高橋真梨子とは

ジャズプレイヤーだったお父様の影響で、14歳からジャズの勉強を始めた高橋真梨子さんは、本格的なレッスンを受けるために16歳で上京しました。
高校卒業後に一時的に博多に戻り、ライブハウスで歌っていたところ、ペドロ&カプリシャスのリーダーであるペドロ梅村さんに誘われ、2代目のペドロ&カプリシャスのボーカルとして「高橋まり」の名で加入することになります。

1973年にペドロ&カプリシャスで「ジョニィへの伝言」をリリースしレコードデビューをします。その後「五番街のマリーへ」などのヒット曲を残し、後の夫となるヘンリー広瀬さんと共にペドロ&カプリシャスを脱退します。
1978年に「高橋真梨子」としてソロデビュー。多くのファンから指示される日本のトップシンガーとして数々の名曲を残してきました。
今回はそんな高橋真梨子がソロとしてデビューしてからの名曲を振り返ってみたいと思います。
高橋真梨子 公式ホームページはこちら
高橋真梨子 オフィシャルサイト
高橋真梨子の名曲の数々
高橋真梨子さんの名曲は数知れずといったところですが、今回はその中でもヒット曲に絞ってみたいと思います!
往年のファンの方でなくとも知っている曲がある筈です(^^)/
それではさっそく聴き直してみたいと思います。
あなたの空を翔びたい
「あなたの空を翔びたい」は1978年11月にリリースされた高橋真梨子さんのソロとしてのデビューシングルになります。
西武流通グループのイメージソングに起用されました。

ペドロ&カプリシャス脱退後、高橋真梨子名義での初シングルでしたが、実績十分の高橋真梨子さんですから、デビューシングルからタイアップがあったみたいですね。
"まさか追いかけて来ないなんて"
なんて大人っぽい歌詞なんでしょうか・・・
この歌詞の解説なんて野暮なことは出来ませんが、ほんとに素敵な曲だと思います。
高橋真梨子さんの歌唱は当然のことながら、作詞・作曲に携わっている尾崎亜美さんも大変素晴らしい方なんだなぁと思います。
桃色吐息
「桃色吐息」は1984年5月にリリースされた高橋真梨子さんの10枚目のシングルです。
宝石の三貴「カメリアダイヤモンド」のCMソングとなりました。

私が初めて高橋真梨子さんの曲を聴いたのが、この「桃色吐息」でした。
なんとも妖艶な大人の世界観が表現されているなぁと思いました。
高橋真梨子さんはソロとしてこの曲で1984年末の「第35回NHK紅白歌合戦」に初出場を果たしました。
この曲は歌詞が独特であり、高橋真梨子さんの楽曲の中でもひと際美しさを兼ね備えた作風に思われます。
作詞した康珍化(カンチンファ)さんはこの曲で第26回日本レコード大賞作詞賞を受賞しました。
for you・・・
「for you・・・」は1982年3月にリリースされた高橋真梨子さんの8枚目のシングルです。
2013年と2017年の紅白歌合戦で披露されています。

第11回東京音楽祭の金賞を受賞したこの曲は、もともと賞をとる目的で作られたといいます。しかし、金賞をとった後もシングルの売れ行きは芳しくなかったそうです。
しかし、流石は名曲。徐々に浸透していき、今では高橋真梨子さんの代表曲となりました。
歌いこなすにはかなり難しい筈の曲なのですが、高橋真梨子さんの抜群の歌唱力で完璧な仕上がりとなっている様に思います。流石はプロフェッショナルですよね。
また、この曲の作詞は大津あきらさんという男性なんですよね。男性でこの歌詞を書けるって凄いですよね。また作曲は中森明菜さんの「DESIRE -情熱-」で第28回日本レコード大賞を受賞している鈴木キサブローさんでした。
そして、この曲は編曲で相当苦しんだというエピソードがありますが、超実力派の編曲家若草恵さんが担当したことにより、こんな素晴らしい曲が出来上がったといいます。
一生聴き続けたいと思う曲でした。
はがゆい唇
「はがゆい唇」は1992年5月にリリースされた高橋真梨子さんの18枚目のシングルです。
タイアップはTBS系ドラマ「眠れない夜をかぞえて」の主題歌でした。

この曲はドラマのタイアップもあり、59万枚以上を売り上げた大ヒットシングルです。
高橋真梨子さんの楽曲の中でも代表格の曲だと思います。
この曲も歌詞が素晴らしいのですが、作詞したのは阿木燿子さん。阿木燿子さんといえば宇崎竜童さんとご夫婦であり、タッグを組んで山口百恵さんの全盛期を支えたことでも有名ですね。
"キスする場所 間違えてる 心の傷なら そんなところにない"
う~ん なんて大人っぽい歌詞なんでしょうか・・・
この歌詞は大人の女性でなければどうしても書けない内容ですよね。
それにしてもなんて素晴らしい楽曲でしょうか。
この曲の良さがわかる自分に自信を持ちたいと思うくらいです。
遥かな人へ
「遥かな人へ」は1994年2月にリリースされた高橋真梨子さんの22枚目のシングルです。
NHK「リレハンメルオリンピック」のテーマソングになりました。

卒業ソングとしても歌われるこの曲。NHKでこの曲がオンエアされると中高生から卒業式で歌うために楽譜の要望が殺到したといいます。
希望に満ちた前向きな楽曲であり、聴いていると清々しい気持ちになれますね。
とにかくサビが素晴らしい・・・
"人を愛する為 人は生まれた 苦しみの数だけ 優しくなれるはず"
その通りですね!
辛かったこと悲しかったこと、我々にも沢山ありましたよね。
それでも前向きに強く生きていきたいと思いました。
ごめんね・・・
「ごめんね・・・」は1996年6月にリリースされた高橋真梨子さんの26枚目のシングルです。
日本テレビ系「火曜サスペンス劇場」の15代目主題歌に採用されました。

この曲はオリコンチャートでは最高18位留まりだったものの、100位以内には47週間もランクインのロングセラーとなり、65万枚以上の売上となりました。
高橋真梨子さんのシングルの中で最高の売上でした。
このシングルがリリースされてから20年が経過した2016年末の「第67回NHK紅白歌合戦」で歌われたのですが、その時高橋真梨子さんは67歳であり、これは紅白歌合戦において紅組出場歌手としては史上最年長記録となりました。
40代以上の女性から圧倒的な支持のあるこの曲は、カラオケでも人気の高い曲だといいます。
確かにこの曲は歌って欲しいですよね!
"消えない過ちを 公開する前に 貴方をもっと愛したかった"
胸にきます。ほんとに沁みました。
こんな素敵な曲を聴けるなんて、ほんと幸せだなぁと思いました。
高橋真梨子さんを聴き直してみて
トップシンガー高橋真梨子さんのヒット曲はいかがだったでしょうか?
どの曲も大人っぽく、とにかく胸に染み渡る名曲ばかりだったと思います。
どの曲が一番好きかと聞かれても、答えようがないですねぇ・・・
今回取り上げた曲は、全て末永く聴き続けたいと思う名曲でしたよね。

本心から思うのは、高橋真梨子さんが現役で歌ってくださっている時代に生まれて良かったということ。
高橋真梨子さんが残した楽曲は、これからもずっと残っていく筈です。
出来るだけ末永く歌い続けて頂きたいと思っています。
高橋真梨子さん、これからもお元気で歌い続けていってくださいね!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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