うちの子にかぎって・・・Vol.1
1984年8月17日から放送の「うちの子にかぎって・・・」は、俳優:田村正和さんが初めてコメディー路線の役に挑戦したドラマ。
これまで学校を舞台にしたドラマでは、生徒の問題に向き合う「熱血教師」が主流でした。
うちの子にかぎっては"生意気な小学生に振り回される教師”を描き、これまでの学園もののイメージを打ち破った作品です。
「うちの子にかぎって・・・」は、生徒の自由奔放な行動と放送時間帯が20時ということもあって、子供から大人まで楽しめる人気ドラマでしたね。
人気ドラマとなり1985年にパート2が、1986年にはスペシャル版が放送されました。
そんなドラマの中で注目された子役が諏訪いずみ役の「西尾まり」ちゃんです。
西尾まりプロフィール
名前:西尾まり(にしお まり)
本名:北澤麻里(きたざわ まり)
生年月日:1974年4月2日(44歳)
出身地:東京都
西尾まりちゃんは5歳のころ、NHK大河ドラマ「草燃える」でデビュー。
1984年放送の「うちの子にかぎって…」では、薬局の娘:諏訪いずみ役を演じ、クラスに欠かせない存在でした。
クセ毛が印象的な女の子でしたね。
教室で繰り広げる大人顔負けの”噂話”は、近所の主婦たちの井戸端会議のようで、先生役の田村さんはいつもタジタジ。
スペシャル版で披露した、小学生同士のキスシーンが話題になりました。
今ならクレームでしょうね!
人気子役として注目を集めたまりちゃんは、1987年にTBS系のドラマ「パパはニュースキャスター」で田村正和さんと再び共演。
12年前に酒の席で口説いた女性との間に生まれた!?娘の1人として登場しました。
西尾まりちゃんは、2005年に一般男性と結婚しましたが、ご主人が一般の方なので、詳しいことは発表していません。
2007年には男の子が誕生していますが、現在12歳になる息子さんは子役ではないですね。
現在も女優として「とと姉ちゃん」や「義母と娘のブルース」など数々のドラマに出演。
バイプレーヤーとして欠かせない存在です。
うちの子にかぎって・・・Vol.2
西尾まりちゃんと同じく「うちの子にかぎって…」で活躍した子役「大原和彦」くん。
同ドラマには、クラスのお調子者の居作竜太郎役(新聞販売店の息子)で出演していました。
竜太郎は声変わりしないことに悩み、クラスメートが開設した“子供電話相談室”に電話をかけて相談。
「あそこの毛が生えるまで無理!」と返されて笑いを誘いました。
嫌いな牛乳を無理して飲んでみたものの、「やっぱり無理~」と豪快に吐き出すシーンが印象的!
今ではありえないシーンですね!
大原和彦プロフォール
名前:大原和彦(おおはら かずひこ)
生年月日:1973年7月21日(45歳)
出身地:東京都
大原くんは5歳の頃、テレビ朝日系「特捜最前線」で芸能界デビュー。
その後、太陽にほえろ!や戦隊ヒーローものなど数々のドラマに出演しています。
1984年に出演した「うちの子にかぎって…」で演じたひょうきんな役が注目され、中山美穂さん主演のドラマ「ママはアイドル」では、中山さんの結婚相手”三田村邦彦さん”の連れ子役に抜擢。
舌足らずな喋り方が特徴で、ひょうきんな3枚目役が多い子役でした。
その後数々の人気作品に登場しましたが、1987年に放送されたTBS系ドラマ「オヨビでない奴!」を最後に、大原くんは芸能界を引退しました。
残念ながら引退後は一般人ということで、現在の情報は公開されていませんね。
親子ゲーム
長渕剛さんと志保美悦子さんの交際のきっかけになったTBS系ドラマ「家族ゲーム」。
2人が経営する「九十番ラーメン」に置き去りにされた少年、吉田麻理男(マリオ)を演じ注目された子役が「柴田一幸」くんです。
親に捨てられて心を閉ざし「喋らなくなった」難しい役柄でしたが、マリオの表情から伝わる感情が、視聴者の心を惹きつけ大ヒットとなりました。
柴田一幸プロフィール
名前:柴田一幸(しばた かずゆき)
生年月日:1974年9月16日(44歳)
出身地:東京都
柴田一幸くんは7歳の頃、日本テレビ系ドラマ「キッド」でデビューしてから多くの作品に出演しました。
1986年6月7日から放送のTBS系ドラマ「家族ゲーム」では、親に捨てられたマリオを演じ一躍人気子役に!
血縁関係にない「疑似家族」が同居して、ケンカを繰り広げながら“心を開き”成長していく人間模様が感動を呼び、大ヒットドラマになりました。
長渕さんと志保美さんのケンカのシーンは迫力がありましたね~
ケンカのシーンを撮影中、志保美さんは小指を骨折したようです!
1つにまとまり家族のようになった3人でしたが、マリオの父親が迎えに・・・
最終回の“別れ”のシーンでみせたマリオの表情と、「いっぱい、いっぱい、ありがとう」と残した手紙が涙を誘いました。
主役の長渕さんは後に出演した「ザ・ベストテン」で、マリオ役の柴田くんと離れるのが辛くて、最終回で号泣したことを明かしました。
同ドラマでブレイクしたマリオ役の柴田くんは、この年の日本レコード大賞のプレゼンターを務め話題に!
有名な子役になりましたが、1987年のTBS系ドラマ「親子万才」を最後に芸能界から引退しました。
一般人になった現在の情報は、残念ながら公開されていません。
スウィート・ホーム
1994年1月から放送されたTBS系ドラマ「スウィート・ホーム」で、山口智子さんと布施博さん夫婦の子供役:井上翼役を演じた「益田圭太」くん。
小学校受験をテーマに、家族が奮闘するストーリーが話題に!
お受験を通して成長する翼君は、プッくりした唇と黒目がちな瞳が印象的な男の子でしたね。
益田圭太プロフィール
名前:益田圭太(ますだ けいた)
生年月日:1988年10月11日(30歳)
出身地:神奈川県
益田圭太くんは5歳の頃、「スウィート・ホーム」でデビュー。
山口さんと布施さん夫婦の軽妙な会話のやり取りや、個性あふれるキャストの演技が笑いを誘い、最終回の視聴率が26.9%を記録した大ヒットドラマになりました。
札幌でのびのび過ごした翼君は、型にハマらず天真爛漫。
自然で可愛らしい演技に注目が集まりましたね。
最終回では翼君が志望校に見事合格!
山口さん布施さん翼君は、演技を超えて本当の親子のように見えましたね。
愛くるしい翼役でブレイクした益田圭太くんは、同年10月から放送のTBS系ドラマ「私の運命」に坂井真紀さんの息子役で出演。
演技力が評価され、大人気の子役へステップアップしていきました。
ところが1998年に出演したフジテレビ系「世にも奇妙な物語・秋の特別編」を最後に、益田圭太くんは芸能界を引退しました。
一般人になったため、現在の様子は公開されていません。
ぽっかぽか
TBS系”愛の劇場シリーズ”で 1994年6月から放送された「ぽっかぽか」では、田所あすか役の「上脇結友」ちゃんが話題になりました。
ぽっかぽかは、平凡なサラリーマンと”ずぼら主婦”と幼い娘を描いたホームコメディ。
同ドラマは1994年に30話・1995年に40話・1996年に45話が放送される人気シリーズになりました。
上脇結友プロフィール
名前:上脇結友(かみわき ゆう)
本名:田中結友(たなか ゆう)
生年月日:1989年11月15日(29歳)
出身地:鹿児島県
上脇結友ちゃんは、1994年6月から放送された「ぽっかぽか」でデビュー
七瀬なつみさん・羽場裕一さん夫婦と一人娘のあすかちゃんの日常を描いた「ぽっかぽかは」は、笑いと愛が溢れた素敵なドラマでした。
両親を「ちち」「はは」と呼ぶのが印象的な、ショートカットの可愛らしい女の子でしたね~
あすか役でブレイクした結友ちゃんは、1996年4月、TBS系のドラマ「若葉のころ」でKinKi Kidsと共演。
堂本剛さんの妹役を演じました。
その後、芸能界の仕事をお休みしていましたが、2004年「3年B組金八先生」の生徒役で復帰!
同ドラマで坪井典子役を演じた結友ちゃんが、ぽっかぽかの「あすかちゃん」だと気付きましたか?
女の子は変わりますね~!
上脇結友ちゃんは、2017年6月12日に俳優:田中康寛さんと入籍。
なんと入籍前の6月9日に、第一子となる男の子のママになっています。
あすかちゃんがママに・・・驚きですよね!!
今でも「ちち」と「はは」とは、プライベートで交流が続いているようです。
まとめ
テレビドラマを彩った子役がいたからこそ、多くのヒット作品が誕生しましたね。
やはり劇団出身の子役の演技力は圧巻でした。
引退して一般の生活を送っている子役の現在は分かりませんが、大人になった姿にギャップを感じるより、あの頃のイメージのまま心に刻んでおきたいですね。