手塚治虫がAIで蘇る!?30年ぶりに新作漫画を制作するプロジェクトが話題に!!
1989年に亡くなってから今年で30年となった漫画家・手塚治虫。メモリ・SSDの開発などを行うキオクシア(旧:東芝メモリ)がこのたび、AI技術を用いて「手塚治虫の新作漫画を制作する」と発表し、大きな話題となっています。
第一報はこちらです!
「もし手塚が生きていたらどんな漫画を描くのだろうか?」という疑問から生まれた今回の企画ですが、AIにデータ化した手塚作品を学習させ、その上で新作漫画としてアウトプットさせるとのこと。キオクシアが誇るSSD技術もプロジェクトに貢献しています。気になる漫画の発表時期は、2020年2月を予定しているとのことです。

【AI 燦燦と】AIとなった美空ひばりがNHKで新曲を披露!!
手塚治虫の新作で盛り上がるAI界隈ですが、9月29日に放送された「NHKスペシャル AIでよみがえる 美空ひばり」において、CGで再現した美空ひばりにAI技術を用いて再現した歌声を乗せた新曲「あれから」が披露され、SNSを中心に大きな話題となっています。
ディープラーニングで極限まで本人の歌唱に寄せる!
歌声を再現するにあたっては、ヤマハの歌声合成技術「VOCALOID:AI」が使用されており、ディープラーニングにより生前の美空の歌い方や癖などをAIに学習させ、極限まで本人に近い歌声の再現に成功しました。

新曲「あれから」の作詞を担当したのは、生前最後のシングルとなった「川の流れのように」でも作詞を担当した秋元康。衣装デザインも、生前に衣装を担当したファッションデザイナー・森英恵が務めるなど、演出面でも生前の美空ひばりの再現に務めました。10月3日現在YouTubeにて動画が公開されていますので、見逃した方は是非ご覧になってください!
AIとなった美空ひばりの動画はこちらです!!
AIはドラえもんの「ひみつ道具」にも進出中です!!
また、AI技術はドラえもんの「ひみつ道具」にも進出中です。ここでは、現時点で開発されているもので、ドラえもんのひみつ道具に似た機能を持っているものをいくつかご紹介したいと思います。
MARS(ほんやくコンニャクに対応)
食べるだけで外国語が理解できるようになる「ほんやくコンニャク」。それに対応するイヤホン「MARS」が、2017年にLINE Globalから発表されています。これは、会話をする人同士が「MARS」を着用し、異なる言語で会話をするとイヤホンを通じてそれが翻訳され、異言語同士での会話が可能になるとのこと。日本ではまだ未発売となっていますが、今後の発売&改良に期待したいところです!
「GPT2」(もはん手紙ペンに対応)
ペンを持つだけで書きたいことを文章化してくれる「もはん手紙ペン」。AIによるディープラーニングの発達により、テキスト作成の技術は現在急速に進歩しています。2019年にはAI研究組織であるOpenAIがテキスト作成用AI「GPT2」を発表。もはや人間の書く文章と遜色のない仕上がりの文章を、自動で作成することが可能となっています。日進月歩で進化するAI技術。これからも我々を驚かせ、時には懐かしい思いにさせてくれることでしょう。
人工知能について詳しくなりたい方はこちら!
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