない。そこから解放された、って感じはあります。
バラエティに出たのは、ま、最初は騙されたみたいなもんで(笑)昔は一番嫌だったものだったのに、それを一旦取っ払ったら、何やってもいいって気持ちになれた。
殻を打ち破る、ってことです。

近年は織田哲郎さんのバンド「ROLL-B DINOSAUR」への参加、ミュージカル「ミス・サイゴン」への挑戦など、より活発に活動されています。今後の展望をお聞かせください!

今まで色んな人に曲書いてきたんですが、今年はソロ30周年になるんで、自分自身の歌をしっかり出していきたいな、と思ってます。

最後にファンの方へ向けて、メッセージをいただけますか!?

「一期一会」、って言葉を送りたいです。
今を大事に生きていく、ってこと。
共に頑張っていきたい。