長渕剛の映画出演は5本!それぞれの概要、役柄を振り返る!

ミュージシャンとしての長渕剛さんについては以前も記事で書かせて頂きましたが、今回は俳優としての長渕剛さんをまとめてみたいと思います。
テレビドラマの『家族ゲーム』で人気を博した長渕剛さんですが、映画にも出演されていました。
今まで5作の映画に出演され、その内3作は主演を演じられていました。
中にはテレビドラマとの関連性がある作品もありましたが、今回は映画を振り返ってみたいと思います。
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長渕剛 TSUYOSHI NAGABUCHI | OFFICIAL WEBSITE
HOT JAM'80 我らが熱き日々
『HOT JAM'80 我らが熱き日々』は1980年に公開された映画です。
長渕剛さんも出演されており、ステージで歌われています。

この映画は1980年の夏に静岡県日本平で催されたニューミューシック系のアーチスト・グループによるのコンサートフィルムでした。
二日間、四十時間以上に渡るコンサートをVTRに収録、それをECGシステム(エレクトロニクス変換システム)を使用してフィルムにしたものを劇場用に再編集しています。
出演したアーティストは桑名正博&ティアー・ドロップス、岸田智史、瀬戸龍介、クリスタルキング、
小柴大造&エレファント、海援隊、ばんばひろふみ、山本コウタロー、シーナ&ザ・ロケット、因幡晃、RCサクセション、長渕剛、アリスの計13組でした。
若き頃の長渕剛さんを観れる貴重な映像作品だと思います。
男はつらいよ 幸福の青い鳥
『男はつらいよ 幸福の青い鳥』は1986年に公開された映画で、男はつらいよシリーズの37作目にあたる作品でした。

この作品で長渕剛さんは美術展に落選ばかりしている倉田健吾役を熱演。ヒロインである島崎美保役の志穂美悦子さんは、後に長渕剛さんの奥さんになられる方でしたね。
作中ではこの2人のストーリーが非常に濃くなっており、いつもより寅さんの影がやや薄かったところもあったようですが、それだけに長渕剛さんのファンからすれば嬉しい作品だったのではないかと思います。
オルゴール
『オルゴール』は1989年に公開された映画です。
第7回ゴールデングロス賞では優秀銀賞を受賞しました。

この映画は黒土三男監督の初監督作品であり、同時に長渕剛さんの初主演映画でもありました。
TBS系テレビドラマ、『とんぼ』の世界観を継承した作品ではありましたが、登場人物は異なる設定となっていました。
長渕剛さんは神崎勇次というヤクザ役で、服役中に生まれた子供がいる設定でした。
命を狙われているにも関わらず、一人息子に会いたいという気持ちが切に伝わる内容でした。
また、この映画には哀川翔さんも弟分として出演しており、名演技を見せてくれていました。
兄弟愛、師弟愛、そして親子の愛が描かれた作品でした。
主題歌「激愛」
ウォータームーン
『ウォータームーン』は1989年に公開された長渕剛さん主演の映画第2弾でした。
チャンバラものや任侠ものを多く手がけた工藤栄一監督の41作目の作品です。

この映画は山寺で修行をしている修行僧の竜雲が、街で様々な人間と交流することにより多くのことを学び気づいていくというヒューマンドラマの映画でした。
設定として竜雲はかつて墜落したUFOから回収された異星人であり、定期的に血液交換をしないと生きられない体でした。その為、政府の秘密機関から監視されている存在でありコードネーム「R」と呼ばれる国家の最重要機密事項の存在でした。
共演した松坂慶子さんは盲目の役であり、素晴らしい名演技だったと思います。
SFでありヒューマンドラマであり、賛否両論のあった映画ではありますが、楽しめた方もいらっしゃると思います。
主題歌「しょっぱい三日月の夜」
英二
『英二』は1999年に公開された長渕剛さん主演の映画第3弾でした。
黒土三男監督の3作目の作品となりました。

この映画は1988年にTBS系列で放送されたテレビドラマ『とんぼ』及び1997年にフジテレビで放送された『英二ふたたび』のその後のストーリーを描いた作品となっていました。
長渕剛さんの役どころは、刑期を終えて戻ってきたヤクザ小川英二であり、10年前から消息を絶っている妹を探す為に西に向かうという内容。そこで薄汚れた組織に独りで立ち向かう姿は、硬派な一匹狼のヤクザそのものでした。
ヤクザものではあるものの、小川英二には一つ筋が通ってるものがあって、義理人情が厚く任侠道に長けているのが魅力的でした。
長渕剛さんのハマり役だったと思います。
主題歌「とんぼ」
長渕剛が出演した映画を振り返ってみて
こうして長渕剛さんが出演した映画を振り返ってみると、長渕剛さんご本人の人間性に近い役どころが多いなぁと感じました。
特に長渕剛さん主演の映画に関してはどの役どころも筋が通っていて、観ているこちらに訴えかけるものがありましたよね。
現実の物事は単純にはいきませんが、せめて映画の中ではこのくらい当たり前のことを主張する世界があっても良いと思いました。
また次の長渕剛さん主演の映画が決まったことですし、大いに期待したいところですね(^^)/
最後までお読み頂き、ありがとうござました。