ロバート・ダウニー・Jr.について
若い頃のロバート・ダウニー・Jr.
ロバート・ダウニー・Jr.は、映画監督をしていた父親・ダウニー・Sr.の影響も多大にあったと思われます。
1970年、5歳の時に、父親監督の『Pound』子役として映画に出演したのが実際の映画デビューです。
そして、自ら本格的に俳優を目指すために17歳の時、通っていたサンタモニカ高校を中退し俳優の道へと進んできます。
1983年に映画『ベイビー・イッツ・ユー』で俳優デビューし、1985〜1986年『サタデー・ナイト・ライブ』出演し、順調に進んでいきます。
1987年公開の『ピックアップ・アーティスト』では、初主演を果たし、爆発的に注目された映画が1987年公開の『レス・ザン・ゼロ』でした。
1980年代、アメリカで活躍している若手俳優たちの総称『ブラット・パック』の一員としても名前が挙がり、注目株になりました。
ロバート・ダウニー・Jrの両親
ロバート・ダウニー・Jr.の父親が映画監督で、アイルランド及びユダヤ系、母親はドイツ及びスコットランド系の女優です。
両親はロバート・ダウニー・Jr.が子供のころに離婚し、その後13歳で父とともにカリフォルニアに移住します。
ロバート・ダウニー・Jr.の人生で無視できない出来事は、彼の「薬物依存」としてあまりにも長い間の葛藤と、苦悩です。
それに深く関わっていたのが父親のダウニー・Srではないでしょうか。
ロバート・ダウニー・Jr.の薬物依存は父の影響
ロバート・ダウニー・Jr.は薬物依存症だった?
テレビドラマ報道中の再逮捕に衝撃
カリフォルニア州立刑務所の仮出所後、役者としてのロバート・ダウニー・Jr.にすぐ声がかかり、テレビドラマの『アリー my Love』第4シーズン(2000年 - 2001年)に出演します。
やはり、役者・ロバート・ダウニー・Jr.の実力は、ゴールデングローブ賞受賞、エミー賞ノミネートされるほど、認められていきます。
が!衝撃が走ったのは、まだドラマは全米で放送れている最中、2001年4月にまたまたコカイン所持で再逮捕されてしまいます。
これには、ドラマ共演者にもかなりのショックを与えることになりました。
のちにロバート・ダウニー・Jr.自身が自分の薬物依存に関して語られたときには、自身にとって、1996年から2001年にの時期というのは、薬物依存から克服という事でとても苦しんでいた時でもあったようです。
薬物依存症からの復帰
そして、ロバート・ダウニー・Jrが若かりし頃に演技派俳優として、注目されるキッカケになった作品があります。
皮肉にも、薬物に溺れる役どころでした。
ロバート・ダウニー・Jr.の薬物依存をリンクさせる役柄
1987年に公開された映画『レス・ザン・ゼロ』をご存知でしょうか。
もともとは、1985年に発売されたブレット・イーストン・エリスのデビュー小説です。
小説自体がとても話題になり、その映画化ということでも注目されました。
3人のロサンゼルスの上流階級の家庭で育った若者3人を描いている内容です。
ロバート・ダウニー・Jr.が演じたのは「ジュリアン」という若者の役。コカインにハマっていき、家族からも見放され、麻薬の売人リップ(ジェームズ・スペイダー)に借金をしてしまい、返済のために男客相手の男娼を強要され、自滅していくという役どころです。
共演者には、『ブラット・パック』と言われた仲間のアンドリュー・マッカーシー、ジェイミー・ガーツも出演しています。
実は筆者が、初めてロバート・ダウニー・Jr.を知った作品というのも、この「レス・ザン・ゼロ」でした。
1980年代というのはアメリカのロックとPOPが日本でも放送された音楽番組によって幅広く一気に耳に、目に届いたころです。
映画もしかりで、さまざまな映画をレンタルビデオで身近にみられるようになった時代です。
そんな中にアメリカに憧れつつも、この「レス・ザン・ゼロ」を見て、アメリカという社会がその頃の自分の生活とは、現実離れした世界の様にも感じていたのを思い出します。
ロバート・ダウニー・Jr.の代表作
アベンジャーズ/エンドゲーム
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衝撃!ロバート・ダウニー・Jr.の息子が薬物所持で逮捕!
ロバート・ダウニー・Jr.は、1992年モデルのデボラ・ファルコナーと結婚し、1993年9月に長男のインディオ・ファルコナーは生まれています。
2004年に離婚しています。
その後、2005年8月27日に映画プロデューサーのスーザン・レヴィン結婚し、エクストン・エリアス・ダウニーが生まれています。
デボラ・ファルコナーとの間に生まれた長男のインディオ・ファルコナーがなんと、薬物所持で逮捕されます。
何と言っても、ロバート・ダウニー・Jrの最初の結婚で、デボラ・ファルコナーとの生活の期間がまさに薬物依存で苦しんでいた時です。
離婚したのが、2004年でインディオが11歳ころなので、もうハッキリ、父親の事も分かっている年齢です。
そして、インディオ自身が薬物に手を出してしまうのは両親の離婚後、数年経ってなので、なんだか感慨深いものはありますね。
息子の逮捕に当たり、ロバート・ダウニー、Jr.はGossipCop.comに声明を発表しています。
『息子の薬物依存は不幸なことに遺伝の要素があり、インディオはそれを引き継いでしまった』ということです。
また『家族として理解し、サポートしていく』としています。
その後、インディオは20カ月間のリハビリ治療を終えてます。
2016年3月11日、それに関してのロバート・ダウニー・Jr.が自身のFacebookでインディオが『コカイン所持での重罪で起訴されるのが見送りされた』と報告しています。
また、息子のインディオもこの様なコメントを出しています。
まとめ
昨今、日本の芸能界でも薬物問題が蔓延していると言われていて、現に有名、そして人気芸能人が何人も逮捕されている現状があります。
ロバート・ダウニー・Jrの様に長い間、薬物依存に本人も苦しみ、自分が克服し、世界的に大ヒットとなる作品と巡りあい、アメリカを代表する俳優の地位に上りつめました。
しかし、今度は息子が同じ様に薬物依存になっていることを「遺伝の要素」としているロバート・ダウニー・Jr。
もちろん、遺伝の要素だけでは薬物依存にはならないと思う方も多いでしょう。
ロバート・ダウニー・Jrは、俳優としても、薬物依存の息子の父親としても、そして自分自身も薬物依存の過去で苦しんだという経験から、世の中にもっと伝えていってほしいと思います。