筋肉少女帯の「エディ」こと三柴理が30周年記念アルバムをリリース!!
筋肉少女帯のピアニスト「エディ」こと三柴江戸蔵としてのデビュー以来、今年で30周年を迎える三柴理が、記念アルバム「BEST of PIANISM」を発売することが明らかとなりました。日本のロック、ポップスシーンに新しいピアノのあり方を問い続けた歴史を、この一枚のCDに集約します!

「BEST of PIANISM」
気になる収録楽曲は?
今回発売されるアルバムでは、三柴のユニークな音楽性のルーツとなった、クラシックや現代音楽作品をはじめ、筋肉少女帯のお馴染みの曲「サンフランシスコ」「孤島の鬼」、更には新録音源の「夜歩く」や特撮の「NIGHT LIGHT」を、迫力のピアノ・サウンドで楽しむことが出来ます。

本作では、フレディ・マーキュリーのトリビュート・アルバムをリリースした経験のある三柴が「フラッシュ」「ボヘミアン・ラプソディ」をピアノ一台で弾き倒します!さらに、ミニマル・ミュージックの巨匠、フィリップ・グラスの「トリロジーソナタ」、エマーソン・レイク&パーマー「タルカス~噴火」など、ジャンルを超越した音楽マニア垂涎の作品群も収録。その他、ホールコンサート【ピアノのなせる業と神髄】のライブ録音の中から、未発表音源を蔵出ししました。

そして、今年結成35周年を迎える三柴の映像音楽制作ユニット“THE金鶴”の貴重なライブ音源も収録。三柴のソロおよび、参加した“筋肉少女帯”、“特撮”、“ザ蟹”、“THE金鶴”を網羅する魅力あふれる楽曲の数々に加え、アニメーション「戦闘妖精雪風」のオープニング・テーマを演奏した、三柴のピアノトリオ“竜理長”のライブ音源も収録されています。CDのブックレットには、同アニメの原作者・神林長平氏による書き下ろしエッセイ「三柴理のなせる業と神髄を聴く」を掲載。

CD発売記念ライブを開催!!
「BEST of PIANISM」の発売を記念し、7月22日(月)には高円寺JIROKICHIにて「BEST of PIANISM 竜理長の巻」を、9月13日(金)にはカワイ表参道コンサートサロン“パウゼ”にて「BEST of PIANISM 発売記念 三柴理ソロコンサート」の開催も決定!アルバムを手にするだけでなく、ぜひ会場にも足を運んでみましょう!
三柴理さんからのメッセージ動画はこちら!
【BEST of PIANISM】Satoshi Mishiba / 三柴理
ミドルエッジ編集部独占インタビュー

まずは30周年おめでとうございます! 長いキャリアを過ごされてきた中で、ピアニストとして昔と今で異なる部分は何かございますか?

ありがとうございます!
30年続けてこられたのは、聴いてくださる方々あればこそ。昔は自分が作曲したものにこだわっていましたが、クラシックの世界では、同じ曲を色々な演奏家がそれぞれの持ち味を生かして演奏していることを思うと、ロックバンドのナンバーなど、他の方の作品も僕なりに編曲して弾くようになりました。

30周年の節目に完成した「BEST of PIANISM」。どのような経緯で製作されたのでしょうか?

30周年記念アルバムを出したいと思っていたところ、デビュー15周年の時にもお世話になった、徳間ジャパンコミュニケーションズさんから、ベスト盤を出したらどうかというおはなしをいただきました。そこで、これまでリリースした作品をリマスタリングし、それに加え、新たにレコーディングしたものや、過去のコンサートの音源で皆さまに是非聴いて欲しいテイクを選び、収録することにしました。

「BEST of PIANISM」には、筋肉少女帯や特撮などでとても馴染み深い楽曲が選ばれています。選曲する際に重きを置かれた部分を教えてください。

僕のピアノソロだけでなく、バンド活動の中で、僕を応援してきてくださった方々にも楽しんでいただけるように、レコード会社がおこなった人気投票でも上位に入った楽曲を選びました。それに、ソロピアニストとして聴いていただきたい曲、映像のために作ってきた楽曲を加えました。

1965年生まれの三柴 理さんがピアノを始めたのが4歳の頃。ピアノに関わり始めてなんと今年で“50周年“となりますね!
三柴 理さんにとってのピアノはどういった存在ですか?

僕という人間を表現するための、最も重要なアイテムです。

国立音楽大学に進まれるまで、ロックには縁が無かったと伺いました。それまでロックに対してはどのようなイメージを持たれていましたか?

音がとても大きく、コワイ人たちがやっている音楽だと思っていました。

ミドルエッジには、三柴 理さんがこれまでに在籍されたバンドを聴いてきた方も数多くいらっしゃいます。最後に一言メッセージをお願いします!

これからも音楽を聴くことで、心豊かになりますように!!
三柴理プロフィール

三柴理 近影
1965年東京生まれ。4歳からピアノを始め、ピアノを安川豊子(日本ピアノ教育連盟初代会長、安川加寿子氏の直系)、作曲を柏木由紀に師事。青山学院中・高等部を経て国立音楽大学在学中の1983年に、インディーズバンド“新東京正義乃士”を結成。
1988年ロックバンド“筋肉少女帯”のピアニスト三柴江戸蔵としてメジャーデビュー。1989年脱退後は、様々なアーティストのサウンド・プロデュースを手掛けるほか、ピアノソロコンサート&レコーディングをおこなっている。2000年からはロックバンド“特撮”のメンバーとして活動。
また、2006年に復活した“筋肉少女帯”をピアノ&キーボードでサポート中。
2008年より現在に至るまで、ロックバンド“くるり”のレコーディングおよびライブに、ピアニストとして参加。2010年からは“筋肉少女帯”でプレイを共にしている、ベーシスト内田雄一郎、ドラマー長谷川浩二と“Thunder you poison viper”と銘打ったピアノトリオで活動。
2017年、“特撮”で長年活動を共にした髙橋竜(Vo.、Bass、Guitar)を迎えて、長谷川浩二と、ピアノトリオ“竜理長(Ryo-Ri-Cho)”結成。独特なピアノセンスを生かして、映画・アニメーションBGM、TV・CM音楽制作を続けてきたユニット“THE金鶴”での活動は35年におよぶ。
筋肉少女帯のメンバーからお祝いのコメントが届いています!
大槻ケンヂ (筋肉少女帯、特撮)
おめでとうございます!僕はピアノのことは全然わからないんですが、この人は天才ピアニストだ!ということだけはハッキリとわかります。もう30年以上前から。そして誰よりも努力家だ!ということも。どっちも言わずもがななことですが、あらためて!
内田雄一郎 (筋肉少女帯)
今回の三柴くんのベストアルバム、ひとつキャッチコピーを思いついちゃいました。「ロックのフィールドでクラシックピアノを武器に戦った男の30年史!」お互い30周年おめでとう!
橘高文彦 (筋肉少女帯、X.Y.Z.→A)
世界で一番尊敬している音楽家は三柴理です。三柴くんと同じ時代に生まれ、共に音を紡げている奇跡に感謝しています。デビュー30周年おめでとうございます!
本城聡章 (筋肉少女帯)
三柴理さま、デビュー30周年おめでとうございます...って、30年どころか、我が家で一緒にTVゲームに興じていた頃なんか振り返ると、随分と長い時が流れましたね。でもこうして今も共に音楽を奏でられる縁に感謝して、また、お互い健康に留意して、引き続きよろしく演っていきましょう!
「BEST of PIANISM」商品概要
収録楽曲
全15曲収録/※全曲リマスタリング、HQCD仕様
01「黎明第二稿」三柴理 LIVE Version(初出)
02「サンフランシスコ」(featuring 横関 敦)筋肉少女帯/THE金鶴Version
03「夜歩く」(※ピアノ新録音)筋肉少女帯/ザ蟹Version
04「Engage」(OVA【戦闘妖精雪風】より)竜理長LIVE Version ※新録音(初出)
05「Burning Hell」THE金鶴 ※新録音(初出)
06「AKEBONO 1991年版」※新録音(初出)
07「ボヘミアン・ラプソディ」クイーン ピアノソロVersion(※新録音)(初出)
08「雨だれ(Prelude Op.28 No.15)」ショパン THE金鶴LIVE Version(初出)
09「トリロジーソナタ」フィリップ・グラス THE金鶴LIVE Version(初出)
10「孤島の鬼」筋肉少女帯 ピアノソロVersion
11「NIGHT LIGHT」特撮
12「フラッシュ」クイーン ピアノソロVersion
13「タルカス~噴火」エマーソン・レイク&パーマー ピアノソロVersion
14「友のための音楽」シルヴァノ・ブソッティ LIVE Version(初出)
15「THE金鶴~Theme of The Golden Crane」THE金鶴
「BEST of PIANISM」ご予約はこちらから!
公式サイト
SATOSHI MISHIBA OFFICIAL | ピアニスト三柴 理のオフィシャルサイト
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