西城秀樹について

2018年5月に亡くなれた西城秀樹さんですが「傷だらけのローラ」「YOUNG MAN」など、数々の日本を代表するヒット曲を残されました。
今回はそんな西城秀樹さんが歌った曲の中でも珍しいスティーヴィー・ワンダーのカバー曲を振り返ってみたいと思います。
西城秀樹さんがまさかスティーヴィー・ワンダーのカバー曲を歌っているとは知りませんでした(>_<)
ちょっと楽しみですねぇ
それではその曲「愛の園」を聴く前に、少しスティーヴィー・ワンダーについて振り返ってみたいと思います。
西城秀樹 公式ホームページはこちら
西城秀樹 オフィシャルサイト HIDEKI SAIJO OFFICIAL WEBSITE
スティーヴィー・ワンダーについて

スティーヴィー・ワンダーは生まれた時に保育器内での過量酸素が原因で目が見えなくなりました。全盲ではないそうですが、盲目の天才ミュージシャンとして有名ですよね。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第9位に選ばれており、30曲以上のU.S.トップ10ヒットを放ち、計22部門でグラミー賞を受賞、最も受賞回数の多い男性ソロ・シンガーです。
まさに天才と呼ばれるスティーヴィー・ワンダーですが、親日家でもあるそうです。
今回の「愛の園」も親日家であることから作られた曲だと言われています。
それではさっそく「愛の園」を聴いみましょう(^^)/
スティーヴィー・ワンダー 公式ホームページはこちら
STEVIE WONDER | スティーヴィー・ワンダー - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
「愛の園」とは
この曲はもともとスティーヴィー・ワンダーの作詞・作曲であり、西城秀樹さんがカバーをしました。もしかしたら西城秀樹さんが歌った「愛の園」がスティーヴィー・ワンダーの作詞・作曲であったことをご存じない方もいらっしゃるかもしれませんね。
それでは西城秀樹さんが歌った「愛の園」と原曲の「Ai No, Sono」を両方聴いてみたいと思います。
さっそく確認してましょう!
西城秀樹が歌った「愛の園」
「愛の園 」は1980年3月にリリースされた西城秀樹さんの32枚目のシングルです。
子供番組『なんじゃ・もんじゃ・ドン!』のエンディングにも使用されました。

この曲は原曲がスティーヴィー・ワンダーであることだけではなく、携わった方々が凄いメンツなんですねぇ
追詞には岩崎宏美さんの「聖母たちのララバイ」の作詞でも有名な山川啓介さん、編曲はYMOの坂本龍一さんが担当し、4人目のYMOと呼ばれたバリバリのシンセサイザープログラマー松武秀樹がシンセサイザー・プログラミングを担当しました。
携わった人達を確認してみると、この楽曲への力の入れ方はハンパではありません。
尚、西城秀樹さんのワイルドなイメージとは真逆な曲調ではあるものの、本来の人柄が出ている様で大変親しみやすい歌になっています。
スティーヴィー・ワンダーの「Ai No, Sono」
こちらは原曲となるスティーヴィー・ワンダーの「Ai No, Sono」。
1979年にリリースされた『シークレット・ライフ』というアルバムに収録されていました。

もともとこのアルバム自体は、植物の生態を追いかけたドキュメンタリー映画のサウンドトラックだったのですが、一般公開されなかったという幻の映画の様です。
原曲では歌っているのはスティーヴィー・ワンダーではなく、当時ロス・アンジェルスで生活していた日本の子供たちでした。そしてちょっと驚いたのは、その子供達の中に当時アメリカで暮らしていた西田ひかるさんがクレジットとして入ってるんですねぇ 子供の頃から芸能界とご縁があったのかもしれませんね。
曲としては琴の音が使わており、スティーヴィー・ワンダーの思い描く日本のイメージが形になっているのが良く判ります。
西城秀樹さんが歌った「愛の園」より短いですが、こちらの原曲も素晴らしい楽曲となっています。
「愛の園」を聴き比べてみて
西城秀樹さんの「愛の園」とスティーヴィー・ワンダーの「Ai No, Sono」はいかがだったでしょうか?
私はこの当時に聴いていないので、西城秀樹さんがスティーヴィー・ワンダーの楽曲をカバーしてるなんて、初めて知りました。
聴き比べてみましたが、どちらも優しい曲調で、子供達に向けた曲なんだなぁということが判ります。
残念ながら西城秀樹さんは既に他界されていますが、スティーヴィー・ワンダーはまだまだ現役です。これからも活躍して下さるでしょう(^^)/
最後までお読み頂き、ありがとうございました~