着メロ
着信メロディは、携帯電話およびPHSの着信音を単音または2 ~ 128音程度の音楽風メロディーにする機能の事です。
ガラケー時代に始めから入っている着信メロディは「ルパン三世のテーマ」や「笑点」「水戸黄門」などのメジャーなモノばかりでした、その為、せっかく普通の着信音の「トルルル~」から着メロに変えても、電話が鳴ると周りも自分のケータイが鳴ったのかと確認をしていました。
着メロ本
当時は現在みたく着信音をダウンロードすることが出来なかったので、代わりに着信音を作るためのスコアが掲載された本や雑誌などが、多数販売されていました。
ただ、あらかじめプリセットされた音楽を設定することしかできず、現在のように鮮明な音楽ではなく、電子音のみを自分独自の音楽を鳴らせる、というもの。
この着メロ本、当時は凄く流行ったんですよ。
自作着メロ
現在のスマホなどのの着うたなどとは全く違うもので、当時の着メロというのは音符データを再生するという極めて原始的な方法でした。
当時の携帯の性能を示すものとして「単音」「4和音」とか「16和音」とかいう和音数があったのです。
数字キーを押して自分でデータを入力し着メロを作っていきます。
今ではとても考えられないような地道な作業です。
また、着メロが出だしてしばらくすると着メロ職人さんなんて人が出てきて無料の方もいれば、月300円とかで配信できるサービスなんかもありました。
和音
単音やせいぜい4~8和音くらいの頃までは「着メロ本」というのがあって、いろんな曲が載っていて、音符データとして各種携帯電話に入力する方法が載っていました。
その本を見ながら1個ずつ入力をしていきます。
機種も和音数が増えていき、確か最終的には128和音なんて機種もあったと思います。
和音数が増えると、より音楽ぽいメロディーになり、仲間内でも「コレ128和音だぜ~」なんてチョットしたステータスだったのを覚えています。
実際は和音って何?ぐらいのレベルでしたが・・・
着メロあるある
義理事で全員ゴットファーザーが鳴り出す!
ギャング
やはり自作着メロだとボタンの入力間違えで微妙に音程のずれた着メロが出来上がったりします。
周りに「音程ずれてない?」と指摘されたり・・・
着メロ本を見ながらポチポチ入力し16和音の着メロが出来た時は涙もんで感動したり、ただ後に音程ずれてれが発覚したり。
何故か間違えがないように入力すのですが、必ずどこかで絶対間違える。
機種によって、着メロの作成の仕方が異なっていたので、作成するのにとても苦労、酷いときには違う機種用で入力し、まるっきり違う着メロになってしまったり。
当時は、いち早く「ゴットファザー」や「仁義なき戦い」などマニアックな着メロを入れ、自慢していました。
ただ不良が考える事など単純で、歌舞伎町の某喫茶店にいる時に、大音量で「ゴットファザー」愛のテーマが流れた時には周りの暴〇団関係者の方々が一斉に自分の携帯を確認していました。
う~ん皆、考える事が一緒・・・
歌舞伎町ディープスポット『風林会館・パリジェンヌ』!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
最強の絶対音感
「絶対音感」聞いた事あると思いますが、この人達マジ凄いです。
私の知り合いにも1人いて、着メロ本など見なくても1回音楽を聴いただけで作曲してしまうのです。
面倒な作業や、時間が掛かる事が大嫌いな私は、絶対音感の人に頼んで着メロを作ってもらっていました。
その方が音程ずれもないですし。