ワギャンランドって、どんなゲーム?

ナムコ(現在のナムコエンターテイメント)が発売したファミリーコンピュータのアクションゲームです。
当時ではおなじみの、右方向に向かって進んでいく横スクロール型のゲームでした。でも、全てのステージが右方向への横スクロールではなく、いくつかのステージは左方向にスクロールするステージや、縦スクロールのステージもありました。
緑の恐竜のようなキャラクター「ワギャン」を操作して、ステージをクリアしていきますが、ステージの敵は倒すのではなく、ワギャンが出す音波で敵を固めて、その敵を足場にして道を作ったりして進んでいきます。
そして、ボス戦では、他のゲームとは違う方法でボスを倒しますが、そのボス戦が面白いということで話題を呼び、人気となりました。
では、その人気となったワギャンランドがどんなゲームなのか、そして、他のゲームとは違った面白いボス戦や裏技など、ワギャンランドの全てをご紹介します!
ワギャンランドはいつ発売されたの?
1989年2月9日(平成元年)にナムコ(現在のナムコエンターテイメント)より発売されました。1989年は昭和が平成に変わった年でした。
ワギャンランドは、2月9日に発売されましたが、1月8日より平成になったので、昭和ではなく、平成での発売となりました。

・ワギャンランドのゲームのあらすじってどんなの?
ワギャンの住むワギャンランド。
このワギャンランドがある日、Dr.デビルによって支配されてしまいました。
そして、ワギャンランドにあるシンボルの木が悪魔の木になってしまい、ワギャンの仲間たちがDr.デビルに囚われてしまいました。
そして、ワギャンは島の平和を取り戻し、仲間を助けるために、Dr.デビルを倒しに旅をするのでした。

・ワギャンはどうやって操作するの?ワギャンが放つ「音波」とは?
ゲームは横スクロール型のアクションゲームです。ゲームでは、主人公である緑の恐竜のようなロボットのようなキャラクターを操作しながらステージをクリアしていきます。
各ステージには、ワギャンがステージを進んでいくのを阻む敵が必ずいます。
しかし、その敵を踏みつけようものなら、ワギャンはやられてしまいます。
そのため、ワギャンが敵にやられずにステージをクリアするためには、その敵を踏みつけないように回避するか、ワギャンの技である「音波」を使用して敵を麻痺させて動けなくするのです。
ワギャンの音波はワギャンの姿が小さくなったような『ワギャナイザー』というアイテムを取る事で、パワーアップします。
ワギャンの音波は最初は「ワッ」という小さい音波ですが、ワギャナイザーを何度か取っていくと、「ギャ」・「ガー」・「ギャー」の4段階でだんだん強力になるので、敵が麻痺して動けなくなる時間がが長くなるのです。

ワギャンランドのボス戦が面白い!ワギャンランドのボス戦とは?
当時はおなじみの横スクロール型のアクションゲームであるワギャンランド。このワギャンランドのボス戦は、他のゲームとはちょっと違って、とてもユニークです。
では、ワギャンランドのボス戦は、どのような戦いなのでしょうか?
ワギャンランドのボス戦とは、どんな戦いなの?
ワギャンランドの各ステージのボスは、おばけキノコだったり、工事現場のオッサンやコンドルだったり、妖精のようなボスがいたりします。
基本的に、ワギャンの攻撃は音波で敵を動けなくするだけなので、ボスに攻撃して倒すということはできません。
そのため、ワギャンランドのボス戦は、他のゲームのボス戦とはちょっと違います。
では、ワギャンランドのボス戦はどのような戦いなのかというと、「しりとり」と「神経衰弱」なのです。
しりとりと神経衰弱は、誰でも1度はしたことがあるのではないでしょうか?
そんな私たちに馴染みの深いしりとりと神経衰弱のゲームが、ワギャンランドのボス戦なのです。
では、ボス戦のしりとりと神経衰弱をひとつひとつ見ていきましょう!
・ワギャンランドのボス戦・「しりとり」とは、どんなゲームなの?
ワギャンランドのボス戦の一つである「しりとり」。
みなさんはしりとりで一度は遊んだ事があるのではないでしょうか?
このしりとりは、24枚のパネルの絵から、しりとりをつなげていくゲームです。
24枚のパネルにはネズミやクマ、家などのいろいろな絵が書いてあり、その絵を見ながら名称をしりとりとして繋げていきます。
そして、一度答えたパネルはなくなっていき、最後にパネルがなくなってしりとりができなくなった状態で終了となります。
画面の左側にはワギャン、そして、右側にはボスがいますが、その上に赤い丸のついたボーダーラインのピンがあり、しりとりに正解していくと四角の得点が一つずつ付いていき、そのピンを越えるとクリアになります。
このしりとりでは、パネルの絵をしりとりとして繋げていきますが、絵の何枚かには、何通りかの答えがある事があります。
例えば、「車」の絵のパネルがあるとします。車の絵のパネルには、「くるま」という名称でしりとりを繋げていきますが、その他には「じどうしゃ」として、しりとりを繋げられる事があります。
それから、「家」のパネルでは、「いえ」の場合と「おうち」の場合や「うち」という名称でもしりとりを繋げられますし、「ひらやいっこだて」でもしりとりを繋げられます。
しかし、家の絵のパネルを見て、「ひらやいっこだて」という読み方があるというのも驚きですし、なかなか思いつかないですよね。
このように、しりとりには、ただその絵の名称を繋げるだけでなく、絵自体にいろいろな読み方がありしりとりを繋げる幅が広がるので、とても面白いボス戦なのです。
また、名称を間違うことなく全部繋げられると、『セブンアップボーナス』と言って残機が7つ増えるボーナスがあります。残機が7つも増えると嬉しいですよね。
しりとりには一つのパネルで何通りもの答えがあるので、プレイする際はその名称をうまく使いながらセブンアップボーナス獲得を目指しましょう。

・ワギャンランドのボス戦・「神経衰弱」とは、どんなゲームなの?
もう一つのボス戦としての「神経衰弱」。
この神経衰弱もみなさんなら一度は遊んだ事がありますよね。
この神経衰弱は、24枚のパネルに書かれている同じ絵のパネルを当てていくゲームです。
パネルの絵はしりとりの絵とさほど変わりはありません。そして、神経衰弱もしりとりと同じように、ワギャンの上にあるボーダーラインのピンを越える点数を取ると勝利となります。
神経衰弱は、しりとりみたいに1枚の絵で何通りもの答えがあるわけではなく、ごく普通の神経衰弱です。しりとりと比べると、神経衰弱の方が簡単ですし、ボスの動きがパターン化しているので、勝利しやすいです。
また、しりとりと同じで、神経衰弱も間違うことなく全パネルを当てるとセブンアップボーナスがありますので、プレイする際はぜひがんばってみてくださいね。
ワギャンランドのラスボス「Dr.デビル」との戦いとは?
ワギャンランドには、何人かのボス戦がありますが、一番最後のラスボスでは、ワギャンランドを支配した「Dr.デビル」と戦うことになります。
Dr.デビルとの戦いは、神経衰弱としりとりとの両方で対戦します。
Dr.デビルとの神経衰弱は、ボス戦と特別変わったことはありません。しかし、ワギャンの上のボーダーラインのピンの位置がかなり上の方なので、普通のボス戦よりもたくさん絵を揃えなければいけません。
そして、Dr.デビルとのしりとりは24枚のパネルを全部繋げたとしても、さらにパネルが出てくるので、かなり長期戦となります。
また、ワギャンの上にあるボーダーラインのピンもかなり上の方なので、Dr.デビルに勝つためには、しりとりをたくさん繋げなければいけないのです。
Dr.デビルは、しりとりで一つの絵柄でもいろいろな読み方をしてくるのでなかなか手強いです。でも、その分、Dr.デビルを倒した時の達成感はとても大きいですよ!
ワギャンランドの裏技とは?

ボス戦が特徴的でユニークなワギャンランドですが、みなさんはワギャンランドに裏技があることをご存知ですか?
ファミコンというと裏技がつきものですが、ワギャンランドにも裏技が4つあります。
その裏技とはどのような裏技なのでしょうか?
では、ワギャンランドの4つの裏技をご紹介していきましょう!
ワギャンランドの裏技① コンティニュー復活!
ワギャンランドのようなアクションゲームをしていくと、時には残機がなくなりゲームオーバーになってしまう事があります。そして、また最初のステージからという場合がありますよね。
今のゲームはセーブ機能があるのでいつでも続きから始めることができますが、ファミコン時代のゲームでは、セーブ機能がないゲームも多々ありました。
そして、「また最初からだー!」と落胆してしまうことがよくありました。
しかし、このコンティニュー復活の裏技を使うことで、ゲームオーバーになっても最後にゲームオーバーになったステージから始めることができ、「また最初から」という落胆を味わなくてもすむのです。
では、その裏技ですが、まず、残機を使い終わったら、スタートボタンを押します。そして、マップが出たらリセットを押します。するとコンティニューが復活しますので、ぜひしてみてくださいね。

ワギャンランドの裏技② エンディングを見ることができる!
全ステージをクリアしてラスボスを倒すと、その後に待っているのが「エンディング」ですよね。
このエンディングはどのゲームでも最後にあるものですし、全ステージクリアしないと見れないものでもあって、見ることができると達成感があります。
しかし、ワギャンランドの裏技には、なかなか見れないエンディングが全ステージをクリアしなくても見れてしまうという裏技があるのです。
その裏技とは、1Pのコントローラーの十字キーとA ・Bボタンを使って、タイトル画面で「上・下・右・A・B・左・左・下・上・B・ A」とコマンド入力をします。
すると、全ステージをクリアしなくても、いきなりエンディングを見れてしまうのです。
なかなか見ることができないからこそ、エンディングを見れた時の達成感は大きいものですが、どんなに頑張っても全ステージクリアができない方は、試してみるのもいいかもしれませんね。
ワギャンランドの裏技③ ボス戦をプレイすることができる!
ワギャンランドでは、ステージをクリアするとボス戦でボスと戦いますが、ボスと戦うには、ステージをいくつかクリアしないといけません。
しかし、この裏技では、ステージをクリアしなくてもいきなりボス戦をプレイすることができます。
では、その裏技ですが、タイトル画面で「上・上・ A・上・上・上・B・上」とコマンド入力すると、ボス戦をプレイすることができます。
横スクロールのアクションステージもスピード感があるステージがあって楽しいのですが、特にボス戦だけをプレイしたいという方には、良い裏技ではないでしょうか?
ただし、この裏技はあくまでも普通のボス戦のみで、Dr.デビルと戦うことができません。そのため、Dr.デビルと戦いたい方は、地道にラスボスまで頑張ってステージをクリアしましょう。
ワギャンランドの裏技④ 裏ステージが出現する!
ワギャンランドの裏技で3つの裏技をご紹介しましたが、最後の裏技として、裏ステージが出現するという裏技があります。
この裏技はネットなどを調べなくても、エンディングが終わった後に画面にコマンド入力の仕方が現れるので、ワギャンランドの全ステージをクリアしてエンディングを最後まで見た人であれば、誰でも裏ステージをプレイすることができます。
では、裏ステージが出現する裏技ですが、エンディングを見た後でタイトル画面に戻るので、そのタイトル画面で「下・下 ・A・下・下・下B・下」とコマンド入力をします。
コマンド入力をした後にタイトル画面のワギャンランドの文字が赤から青に変わりますので、色が変われば、裏技成功となります。
ワギャンランドを全クリアした達成感の後の裏ステージは、さらにやる気がでますよね。みなさんもぜひワギャンランドを全クリアして、さらなる裏ステージを楽しくプレイしてくださいね。
懐かしのアクションゲーム「ワギャンランド」をプレイしてみよう!

ファミコン時代のゲームはドット絵が主流ですが、ワギャンランドもドット絵のゲームです。緑のロボットのような恐竜のようなワギャンを操作しながらステージをクリアすることはとても面白いですが、しりとりや神経衰弱のゲームで対戦をするボス戦は、格別な面白さがあります。
今現在でも、ファミコンをプレイすることができますし、リユースショップや通販でワギャンランドを手に入れることができます。
ですので、ファミコン世代の方もファミコンをプレイしたことがない方も、ワギャンランドは面白いゲームなのでぜひプレイして、横スクロールのアクションステージはもちろん、ユニークなボス戦を楽しんでください!
そして、プレイする際は、ぜひ裏技も試してみてくださいね。
また、スマホでワギャンランドのボス戦が楽しめるアプリがあるので、ワギャンランドに興味を持った方は、探して遊んでみてくださいね。
