スロットカーとは

初期のこち亀でも取り上げられたことのある懐かしのスロットカーを皆さんは覚えてますか?
1960年代、1970年代、1980年代と各年代にブームがあり、ハマった方もいらっしゃったのではないでしょうか。
この記事では、そんな懐かしのスロットカーの歴史を振り返ってみたいと思います(^^)/
スロットカーのコントローラー
このピストル形のコントローラーに懐かしさを覚える方もいらっしゃるのではないでしょうか?
指の力の加減でコントロールする必要がありました。
スピード出し過ぎてコースアウトなんてこともあったのではないでしょうか?

スロットカーはこんな感じで動いてます(^^)/
スロットカーの歴史
スロットカーの原型
遡ること1912年。アメリカの鉄道模型メーカーであるライオネルが自動車模型として「racing automobiles」を発売しました。これは三線式鉄道模型のシステムをそのまま自動車模型に応用したもので、この当時は車輪と車体下部のコレクターとで電力を取得していたそうです。
スロットカーの元祖
1957年にイギリスのミニモデルズ社が1/32スケールの「スケーレックストリック」を発売。これが現在でいうスロットカーの元祖と呼ばれる製品でした。

1960年代 第一期ブーム到来
このスロットカーは日本でもブームとなり、1960年代には田宮模型、日本模型、マルサン商店など、日本の玩具・模型会社が多数参入。ゲームセンターやボーリング場にサーキットが設けられていたそうです。

1970年代後半 第二期ブーム到来
HOスケール鉄道模型での標準軌と同じ幅のスロットカーであるHOスロットカーがブームとなりました。この当時は「マグナカー」と呼ばれ親しまれていました。
ミドルエッジ世代の方には、一番懐かしいスロットカーではないでしょうか?

1980年代後半 第3期ブーム到来
この時は1/24スケールのプラモデルを使用したスロットカーが主流となりました。
どんなプラモデルでもすぐにスロットカーにすることができるため、大変人気がありました。
この時、バンプロジェクトとさかつうの2大シャシメーカーが凌ぎを削りあっていたのですが、バンプロジェクト製シャシが、その圧倒的な性能差と政治的事情により圧勝した形となっています。

1990年代 第四期ブーム到来
1990年代後半からヨーロッパでの1/32スケールのブームが日本にも伝わって来ました。しかし、これはそこまでのブームではなかった様に思います。
その後、日本では2005年にバンダイから1/55スケールのプレスハードが発売されましたが2006年には撤退。同年タカラから1/32スロットカーであるクアトロックスが発売され、最先端のデジタル式レーンチェンジシステムが導入されたが、2007年に撤退しています。

現在
最近ではあまりスロットカーのことを耳にすることはありませんが、それでも根強いファンがいることは間違いありません。
また、テクノロジーの発展ともに、今後更なる進化を遂げたスロットカーが登場するかもしれません。
楽しみですよね(^^)/
今も残るレース場
現在も稼働しているレース場は、国内では神奈川県にあるバン・プロジェクトのみと言われています。
各ブームの頃にはあちこちにあったレース場ですが、今ではなかなか見ることが出来ません。
大変貴重な場所なので、機会があれば是非足を運んでみたいものですね(^^)/
Home of BANPROJECT Official-Site [Slotcar Here!]
スロットカーの歴史を振り返ってみて
大きなブームは無いながらも、各年代において流行り廃りがあったのが見受けられました。
今ではパソコンやゲーム機での2次元のレースが主流かもしれませんが、スロットカーの様に実物を自分で操作して楽しめるものを、もう一度見直してみるのも良いかもしれませんね(^^)/
趣味で人と繋がる楽しさもあると思いますよ!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。