「たかなシアター六番街」-番外編-平成生まれのギャルがカルト映画にハマったわけ

「たかなシアター六番街」-番外編-平成生まれのギャルがカルト映画にハマったわけ

たかなシアター六番街、今回は番外編。なぜ平成生まれのピチピチギャル・たかなし亜妖がカルト映画にハマったのか?をお届け。いや、もう年齢的にそこまでピチピチでもないんですけど。ピチピチギャルって言い方がもう時代遅れ感満載ですけど……。


思い返せば連載を初めて半年近く経ちます。あくまで「近く」なんですけど。笑



そこで久し振りに番外編。



なぜ平成生まれのピチピチギャル・たかなし亜妖がカルト映画にハマったのか?をお届け。



いや、もう年齢的にそこまでピチピチでもないんですけど。ピチピチギャルって言い方がもう時代遅れ感満載ですけど……。

若かりし小学校◎年生から、物語は始まる――

まだたかなし亜妖がワインレッドのランドセルを背負って腑抜けたツラをしていた頃。



ちなみに赤のランドセルは嫌だとゴネたのでワインレッドにしてもらったんです。ワインレッドの心を持ってる子どもだったんですよ(?)



元々映画なんてものは好きじゃなくて、むしろ苦手で。座ってられない子だったのでそもそも映画館が苦痛でした。



それとホラーは大の苦手!(ここ重要!)



昔はばんばんホラー映画やホラゲーのCM、心霊番組を放映していましたよね。流れるたびに泣いちゃうような子でしたから……。清い心持ってるぅ……。



だから映画館に行くと予告編でホラー映画のCM流れるでしょ?あれが嫌だったんですね。



もっと言っちゃうとポスターを見るのも嫌だった。特に「ボイス」はトラウマ級ですね。

たかなし亜妖を恐怖のドン底へ突き落とした「ボイス」のポスター。



当時買ってたJS向け雑誌「ピ◎レモン」の広告にこの映画のポスター挟まってたんですよ?ピチレモ◎酷くないですか?



(~ピチレ◎ンとは~

※大沢あかねさん、佐藤詩織さん、宮崎あおいさん、長澤まさみさんらを排出した有名子供向け雑誌です※)



すっかりトラウマを植え付けられ、映画館なんて死んでも行くか!ツタヤのホラーコーナーになんて死んでも寄るか!という状態に。



こんな風になってしまったのだから、普通は一切ホラースリラーになんて近付かないと思いますよね?



ですがとある映画との出会いにより、ワタクシの趣味嗜好は変わっていくのです……。



あ、ちなみにボイスは大人になってから観ましたが、ポスターほどの怖さは無いですね。

カラッとしたホラーって感じ。それ以外感想ありませんけど。笑

遂に出会ってしまった魔物……

めっちゃビビりなくせに、ある日新聞で見かけた映画の広告が気になってしまいます。





それがこちら!!!

いや、なぜホラー嫌いなのに……とは自分でも思いましたけどぉ……。



最初に手を出すところがなかなかハードですよね。さすがたかなし亜妖ちゃん!!




なんかこのポスターめちゃくちゃ気になりません?SAWシリーズってビジュアルポスター魅力的すぎるんですわ。



小学校◎年生のワタクシにとっては衝撃的だったんですよね。どういう状況!?みたいな。



あらすじを読んだらますます気になってしまって。でも絶対怖いのは分かり切っていたので、実際映画館へ観に行くのは躊躇していました。



だって映画館にはまたトラウマを植え付けられるモンスター(広告とかポスターとか予告)がいるから……。



結局ビビりですしね。一緒に行ってくれる相手もいないのでDVD化をひたすら待ちました。そりゃ忠犬ハチ公のごとく。



そして待ちに待ったDVDレンタル!!!



勇気を持ってツタヤへGOしてDO。店員さんに「すみましぇん、SAWってレンタルしてましゅかぁ……」と震えた声で尋ねると



「ありますよ!」こちらですね!」とさっさか案内してもらえることに。





まぁそれがホラーコーナーの近くで泣き叫びそうになったんですけど。



新作ならなぜ表の方に出しておかねぇ!とマジギレしそうになりましたが、当時そこまでSAWは超有名では無かったのと、ウチの地元が田舎だったのもあるでしょう。(田舎関係あるのかな。)



とりあえず全部漏らしそうになりながら会計を済ませて、全部漏らしそうになりながら鑑賞しました。



何度も言うようですけどビビりなのとホラー耐性がないので、とりあえず冒頭のシーンからもう全部漏れそうなわけです。



あの排水溝がズコココッとなるシーン(雑ですみません)から心臓破けそうでしたもんね。



SAW1って本当に大好きで今でも観返すんですけど、あの不気味さ、気持ち悪さがもう秀逸じゃないですか?



きったないバスルームに病気移りそうな浴槽とか、生理的にゾワゾワさせる要素がスゴイ。



今ならこうして冷静に評価下せますけど、当時はとにかく漏らしそう&心臓止まりそうになりながら見てたもんで語彙力がなくなるわけです。



「やばい」「怖い」の二単語くらいしか頭に浮かびませんでした。



ですが約90分、観終わった後の爽快感と言ったらもう……。本気で「観てよかった!」と思える作品だったのです。



SAWを鑑賞したことにより、ホラーやスリラーは怖いだけじゃない。話の筋が通っていれば、非常に面白いものなんだ!と学びました。



毛嫌いしていたものの、新しい一面を知ったと言っても良いでしょう。



それまでクソみたいな恋愛ドラマ(口悪くて申し訳)とかきゃっきゃウフフやってるアニメばっかり観ていたので世界観がひっくり返ったのです。



これがワタクシの、映画好きのきっかけです。

人間の欲とは果てしないもので

さて、ホラーへの耐性はすっかりつきました。



ホラー・スリラー・ミステリーを見漁る日々なのですが、飽きがきてしまいます。



まだネットフリックスもHuluもありませんし、この頃はいちいちツタヤに行かなきゃ観られなかったのでまーーーーーめんどくさかった。



田舎の小さなツタヤですので、あまりレンタル数も多く有りません。だからある程度は手を付けてしまっている状態だったんですね。



2000年代の有名な作品は観ちゃってる状態でした。



そんなある日、渋谷のツタヤに行く機会があったのです。



とりあえず田舎もんなんで(東京の端くれですけど)フロア一面のレンタルコーナーにびっくり!!!



そこで手当たり次第、気になって作品を手に取ってみました。



その時、ふと思ったのです。「そういえば昔の映画ってみたことないなぁ」と。



あんまり古い映画はな~とか思っていたんですけど、渋谷ツタヤって本当にレンタル数半端ないんですわ。



特にわけのわからないカルト映画(ピンクフラミンゴ、ソドムの市etc)とか普通に置いてあるんですね~。



そこで手あたり次第手に取ってみたらハマった……そんな所存でございます。



ちなみに前回書いたセブンとかもこの頃に観ましたね。



忘れてしまっているのもあるので、書く時は必ずもう一度観返すのですが。今はアマプラとかHulu、ネトフリがあるのですぐに鑑賞できるのが良いですね~。



東京の端くれ住みだったので、返却しに行くのが一苦労だったんですよ。あはは、小話ですけど。

ダメだった映画も存在する

いくらホラー・グロ耐性があったとしても、生理的に受け付けない映画もあります。



好き嫌いがあるからあえてタイトルとかは出さないけど、紹介してないものは個人的に受け付けなかったか、もう一回観返したくないなというやつ。



グロ耐性はあっても、もう一回は嫌だな~ダメだな~ってのがあるんですよね。人◎飯◎とか。(相当伏せた)



イイ!何度でも観たいネ!っていうのしか書く気が起きないというのも本音だったりします。



カルト映画でも好みが相当別れるもの、同じ監督でも毛色が違うもの、むしろ同じ過ぎて「え?」ってなるもの、色々あるので面白いもんです。

たかなし亜妖の旅は続く――

なんか最終回みたいになってしまったけど、普通に次回からまた通常運転ですからご安心を。笑



キラーコンドーム観たいんですがVHSしかないって本当ですかね……うちにはまず、VHS再生機器がありませんよ!!!!!



もし円盤化されているなら誰かお優しい方、教えて下さいまし……。

Amazon.co.jp: ソウ (字幕版)を観る | Prime Video

猟奇殺人鬼が命の大切さを学ばせようと、命を粗末にしている二人を拉致する。二人は生き残りをかけたゲームに参加させられ、助かるためには戦うか、さもなくば殺されてしまうという…。

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