物凄くどうでもいい話をすると、亜妖ちゃんはピーナッツが嫌いです。
厳密に言えば、柿ピーの「ピー」は完全に不要だと思っていて。あとバタピーの「ピー」も(?)
だけどもココアピーナッツとハニーローストピーナッツは吐くほど食べちゃうんだけど、なぜなんでしょうね。

「ハチミツとクローバー」の森田さんでさえ、食べすぎて入院してましたし。
なんなんだろうなぁ、あの魔力。ちょっと甘いものでコーティングしただけで、手が止まらなくなるんですよ。
そしてバタピーになると一気に魅力が半減する。(と亜妖は思っている)
いやぁ、本当になんなんだろうなぁ。そして本気でどうでもいい話すぎちゃうなぁ。
何でもかんでも「ギズモ」って言うなよ
バスケット・ケース

そこで今回はあの伝説の(?)ホラー映画、「バスケット・ケース」を紹介します。
よくある背後から霊がコンニチハとか、写真に映り込んじゃった〜系のホラーではなく、じっとりとした気持ち悪さがウリの映画であります。
80年代に公開された、カルト映画の一つ。知っている人も多いのでは?
あんまり映画とか観ない人にこういうパッケージを見せると「ナニコレ?ギズモ?」ってだいたい言います。
目がぱっちりしている得体の知れない生物を、全て「ギズモ」と一括りにするのはやめましょう。
「バスケットケース」にグレムリンのようなキュートさは皆無であるからです。
スプラッター描写が多いのですが、多分だいたいの人は大丈夫……

……な、はず。(モザイクの意味、ほぼなし!w)
大きなケースを抱えてどこへ行く

主人公・ドゥエインは大きなバスケットケースを抱えてニューヨークを歩いています。
両手を目一杯使うほどの大きなケースなもんで、はたから見れば完全に不審者。冒頭からおクスリの売人に「中身はなんだ?」とからかわれてしまうほど。
バスケットケースについて聞かれると、どこか動揺した様子のドゥエイン。
とりあえず宿を見つけ、適当に中へと入ります。

ここでもケースの中身について突っ込まれる事態に。こんな大きいの持ち歩いていたら、そりゃ聞かれるわな。
宿泊代を払い、そそくさと部屋へ。

早速お節介おばちゃんに捕まってしまうのだけども。
なんでこういう宿には必ずといっていいほど、お節介ババアが現れるのでしょうか。
この時点ではまだまだケースの中身は明かされていません。
ですがドゥエインがケースへとハンバーガーを数個放り込んで食べさせたり、ケースがガタガタと動いたり……。
「ただのペット」でないことがわかるでしょう。
食べ方も「&%#$@@!」って感じです。(いや分からんわ)
ちなみにケースの中身は30分くらいわかりません
約90分の映画ですが、中身がわかるまでに30分近くかかります。まぁすぐに分かっちゃつまらんでしょう。
それにしてもなぜドゥエインは、大きなバスケットケースを抱えてニューヨークを彷徨っているのでしょうか?
お家があるならお家に帰ればいいじゃない!と思った方もいるでしょう。

そう、彼「ら」には目的があるのでした。
ドゥエインにはわき腹に酷い手術の跡があります。ある日それを見せにとある医者を訪ねるのでした。
もちろん、バスケットケースを持って。

傷跡を見せられた医者は記憶を懸命に辿ります。そして遂に、思い出したのです。
ですが時すでに遅し……病院の壁が、真っ赤に染まっていきます。

「なんかパッケージと顔違くね?」と思った方、突っ込んではいけない。突っ込んでは、いけない。
ワタクシだって、「アレ?」って思ったんですよ。
何度見ても愛着の湧かない不気味さです。あとなんかちょっとヌルヌルしてるんですけど、奇妙さが全面に現れていていいですね(?)
遂にバスケットケースの正体が明らかになります。この不気味な生物は、ドゥエインの「兄」なのでした。
兄のベリアルはシャム双生児であり、医者の手によって過去に分離手術をさせられていたのでした。
そう、二人の目的は「医者への復讐」だったのです。

過去の恨みを晴らすため、二人はニューヨークへと訪れたのです。
残酷に医者に手をかけていく兄弟たち。と言っても、実際にギャンギャン殺しているのはベリアルですが。
このまま彼らの復讐は成功するのでしょうか?
そして復讐の果てには、何が待っているのでしょうか?
ホラーっていうホラーでもないです
非常に「考えさせられる」ストーリーだと思います。
言語や手足を自由に動かせるドゥエインと、奇妙な生物として捉えられてしまうベリアル。二人の対照的な在り方に、胸が打たれることでしょう。
あまりホラーの「ビックリ要素」を求めると、だいぶ物足りないかもしれません。
スプラッターや殺人シーンなども、「ホンモノ」を求めるとだいぶ……です。
ぶっちゃけその辺は超チープなので、あまり期待しないほうがいいでしょう。
でもどこか笑ってしまう、そのチープさがたまらなくいいのです。(ワタクシだけ?)
カルト映画好きの方にはぜひ、おすすめしたい作品であります。
そして「バスケットケース」を観たならば!続編もぜひ続けて観てみましょう。
実は2、3と続編があり、ベリアルの見た目のグレードがちょっと上がっています。
近頃は有料配信サイトでも観られるようになったため、ぜひお手にとってはいかがでしょうか?