『ミッドナイトラン』(監督:マーティン・ブレスト、1988年)のみどころ&魅力を語り尽くす!解説・レビューや見せ場まで一挙公開!~

『ミッドナイトラン』(監督:マーティン・ブレスト、1988年)のみどころ&魅力を語り尽くす!解説・レビューや見せ場まで一挙公開!~

『ミッドナイトラン』という映画を知っていますか? 本作はマーティン・ブレスト監督により制作されたコメディ映画で、あのロバート・デ・ニーロが主演という、珍しいほどの痛快喜劇に仕上がっています! ストーリーではチャールズ・グローディンという大俳優の共演もあり、ユニバーサル映画史上でも「最高傑作」と謳われるほどのテイストになっています。下地はコメディ&ヒューマンドラマそのものです! 今回はこの『ミッドナイトラン』に散りばめられたあらゆる魅力・みどころ・解説を、一挙公開の形でご紹介していきます!


概要

第46回ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門で作品賞、主演男優賞(ロバート・デ・ニーロ)の候補となり、アクション・コメディの傑作最高峰と謳われた傑作映画!

1988年に制作されて以降、その魅力とみどころは色褪せることなく輝いています。

タイトルの『ミッドナイトラン』の意味は、「一晩で終わるくらいの簡単な仕事・ちょろい仕事」というスラングが効いています。

しかしこの意味合いを逆にとったような〝膨大な仕事!?〟の有様を、連続したコメディタッチのテイストで仕上げられます。

メインキャスト

●ジャック・ウォルシュ:ロバート・デ・ニーロ(声:樋浦勉)
元刑事の探偵&賞金稼ぎ。刑事の頃はシカゴに在住。

●ジョナサン・マデューカス:チャールズ・グローディン(声:玄田哲章)
某経理事務所で働く会計士。性格は真面目だが、ユーモラスな1面を合わせ持つ。

●アロンゾ・モーズリー:ヤフェット・コットー(声:渡部猛)
FBIの敏腕主任警部補。厳格な性格の持ち主で、ここぞという時の行動は大胆。

●マービン・ドーフラー:ジョン・アシュトン(声:村松康雄)
ジャックと同じくエディに雇われている賞金稼ぎ。ジャックをライバル視している。

●ジミー・セラノ:デニス・ファリーナ(声:大宮悌二)
マフィアの大ボス。ジャックとは古い親友。普段は温厚だがすぐキレる。

●エディ・モスコーネ:ジョー・パントリアーノ(声:納谷六朗)
ジャックの雇い主で、保釈金事務所を経営している。倒産寸前。ドーナツ大好き。

●トニー・ダーボ:リチャード・フォロンジー(声:筈見純)
セラノの手下。ふとっちょだけど男っぽい。

●ジョーイ:ロバート・ミランダ(声:伊井篤史)
トニーと常に行動を共にするが、間抜面を隠せない。

●ジェリー・ガイスラー:ジャック・ケホー(声:塚田正昭)
エディの保釈金事務所で働く敏腕助手。よく「ドーナツ、買ってくるよ」と外出するが実際は…。

●デニース・ウォルシュ:ダニエル・デュクロス(声:佐々木るん)
ジャックの1人娘。ジャックの別れた元妻と暮らしている。

【1分でわかるあらすじ】

シカゴ警察に勤めていたジャックは不幸な事件で辞職に追い込まれ、賞金稼ぎをすることになります。

そんなとき、『マスコーネ保釈ローン』のエディと知り合い、彼から「ジョナサン・マデューカスを連れてこい」との依頼を受けます。その賞金はなんと10万ドル!
そしてタイムリミットは5日間。

そのジョナサンをニューヨークで押さえたジョナサンは、そのまま保釈ローンがあるロサンゼルスへ。

でも連行中、ジョナサンの希望で飛行機に乗ることを断念させられ、列車の旅を余儀なくされます。
ここから2人の、喧嘩あり・感動あり・涙あり・仲直りありの物語が展開されます。

セラノとの因縁の対決や、同じくエディの念押しの依頼でやって来た賞金稼ぎ・マービンとの小競り合いなど、なかなか厄介な展開が待ち受けています。

しかしジョナサンは結局セラノに捕まります。
そのジョナサンを救出するため、ジャックはFBIと協力し、セラノの逮捕に踏ん張ります。
そして見事「おとり作戦」をもってセラノを捕獲。ジョナサンも再びジャックのもとへ帰ります。

その後、ジャックとジョナサンは、エディとの約束通りにロサンゼルス空港へ到着しますが…。

ミッドナイト・ラン - Wikipedia

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【本作の魅力!その1】:アメリカ特有のゆったりムード

米映画ですからもちろんその空気はアメリカンです。

そんなムードが流れる上で、これほど面白く、また痛快に表現されている映画も珍しいのでは?と思わせられる見事な出来栄えです。

やはり魅力的な場面は、ジャックとジョナサンとの掛け合い、エディとジャックやマービン、FBIのモーズリーとジャックとの掛け合いなど、喜劇の1コマを感じさせる〝大胆な軽妙さ〟にあるでしょう。

本作ならではの構成が実によく、逃避行からデリケートな交渉・かけ引きまでが、見事なまでに表現されます!

ぜひ本作をご覧になる上では、この〝アメリカンなムード〟を十分お楽しみ下さい!

【本作の魅力!その2】:マスコーネ保釈ローンの多忙…

『マスコーネ保釈ローン』というのはエディが運営する保釈金事務所ですが、ここで交わされる人間描写が実に軽快です。

いろいろな出来事が起こります。

ジャックと電話で話すエディの表情は、特ダネを追いかけるときのスピーディな展開にあり、真面目なエピソードを入れながらも面白い。

「痛快喜劇」を彷彿させてくれるその珍妙ぶりは、やはりマーティン監督ならではの実力と言わざるを得ませんね。

賞金稼ぎの仕事はすべてこのマスコーネ保釈ローンから始まります。

秘書として勤めているジェリーも含め、裏で取り引きされるいろいろな暗躍も見え隠れして、事務所・賞金稼ぎ・警察のマークなどの絡み合いが実に傑作です。

【本作の魅力!その3】:ジョナサンとジャックとの初対面

ジョナサンはニューヨークの自宅でジャックに捕まります。

このジョナサンを捕まえるときでもジャックは、ジョナサン宅に不法侵入罪の形で押し入っているので、そこの飼い犬に吠えられます。

ジャックは犬が苦手…。

この場面の珍妙さ加減も絶品です。

とっぽい男を演じているはずのジャックがなぜか犬に弱く、ジョナサンの奥さんに犬を押さえてもらいながらのジョナサン捕獲。

なんだか観ていて「本当にジャックって強いの?」などといろいろ想像させてくれるシーンです。

この場面から2人の逃避行が始まりますが、その後の道中での展開はこの「出会いの場面」に凝縮されているようです。

まさにジョナサンとジャックの性質がにじみ出ているワンカットと言えるでしょう。

【本作の魅力!その4】:実はジャックは優しい

ジャックは非常に独善的で、絶対に人の意見に左右されず、真面目に見えて取っつきにくい男です。

でもジョナサンと道中一緒にいるうち、なんとなくその体裁が剥がされていきます。そして内面のユーモラスの1面や、ちょっとした表情に優しさが見え隠れするのです。

ジョナサンをはじめ毛嫌いしますが、実はそれこそが表裏一体。
どこかで必ずジョナサンのことを気づかっており、その優しさに気づいたジョナサンはそのジャックの優しさに初めから気付いています。

ジョナサンはこのジャックの優しい部分をとても好意的に想い、
「私は君が好きだよ」
と、本心を投げかけます。

こうした2人の逃避行だからこそ楽しめる、二重・三重の暖かいムードが、観る人の心を確かに揺さぶってくれるでしょう。

【本作の魅力!その5】:セラノの面白さ

セラノは〝裏の世界〟を牛耳るマフィアの大ボスですが、なんだかその内面は珍妙です。

いつもどこか間抜けで、そんなユーモラスな1面が一層コメディ下限を引き立てます。

部下のトニーとジョーイに対しても、何度も何度も念押しで「ジョナサンを捕まえろ!」と凄んで言いますが、悉く失敗して帰ってくる2人をまだ懲りもせずに使っているなど、「普通のボスならしないだろ!」という連鎖的なミスも平気です。

そこで見逃せないのが、セラノとジャックのセッション!

セラノとジャックは、もともとジャックがシカゴ時代にいた時からの古い知り合いで、周りからは「親友」あるいは「相棒」などと言われ続けていました。

そんな2人なので、会えば何かと昔話から嫌味のようなセリフを言い合います。

この掛け合いもとても面白く、しかしどうしてもジャックの方が1枚上手なので、セラノの滑稽さ加減が余計に目立ってしまいます…。

【本作の魅力!その6】:のんびりとスピーディとの絶妙的な調和

アメリカンムードで流れる場面がメインですが、本作では「ここぞ!」というときにとてもスピーディな展開になります。

とくに「ジャックとジョナサンがセラノから逃げるシーン」、「FBIの追跡のシーン」なんかは、アクション・コメディを痛快させる見事な演出・脚色が見られます。

カーチェイスあり、銃撃戦あり、巧妙なかけ引きありの、とても贅沢な見栄えに、おそらくほとんどの視聴者はスリルとともに満足させられるでしょう。

【本作の魅力!その7】:FBIの間抜けさ加減

FBIはずっとセラノを逮捕したがっています。
でもいつも逃げられます。

そこでFBIはジャックに目を付けます。

ジョナサンを連行したとき、「おとりとして泳がしているんだからジョナサンを勝手に連れて行かれては困る」とジャックに詰め寄ります。

何年もかけた用意周到な計画を立てても、いざ実戦に入るとなると間抜けな側面ばかりを見せてしまうFBI!

ジャックとFBI警部補・モーズリーとの滑稽なやり取りは、きっと最後まで笑わせてくれるでしょう。
追跡のために自家用ジェットを飛ばしたり、いつもジャックの先回りしてジョナサンの行方を押さえようとしますが、FBIはどの場面でも一歩遅いのです。

そのあり方が「なんで?」言わざるを得ないほど「痛快コメディ」を引き立てます。

【本作の魅力!その8】:コメディタッチから感動の演出が

本作はアクション・コメディですが、そのストーリー子には「なかなか複雑なヒューマンドラマ」が隠れています。

ジャックにはジャックの、ジョナサンにはジョナサンの、それぞれ真剣に考えるエピソードがあり、また悲劇・喜劇を奏でられる「現実ドラマ」のようなものが見え隠れします。

ジャックはバツイチですが、まだ元妻に未練があります。
そのせいで次の恋愛に踏み込めず、今でも妻の帰りを待っている様子がアリアリです。

それを見兼ねたジョナサンは、
「奥さんはきっと帰って来ないと思うよ。未練を断ち切って、次の恋愛を目指すべきだよ」と優しく問いかけます。

こんなコミュニケーションをメインに引き立て、彼らはコメディタッチで脚色しながら感動を引き出してきます。

ラストシーンでのジャックとジョナサンと2人の抱擁のシーンは、サラッとしていながらも実に味わい深い感動を与えてくれるでしょう。

【本作の魅力!その9】:「来世で会おう」

このセリフはジョナサンとジャックの間で交わされる親友との挨拶のようなフレーズです。

逃避行中にジョナサンがジャックに1度このセリフを言います。
ジャックはそれを受けてしんみりした表情でいました。

段々と心の触れ合いを通じ、親友になっていく2人ですが、その報酬はラストシーンで結実されます。

この「来世で会おう」のセリフの本意は、現世の自分たちの立場があまりに違うため、来世ならやり直せるだろうというような、現世はあきらめるけれども「友人同士でいよう」という熱い友情を秘めた言葉のようです。
とても深みのあるセリフで、これをもって締めくくられる本作のラストシーンは、まるで映画の枠を越えているようにも見えるでしょう。

『ミッドナイトラン』の魅力は語っても語り尽くせない、重厚でバラエティに富んだ深みがあります。

ですのでぜひ、ご自分の目と感覚で本作を鑑賞し、その醍醐味の全てを直接感じ取ってみて下さい!ストーリー中の列車の中で出て来る「ジャックがずっと身につけている〝時計〟のエピソード」も深いです。

【本作のみどころ!その1】:「手を耳の後ろで、ん?そうだ」

これはみどころというか、何気に仄々してしまうシーンになります。

ジャックがジョナサンの家に侵入し、ジョナサンを連行するために捕まえるシーンです。

拳銃で威嚇しつつジョナサンを捕まえようとするジャックは、

「手を頭の後ろで組め!組むんだよ!早く!」

とジョナサン怒鳴ったところ、なかなか動きが鈍いジョナサンをもう1度叱りつけます。

しかし2度目に言い終える前、ジョナサンがちゃんと言うことを聞いて手を頭の後ろで組んだので、「ん?…そうだ」と気を抑えられてしまったジャックの様子は、なんとなく珍妙な様子を醸してしまいます。

【本作のみどころ!その2】:「それは残念、でも私は君が好きだよ」

ニューヨークのジョナサンの自宅から最寄りの空港までジャックと同行するシーンで、ジャックに連行されながらのジョナサンのセリフです。

ジャックは通称「デューク」と名乗るジョナサン〟をなぜだから毛嫌いしますが、嫌われた本人ジョナサンは、ジャックのことを好きだと言います。「友人として好きだ」と言うジョナサンに、ジャックも拍子抜けしてその後も調子が揮いません。

この頃から2人仲は険悪ながらに絆を持ち合い、一緒にマフィアから逃げ回る中でも常に互いのことを心配します。

このシーンも、とても仄々としたほっこりとしたワンシーンで、ぜひ本作の隅々まで楽しみたい人は、このような細かい細かい描写を愉しんでみるのも良いでしょう。

【本作のみどころ!その3】:マービン、堂々の登場!

ジャックとともにエディに雇われている賞金稼ぎのマービンですが、マービンは常に「自分がベスト!」と思っているうぬぼれ屋です。

しかし「いつか必ずジャックを出し抜いてやる」との暗躍ぶりがなぜか珍妙。

いつも必ず間抜けな1面を持ち合わせており、逆にジャックに出し抜かれがちで、獲物を横取りしようとしても失敗ばかり…。

ジャックと同様にエディに「ジョナサン連行」を依頼されたマービンは、自力でジャックが乗っている列車を割り出し、その列車に乗り込んでジョナサン奪回を計ります。

いい線まで行くのですが、お約束のように逆にジャックに取り押さえられ、あげくにFBIに突き出されてしまいます(これはぜひ本作でお楽しみ下さい)。

もう1つののおススメシーンは、赤土が広がるグランドキャニオンでのジョナサン奪回のシーン!

ジャックがジョナサンを連れてFBIから逃げる際、カーチェイスの果てに遠い田舎まで来てしまいます。
ですがジャックは結局乗っていた車を大破させてしまい、あとはヒッチハイクで逃げ切ろうと踏ん張ります(もちろんジョナサン込みで)。

そこに現れたのがマービン!

ここで初めてジャックを出し抜けたとイキイキするマービンは、得意になってその後の展開でもはつらつです。しかしまたしてもここでお約束のオチがあって…。

【本作のみどころ!その4】:ジャックにブラフをかけるジョナサン

ジョナサンはジャックに「飛行機恐怖症」と自称し、「自分は飛行機に乗れないから別の乗り物でロスまで連れて行ってくれ」とジャックにお願いし、その変更した乗り物は列車でした。

この「飛行機恐怖症」というのはストーリー中後半まで引きずり、ジャックは「ジョナサンは飛行機恐怖症」と疑うことなく信じてしまいます。

しかしそのジョナサンは、逃避行の途中で立ち寄った田舎町で、そこにあった自家用ジェットで逃げていきます。しかも自分で運転して。それを見て怒り心頭のジャック!

「この野郎!よくも騙しやがったな!怖いどころか、まさか操縦までできるとはな!」

とジャックは怒りながらも慌ててジョナサンを追いかけていきます!

このシーン視聴者にとっても1番面白い場面に映るのではないでしょうか?!ぜひそれまでの経過と合わせ、この2人の憎めない珍妙さ加減をお楽しみ下さい!

【本作のみどころ!その5】:ジャック・ジョナサン・マービンの逃避行!

ストーリーの後半では、ジャックとジョナサンはマフィア・セラノの手下に追いつめられていきます。そこにマービンが登場し、ライフル銃でトニーとジョーイを威嚇しながら2人に近づき、あげくトニーとジョーイをライフルで殴って気絶させます。

さらにジョナサンだけを連れて逃げるはずでしたが、ジャックはあらかじめジョナサンに手錠をはめて自分と離れられなくしてしまい、その手錠の鍵はジャックによってわざと溝の中へ放り込まれました。

つまり「一蓮托生」という形で、マービンは仕方なくジャックとジョナサンを連れて自分の車に乗り込みます。
ここから始まるマフィアとの死闘!

ジャック、ジョナサン、マービンの3人は車で何とか逃げきりますが、マフィアはあらかじめチャーターしておいたヘリコプターでさらに追撃します。
このシーンでの絶妙なカーチェイス・争奪戦は、観ていて十分ハラハラドキドキさせられるリアルな展開に仕上がっています。
車中での3人のしゃべりも実に珍妙!
ぜひ面白すぎるこのシーンもお楽しみ下さい!

【本作のみどころ!その6】:セラノが間抜けな形で捕まっちゃう!

マフィアの大ボス・セラノは、FBIとジャックの協働作戦にて、空港で捕獲されてしまいます。それもジャックによる「過去の犯罪を記録したディスク」をエサに捕まるという、なんとも間抜けな幕引きです。

それまでに見せて来たセラノの〝マフィアとしての迫力ある1面〟も、このシーンを観たらバラエティに変わってしまうでしょう。

しかしこの場面が本作の(アクション中の)クライマックス場面。

シリアスな展開をもって、マフィアとFBIとの巧妙なかけ引きが見どころです。
加えてジャックの痛快なブラフも冴え渡り、マフィア顔負けの迫真の演技は、アクション・コメディ映画の醍醐味とも言える絶妙な場面に演出されます。

この一風違った感動極まる痛快な場面をぜひお楽しみ下さい!

【本作のみどころ!その7】:不思議なジャックとジョナサンの別れの場面

ジャックはジョナサンを連れ、エディとの約束通り、5日が過ぎる数時間前にロサンゼルス空港に到着します。

そこでジャックはエディに電話をかけ、「ジョナサンをこれから逃がすところだ」と本音を打ち明けます。

「なんで連れて来ないんだ!?」と怒るエディを無視してそのまま電話を切り、「約束の時間までに来れたからいい」と感動的なセリフをジョナサンに告げます。
感動したジョナサンはジャックに「伝えたい事があるんだ」と、1度立ち去ろうとしたジャックを呼び止めます。

ジョナサンの懐から出てきたのはなんと数百ドル紙幣!それを餞別にとジャックに持たせます。
ジャックの人柄を初めから好んでいたジョナサンは、もうすっかりジャックを信用し、ジャックを自分の親友として認めました。

ジャックの方も、ジョナサンの底なしのお人よしにほだされ、ジョナサンのような友人を心からほしいと願うようになります。
そのような背景をもっての2人の別れ。2人は最後に、
「来世で会おう」
ともう1度確認し合い、お互いの生活場所へ帰って行きます。

ジョナサンと別れてからすぐに、もう1度ジャックはジョナサンの方を振り向きますが、もうジョナサンはそこにいません。まるで不思議のような感覚に、ジャックは何となく空港から出ていきます。

ここまでのやり取りに、本作のストーリーに詰められた渾身の魅力が表れているように思われます!

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【解説&レビュー】

いやはや、これほど面白いアクション・コメディ映画をこれまで洋画で見たことがありませんでした。まさに名作!

それまでのアメリカ映画のコメディ映画を覆すほどの痛快さを、本作の特殊かつ斬新な演出に垣間見せられることでしょう!

デ・ニーロファンはかなり多い事と思いますが、これを観ればさらに熱いファンになれ、本作で初めて知った俳優・チャールズ・グローディンにもそれなりに特別な感情をもてることでしょう。

チャールズ・グローディンは(日本では)無名に近い存在でしたが、この作品によって一気に名が売れます。芸歴はかなり長く、1964年から映画界にデビューして以来、『ローズマリーの赤ちゃん』(1968年)や『キングコング』(1976年)に出演しており、さらなる有名どころでは『天国から来たチャンピオン』(1978年)では主人公として出演していました。

外国アクション・コメディ映画の中ではかなりホットな1作だと思います。
それだけ見飽きることなくワクワクさせられ、いつまでも色褪せない傑作のオーラを醸し続けるでしょう!

ぜひ、ロバート・デ・ニーロとチャールズ・グローディンの過去出演作品もご覧になってから、存分にご堪能下さい!その方が、2大俳優への感傷の度合いも大きく、その面白みにも〝深み〟が増すことでしょう!

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