日本を代表するロックバンドB’z「稲葉浩志」の人間性と歌唱能力

日本を代表するロックバンドB’z「稲葉浩志」の人間性と歌唱能力

90年代のB’zは最高でした、とくにアルバム「Loose」のころ。稲葉浩志の声やパフォーマンスに酔いしれた人も多かったことでしょう。B’zの激しいパフォーマンスと裏腹に、稲葉は実は物静かな人だそう。知っているようで知らない稲葉浩志をご覧ください。


B'zのボーカル&作詞を担当する稲葉浩志

稲葉浩志(1964年9月23日)は、日本のボーカリスト、作詞家であり、音楽ユニット・B'zのメンバー。
ソロ活動の際には作曲とギター、音楽プロデュース等も担当する。岡山県津山市出身。 所属レコード会社はビーイング、レーベルはVERMILLION RECORDS所属。所属事務所はVERMILLION。

稲葉浩志

ライブで魅せる圧倒的な運動量と声量は圧巻

広い音域とそれを支える強靭な肺活量

強靭な体から発せられるシャウトとライブ後半でも持続するスタミナ

公式リリース音源の音域では最低音がF#2(lowF#)、シャウトやスクリーミングを含めた最高音はB5(hihiB)にまで到達。
ライブで歌いながらステージを走り回ったり跳びはねたりしても、ほとんど乱れない強靭な肺活量を有する。肺活量は8,000cc超と成人男性の平均数値(3,000‐4,000cc)を大きく上回り、ライブ終盤においても30秒を超えるロングトーンを披露できる。

ストイックな体調管理

声の維持に細心のケアを行う

全てはボーカル能力の維持向上のため

GQ JAPAN 2010.10月 稲葉浩志(B'z)  - ヤフオク!

ライブツアー前や最中は、喉への負担を極力避けて神経質なまでに声の維持に努めている。
空気の乾燥を防ぐために極力冷房は使用せず、冷房使用時には窓を開ける。
楽屋では廊下からの冷気を避けるために、スタッフに扉の縁を目張りで密封処理させる。スタジオでは季節を問わず加湿器を使用する。
体温を低下させないために温かい湯船に浸かるのを日課とする。冷たい飲食物を避け、温かいハーブティーを愛飲する。
自身の体調管理を徹底する理由について「乾燥してちょっとでも(声が)出なくなると、あの時(喉のケアを)やっときゃよかったと思うのが嫌なので、つい念を入れがちになるんですよね。普通は3回でいいのかもしれないけど5回やっちゃったりとか」と語る。
きっかけは、2004年初頭に声帯に水ぶくれのようなものが出来たために声が出なくなり、手術をしたことから。それ以来、医師から喉の乾燥を防ぐため湿度を50%に保つよう指示され、毎月定期検査を受けている。これらの徹底的なケアを、稲葉は「ツアー病」と呼んでいる。
これらを徹底的に行うのはライブツアー前や、ライブツアー最中のみである。

人物像

松本孝弘との出会い

当時大学生で歌手を志していた稲葉は音楽雑誌『ロッキンf』に目を通していたところ、音楽制作会社ビーイングが主催していたボーカルスクール「ビーイング音楽振興会(現・Being Music School)」のスクール生募集の広告が目に留まった。その欄に当時ファンであったLOUDNESSなどのアーティストの名前が明記してあったため、「ここだな!」と思い通い始めたのが最初である。
ボーカルスクールは小さいマンションにスクールのオフィスと、ドアだけ防音にした音を出せる部屋があり、そこでレッスンをしていた。レッスンはカラオケを使ったもので、自分の歌いたい歌、もしくは、講師の先生が勧めてくる曲を歌っていた。
ボーカルスクールは歌のレッスンのみで、そこから事務所が「そこそこ使えそうな人間だな」と思うと、歌手活動への抜擢や、コーラスのバイトを任されたりする。そのため稲葉自身、自分のバンドは自分でやるしかないので、友達とバンド活動をしていた。
スクールに入所してしばらくすると、稲葉をデビューさせるためのプロジェクトが発足し、通称「稲葉バンド」というバンドも結成された。そのバンドには、後にB'zのサポートベーシストとなる明石昌夫も在籍していた。しかし、ライブ活動をするわけでもなく、メンバーもコロコロと変わり、結局自然消滅した。
その後、稲葉の歌が収録されていたデモテープが松本孝弘の耳に留まる。そして松本が稲葉を誘いB'zを結成、1988年9月にデビューとなる。

独自の作詞観

作詞のスタイル

Amazon | OFF THE LOCK | B’z, 稲葉浩志, 松本孝弘, 明石昌夫 | J-POP | 音楽

B'zの場合は、曲先(松本の作った曲が既にある状態から歌詞を書く)で、ソロの場合は、曲先と詞先(歌詞を先に書き、その歌詞に曲を付けていく)を使い分ける。一旦、全て英語で仮作詞を行い、少しずつ日本語詞に置き換えていくという方法をとっていたが、近年では初めから日本語で書くことも多い。
B'zの場合、歌詞の内容は楽曲を聴き、そこから風景や人物をイメージして決めていく手法。歌詞が曲に合致する具合に関しても追求しており、もし歌詞が上手くはまらない場合は、言葉の表現を変更する。それでも納得しない時は、松本に曲を1小節伸ばしてもらうなど、メロディ自体も変更することがある。
1stアルバム『B'z』では、英語を多用した非常に抽象的な歌詞になっている。
2ndアルバム『OFF THE LOCK』では、現在の稲葉の歌詞に通じる柔軟な表現になってはいるが、実はこのアルバムの製作時が一番辛い時期だった。
曲は既に出来上がっているのに、曲のテーマと詞の作風が全く合わなかった状況に大変焦れて、常に作詞を強要されるのが憂鬱でしょうがなかった。また、苦労して作詞をしても周りから批判されるので、「途中で投げ出して逃げたいと何度も思った」と後のインタビューで語っている。現在でも、このアルバムを聴くと拒絶反応を起こすことがあるらしい。
3rdアルバム『BREAK THROUGH』以降は、独自の作詞スタイルを確立するため、ロックでは敬遠されるような言葉や口調を積極的に取り入れるようになったと、雑誌「音楽と人」1998年1月号のインタビューで述べている。
「太陽のKomachi Angel」・「ギリギリchop」など、意図的にユニークな表現を取り入れるなどの遊び心も散見される。松本もこれを楽しんでいるようで、「愛のバクダン」については、リリース時のインタビューで「『ギリギリchop』以来の名タイトル」と評している。
近年では応援歌や人生訓的、社会批判的な歌詞も増えてきており、作詞家としての幅も広い。恋愛をテーマとした歌詞の場合でも、シチュエーションは多様だが、ほとんどは女性上位で尻に敷かれているような男性を主人公に置く事が多い。それ以外では、己の不甲斐無さ、未熟さを憂う自虐的・自省的な歌詞も度々登場する。
2011年ごろから、B'zの過去の楽曲の英詞バージョンを多く作成している。その際の英詞の作詞は、B'zのサポートメンバーのシェーン・ガラースとの共同制作となっている。稲葉がシェーンに原曲歌詞のコンセプトを説明し、それにシェーンが稲葉と調整しながら英詞を当てはめていくという手法を取っている。

楽器演奏・作曲

多くの楽器を操る

ブルース・ハープやギターのほか、ピアノやパーカッション、マラカス、マンドリンなども演奏する。
ブルースハープは、ライブやMC時のパフォーマンスで頻繁に使用し、ブルースキーやベンドを駆使した演奏を行う。ギターは、ラジオでの発言によると高校時代は壊れたギターで遊んでいた程度だったが、デビューを前に社長命令で猛特訓し、ライブ(主にソロ)でアコースティック・ギターを演奏する場面がしばしば見られる。
また、1995年のライブ「B'z LIVE-GYM Pleasure'95 BUZZ!!」では「ALONE」をピアノで弾き語りした。ソロでの作曲時は、ギターでは構造上押さえることが不可能なコードもあるため、ギターよりもピアノを使用することが多い。

特技・趣味・嗜好

英語が堪能

Amazon | B'z The Best XXV 1988-1998(通常盤) | B'z | J-POP | 音楽

旺文社全国高2模試では数学の順位が3位だった。1987年、横浜国立大学教育学部中学校教員養成課程(数学)を卒業。大学時代に、小学校教員免許と高等学校教員免許(数学)を取得。
英語が堪能である。B'zのサポートメンバーである、シェーン・ガラース、バリー・スパークスとは英会話する場面や、稲葉が彼らに日本語を教える場面が、B'zのDVDなどで見ることができる。また、リンキン・パークとのチャリティーライブでは、通訳なしでインタビューに英語で答え、リンキン・パークのメンバーとも会話している。
趣味は、サーフィンやオートバイ、マンガ。家からスタジオまでハーレーダビットソンで来ることもある。
腕、手首、人差し指、背中、へそにタトゥーを入れている。
UFCなどの格闘技観戦が趣味。2014年に自身の公式サイト『en-zine(エンジン)』で同じく格闘技好きの福山雅治とメディア初対談をし、格闘技について語り合った。

UFC繋がりで福山雅治と対談

逸話

B'zとしてデビューする以前は、その端正なルックスから事務所の斡旋でモデルの仕事をしていた。
稲葉ファンを公言する女性芸能人は数多い(安室奈美恵、浜崎あゆみ、鬼束ちひろ、Lina(MAX)、相川七瀬、本田翼、松下由樹、足立梨花、高樹千佳子など)
大学の卒業式には稲葉ただ一人、革ジャンとジーンズで登校し、式には不参加だった。
横浜国立大学の図書館に保管してある卒業アルバムの稲葉が写っているページ(集合写真やゼミの写真など)だけが全て破り取られていると判明した。
大学時代は、家庭教師や横浜市の元町のサンドイッチ屋と高島屋の地下の惣菜屋でもバイトしていた。しかし、サンドイッチ屋はもうなくなっている。
長者番付歌手部門において、廃止されるまでの最後の6年間、浜崎あゆみ、宇多田ヒカルと2年ずつ番付トップになっている。
実家の化粧品店や兄が経営している和菓子屋、稲葉が通っていた小学校、中学校、高校などは、数多くのファンが観光に来ている。津山市の観光スポットにもなっており、「稲葉浩志君のメモリアルロードマップ」が作られていたり、津山観光センターには「稲葉浩志君メモリアルロードコース」なども作られている。
音楽専門誌のボーカリスト人気ランキングでは近年上位をキープし、2007年度のランキングでは、ミック・ジャガーなどを抑え、1位を獲得している。
プロレスが好きで、一番好きなレスラーはアントニオ猪木。
「ライブ前には毎回必ず失敗する悪夢を見る」という。また、ライブツアー初日の開演直前の時間が最も苦手で、「『早く帰りたい、中止にならないか』とずっと思っている」という。
初めて触った楽器は中学時代、部屋にあった白いアコースティクギターで、毎日のように洋楽ロックやヘヴィメタルの曲を爆音で流し、その曲に合わせ弾いていた。しかし、日に日に弦が切れ減っていき、弦が1本になっても、なりふりかまわず弾いていた。
元メガデスのギタリスト、マーティ・フリードマンが『笑っていいとも!』(フジテレビ系)に出演した際、音楽のプロが選ぶ「今、一番歌が上手い男性歌手は?」という討論コーナーで、稲葉の名を挙げ「ハードロック歌手は喉を潰しやすく寿命があるが、彼は昔から現在まで変わらず強い声を保ち続け、バラードでは繊細でソフトで女性の心をくすぶるような声を持っていて、音域も広い。彼はロック界で日本だけでなく世界から見ても理想のボーカリスト」と評した。
T-BOLANの森友嵐士のインディーズ時代のライブには、B'zとしてデビューが決まっていた稲葉が、ライブ経験を積むために20本以上ゲスト出演し、主に洋楽のカヴァーをセッションをしていた。また、お互い教員免許を持っていた森友と稲葉(専攻は森友が理科「化学」、稲葉は「数学」)は、「もし売れなかったら一緒に塾でもやろう」と話していた。

松本孝弘について

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B'zについて

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デビュー30周年、ニューアルバムのリリースを発表

1988年~2018年、デビュー30周年を迎えたB'zだが、2019年にニューアルバムをリリースすると公式サイト、SNSなどで発表された。年々、渋カッコよくなっていく二人の今後の活躍にも目が離せない。

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