春。

オオイヌノフグリ
オオイヌノフグリ - Wikipedia
小学校の帰り道。女の子たちは空き地でツクシを探したりしていました。
野良犬なんかもいたりして、怖い思いもしましたが、空き地もたくさんあってオオイヌノフグリ、ホトケノザなんかが咲いてくると春!と思ったりしましたね。
たまにツクシが生えていたらラッキー!と勇んで摘んで帰って、お母さんにお醤油で煮てもらいました。

土筆料理
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ヨモギなんかも摘んで草もちにしてもらったり。
ご馳走でした。
ヒメジョオンやハルジオンはかわいそうに、ビンボウグサと呼ばれていました。

ヒメジョオン
ヒメジョオン - Wikipedia
後に荒井由美が歌にして名誉を挽回しましたね。

荒井由美 ハルジョオン・ヒメジョオン (アルバム紅雀より)
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ナズナ

ナズナはハート型の種のところが、三味線のバチに似ていることからペンペングサと呼ばれたようですね。
また、「ペンペングサが生える」と言う言葉もあって、家や建物が取り壊されて土地が荒れ果てている様子のことをいうそうです。
ハコベ

ハコベは、摘んで文鳥にあげた記憶がありました。
今でも、きれいに洗って与えている方もいらっしゃるようです。ハムスターなどにあげてもよいそうです。
ツツジ
少し季節がすすんでくると、みんなが探すのがツツジの花です。
花を摘んで後ろからチューチュー吸うと甘くて、これが男子も女子も大好きでしたね。地面に花がたくさん落ちていたら小学生が通ったなとわかってしまうくらい、みんなやっていましたね。今では考えられないです。よそのお宅の花を摘むとか。犯罪になってしまいそうです。
そして、ツツジの中には毒性の強いものがあるそうです!要注意!

レンゲツツジ

ヒラドツツジ
オオバコ
オオバコを摘んで両手で持ち、お互いに引っ掛けて引っ張り合うお相撲は盛り上がって勝つまでみんな必死にオオバコを探しました。
みんな負けないように太くて丈夫そうなものを必死で探しましたね。

オオバコ綱引き
ルピナス
クローバー
ちょっと大きな公園に行くとクローバーなんかもあって
四葉のクローバー探しは当時からあったように思います。
クローバーの花は冠にしました。編むのがちょっと難しくて。器用な子が羨ましかったです。
カタバミ

カタバミ
カタバミ - Wikipedia
カタバミは小さな種が一斉にピーンと飛ぶので、みんなズックでカタバミをすーっとなぞって種が飛ばして面白がりました。
夏。
ホウセンカ
夏になると、学校でアサガオか、ヒマワリか、ホウセンカのどれかを選んで育てました。
先生から「ホウセンカは種が飛ぶので注意が必要です」と聞いてなんだか怖くてアサガオを育てた記憶があります。

ホウセンカ
ホウセンカ - Wikipedia
オシロイバナ
夕方になるとオシロイバナが咲きます。
種は割ると白い粉が出てくるので水に溶いて顔に塗りました。
トイレ(当時はお便所と言っていました)の外には、なぜかベンジョグサと呼ばれていたドクダミが植わっていました。
オシロイバナの香りはバスクリンみたいで、何だか夕方にぴったりな花だなと思っていました。

オシロイバナ
オシロイバナ - Wikipedia
オシロイバナのお化粧遊び | ミックスじゅーちゅ 子どもの遊びポータルサイト
ドクダミ

ドクダミ
ドクダミ - Wikipedia
トイレの外には、なぜかベンジョグサと呼ばれていたドクダミが植わっていました。
ドクダミは花の部分は十薬といって漢方薬になったり、ハーブのように消臭できたりするようです。今は花を飾ったりとこちらも名誉挽回しているようですよ。
秋。
秋はジュズダマです。茶色に色づいたのを取って糸を通しました。ちゃんと中央に穴があいているんですよね。

ジュズダマ
ジュズダマ - Wikipedia
これは特殊かもしれないですが、シイの実。小学校に大きな木があったのですが、割って食べました。生です。栗のような味でした。大丈夫だったのかなと調べましたら、このようなものを見つけました!

シイの実
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【椎の実】どんぐり食べる?!栗みたいな味の椎の実を食べよう! | アウトドア家族
食べて良かったんですね。
ただ、生だとアクがあるので身体にはあまり良くないですね。
虫が中に入っていることもあるので要注意です。
秋でなんといっても美しいのがヤマブドウの実ですね。
空き地にたまに見かけて、うわぁ!っと感動しました。
冬。
冬は雪でユキウサギを作って、アオキの実が赤いので目に。葉は耳にしました。でもアオキって青臭いんですよね。
まだ道路が舗装されていない頃は、長靴もどろどろになりましたね。雪にも石が混ざっていたり。雪だるまはたいてい土や石が混ざっていました。

アオキ
ツイッターで草花あそびを発信されている方もいらっしゃいます。
一年中東京でも結構自然に囲まれてのびのび過ごしていたんだなと思います。
当時は雑草にかわいそうな名前をつけるほど、身近にあったんですね。
今では出来ないような事も結構平気でやっていたものです。大きい子が小さい子に教えたり、守ったりしてくれていましたね。あんなふうにのびのび暮らせたらと思い出すおとなが田舎暮らしされたりするのかな。
今から考えれば不便なところもあったけれど、良いところもありましたね。