TOP10 じれったい
「じれったい」は1987年4月にリリースされた安全地帯の15枚目のシングルです。
タイアップは太陽誘電カセットテープ「That's」のCMソングでした。
イントロからアップテンポで身体を揺らして聴いてしまう曲でした。
大人っぽい楽曲であり、管楽器が大変良いアクセントとなっています。
この曲は1988年4月にリリースされたアルバム『安全地帯VI〜月に濡れたふたり』に収録されました。名盤であったこのアルバムには、この曲以外にも「Juliet」、「月に濡れたふたり」、「I Love Youからはじめよう」が収録されています。
安全地帯を語るのに外せない楽曲ですね。
TOP9 好きさ
「好きさ」は1986年12月にリリースされた安全地帯の14枚目のシングルです。
タイアップはフジテレビ系アニメ『めぞん一刻』の3代目オープニングテーマでした。
まさに安全地帯全盛期にリリースされたヒット曲であり、強く印象に残っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
安全地帯で初めてアニメの主題歌となったこの曲は、『めぞん一刻』の伍代さんの心を見事に代弁していた様に思います。
また、玉置浩二さんはライブでこの曲を歌うとき、2番の歌詞の一部で叫ぶのが恒例となっているそうです。
"きりがない甘い接吻を 風がむりにほどく"
こんな歌詞どうやったら書けるんですかね?(笑) 松井五郎さん凄すぎます!
TOP8 Friend
「Friend」は1986年10月にリリースされた安全地帯の13枚目のシングルです。
タイアップは大王製紙「エリス」のミステリアスフィットネス篇CMソングでした。
作詞・松井五郎さん、作曲・玉置浩二さんのタッグは恒例ですが、この曲も勿論2人で作り上げており、才能の融合って凄いなぁ・・・と素直に思います。
私の読解力が低いのか感受性が弱いのか、この歌詞から正確の情景を思い浮かべることが出来ないでいます。
ただ、愛し合っていた2人が、これからは友達として生きていく岐路に立っているのかなぁと思いました。
しっとりとしたバラードで、染み渡る名曲でした。
TOP7 ひとりぼっちのエール
「ひとりぼっちのエール」は1993年2月にリリースされた安全地帯の23枚目のシングルです。
タイアップは日本テレビ系ドラマ『お茶の間』の主題歌でした。
このシングルは安全地帯にとっても起点となるものだったのではないでしょうか?
安全地帯のシングル売上TOP10で90年代の楽曲はこの曲だけです。しかも、安全地帯はこの曲をリリースしてから約9年間に渡って活動を休止しています。
感慨深い曲なのではないかと思いました。
個人的には安全地帯の全ての楽曲の中で、最も好きな歌詞です。
誰にでも浮き沈みはありますが、その波を乗り越えた先もあるということを思い出させてくれた曲です。
私にとっては人生の応援歌の様な曲でした。大変助けられたと思っています。
TOP6 プルシアンブルーの肖像
「プルシアンブルーの肖像」は1986年7月にリリースされた安全地帯の11枚目のシングルです。
タイアップは玉置浩二さん主演の映画『プルシアンブルーの肖像』の主題歌でした。
なんともドラマチックな楽曲であり、引き込まれていく感じがします。
これぞ安全地帯の代表曲なのではないでしょうか?
私が初めて聴いた安全地帯の曲であり、子供ながらに衝撃を受けたのを覚えています。
とても情熱的な曲だと思います。自分の心に真っ直ぐな歌詞は、まさに安全地帯ならではの傑作です。
ちなみにこの曲は安全地帯のオリジナルスタジオアルバムには収録されていないんですよね。映画のサウンドトラックアルバムや安全地帯のベストアルバムに収録されていました。
代表曲であることには間違いないと思います。
TOP5 熱視線
「熱視線」は1985年1月にリリースされた安全地帯の8枚目のシングルです。
タイアップはオートラマ『高感応レーザー』のCMソングでした。
この曲はなんといってもサビが最高に素晴らしいですよね!
"抱きしめて 揺れる瞳に 熱い視線 つらいて"
めちゃくちゃカッコイイです(^^)/ こんな情熱的で熱い歌詞もなかなかないですよね。しかも大人の愛に対する真っ直ぐな姿勢は素敵だなぁと思います。
ちなみに、タイアップのオートラマって覚えてますか?
オートラマは、かつて日本に存在した自動車販売網ブランドで、マツダとフォードが作ったフォード車販売チャネルでした。
こちらも大変懐かしいですね!
TOP4 碧い瞳のエリス
「碧い瞳のエリス」は1985年10月にリリースされた安全地帯の10枚目のシングルです。
タイアップは大王製紙「エリス」のCMソングでした。
詞も曲も、とにかく優しい曲だと思います。
柔らかで角が無く、包み込まれる様な曲でした。ただ、歌詞が些か難解であり、具体的に感情移入するにはなかなか難易度が高かった様に思います。
収録アルバムは1985年11月にリリースされたアルバム『安全地帯IV』であり、安全地帯のオリジナルアルバムでは最高の売上を記録しました。
まさに安全地帯全盛期の楽曲であり、流石と表現するしかない出来栄えでした。
TOP3 恋の予感
「恋の予感」は1984年10月にリリースされた安全地帯の7枚目のシングルです。
タイアップはJALのハワイキャンペーンソングでした。
"なぜ なぜ あなたは 綺麗になりたいの"
この掴み最高だと思うんですよね。
また、"星のあいだを さまよい流れるだけ 夢のつづきを またみせられるだけ"
この歌詞もロマンチックですよねぇ・・・ これぞまさに「詞」と呼ぶに相応しいと思いました。
作詞したのはあの井上陽水さんです。流石は井上陽水さん、ほんとに素晴らしい歌詞だと思います。
井上陽水さんと安全地帯で連想すると、「夏の終わりのハーモニー」も思い出します。毎年夏に聴いている名曲です。
TOP2 悲しみにさよなら
「悲しみにさよなら」は1985年6月にリリースされた安全地帯の9枚目のシングルです。
2度のタイアップがあり、1993年にキリンビール「秋味」のCM曲、そして2006年にはドナ・バークによってカヴァーされたアレンジ版がNTT西日本のCM曲となりました。
第27回日本レコード大賞・金賞と第14回FNS歌謡祭・最優秀歌唱賞を受賞したこの曲で、1985年大晦日の第36回NHK紅白歌合戦に初出場を果たしました。
この曲について玉置浩二さんは、「『安全地帯II』より始まった、玉置浩二の作曲と、松井五郎の作詞のタッグの完成形がこの曲で、安全地帯が目指していた、ジャンルや年齢の隔たりを越えた、誰もが認める普遍的なメロディが、聴く人に受け入れてもらえた証でもある」と語っています。
確かに全ての人に受け入れらる名曲だと思うんですよね。完成形という発言は伊達ではないと思います。
安全地帯のシングル売上TOP2に相応しい名曲でした。
TOP1 ワインレッドの心
「ワインレッドの心」は1983年11月にリリースされた安全地帯の4枚目のシングルです。
タイアップはフランスの俳優であるクリスチャン・ヴァディムが出演したサントリー「赤玉パンチ」のCMソングとフジテレビ系ナショナル木曜劇場ドラマ『間違いだらけの夫選び』のエンディングテーマでした。
この曲は、第26回日本レコード大賞・金賞、第13回FNS歌謡祭・最優秀歌唱賞、オリコン週間チャート1位、オリコン1984年3月度月間1位、オリコン1984年度年間2位と、1984年を代表する大ヒットとなりました。
音楽情報サイト『CDジャーナル』では、「“安全地帯”の名前を世間に知らしめた、最初のヒット曲。(中略)優しい中に、どこか官能的な響きを保つヴォーカルも悩ましい」と評されており、エンタメ情報ポータルサイトの『エンタメウィーク』では、「詩を書かせたら右に出るものはいない井上陽水とその歌声で畏敬の念を抱かせる玉置浩二、彼らが織りなした作品は秀逸としか考えられない」との批評があります。
この曲はデビュー当初にヒット曲が無かった中、玉置浩二さんが苦心の末に作り上げた曲だと聞きます。そこに作詞の天才である井上陽水さんの詞が入り、この名曲が生まれたのだと思います。
安全地帯にとって最大のヒット曲であると同時に、最初のヒット曲であることから多くの方に強い印象を残した名曲だと思います。
圧巻のTOP1でした。
TOP10を振り返ってみて
安全地帯のシングル売上TOP10はいかがだったでしょうか?
正直、どの曲も納得のランキングだったと思います。
ただ、安全地帯のファンからすると「真夜中過ぎの恋」や「あの頃へ」、「情熱」なんて曲もランクインして欲しかったところですよね!
玉置浩二さんの体調不良で一時期活動を休止していた安全地帯ですが、現在は活動を再開しており、今後の活躍にも期待したいですよね。
円熟期を迎えた安全地帯がどの様な活躍をしてくれるのか、楽しみで仕方ありません。
これからも応援していきたいと思います!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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