さぁ、ご覧ください。今や伝説、「必殺シリーズ」70年代前半に放送されたのがコレです!

さぁ、ご覧ください。今や伝説、「必殺シリーズ」70年代前半に放送されたのがコレです!

時代劇は面白い。中でも「必殺シリーズ」は30年以上に渡って放送されているだけあって今観てもバツグンの面白さです。70年代前半に放送された必殺シリーズの1作目から5作目までをご紹介します。


事件の影響は大きく、タイトルだけではなく作風も大きく変わっています。殺し屋稼業という設定は同じですが、コミカルというか明るいんです。初めて観た人は田村高廣が演じる中山文十郎の陽気さに違和感を覚えるかもしれません。が、徐々にそれが良くなってくるんですけどね。

元締め役は山村聰。1作目の「必殺仕掛人」と同じ役どころですが、別人を演じています。
中村主水は1話のみの出演です。中村主水は助け人と戦うのですが、結局は自分の裏稼業の事は伏せて「儲け話があったら一口のせろ」といって去っていきます。面白いですね。ゲスト出演ですが、それだけ「必殺仕置人」の人気が高かったということですね。

暗闇仕留人

中村主水が復帰してのシリーズ第4作「暗闇仕留人」です。これも「必殺仕留人」で良かったのでしょうけど、例の事件の影響がまだ強く残っていたということですね。

脚本:國弘威雄、村尾昭、安倍徹郎 
監督:工藤栄一、蔵原惟繕、田中徳三 
出演者:石坂浩二、近藤洋介、野川由美子、三島ゆり子、木村夏江、津坂匡章、白木万理、菅井きん、藤田まこと
ナレーター:芥川隆行 
放送期間:1974年6月29日~12月28日

暗闇仕留人

主役の糸井貢を演じるのは若き石坂浩二。相変わらず線は細いですが色男です。優男というべきですかね。優しさゆえに最後は殺されてしまいますからね。これが必殺シリーズ最初の主人公の殉職となります。
工藤栄一が監督を務めているのも嬉しいところですが、何よりも驚いたのは西崎みどりが歌った主題歌「旅愁」が大ヒットしたことでしょう。

女掏摸(スリ)で、仕留人の密偵を務める鉄砲玉のおきん。演じる野川由美子が美しいわけですが、この鉄砲玉のおきん、「必殺仕置人」に続いての登場です。「必殺仕置人」では最終回で江戸を離れたのですが、戻ってきてくれました。野川由美子は前作の「助け人走る」では同じ密偵ながら芸者のお吉を演じていましたが、これは別人です。

「暗闇仕留人」以降、最終回で主人公たちの多くは悲惨な死を迎えるようになります。まぁ、言うても毎週毎週殺人を犯してますからねぇ。主人公とは言え悪は栄えないということでしょう。

必殺必中仕事屋稼業

シリーズ第5作目にしてようやくタイトルに「必殺」の文字が戻ってきました。「必殺必中仕事屋稼業」、長いです。しかも、厳密に言うと「必殺」ではなく。「必殺必中」。まだ事件に対する後ろめたさが拭いきれていないようですね。
主演は緒形拳と林隆三という豪華版。緒形拳は1作目の「必殺仕掛人」に続いての登場ですが、役柄は藤枝梅安ではなく、知らぬ顔の半兵衛という全くの別人を演じています。

脚本:村尾昭、野上龍雄、國弘威雄、安倍徹郎 
監督:三隅研次、工藤栄一、松本明 
出演者:緒形拳、林隆三、中尾ミエ、岡本信人、大塚吾郎、草笛光子 
ナレーター:藤田まこと 
放送期間:1975年1月4日~3月29日

必殺必中仕事屋稼業

中村主水はお休みですが、ナレーションで藤田まこと が起用されています。タイトルは長いわ、中村主水は出てこないわで、ご覧になられたことがない方は不安になられるかもしれませんが、この「必殺必中仕事屋稼業」近畿地区で過去最高の視聴率を記録し、シリーズ最高傑作との呼び声も高い作品なんですよ。

緒形拳も林隆三も上手いわね。中尾ミエだっていい味出してます。

以上が70年代前半の必殺シリーズです。必殺シリーズといっても5作中「必殺」のタイトルがついていないものが2作品。更に1作品は「必殺必中」だし、純粋な「必殺」は2作しかないとは。。。
さて、70年代後半は、これまた手を変え品を変えて必殺の数々が登場します。が、それはまたの機会に。

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