そもそもグルービーケースって?
見た目は、お道具箱みたいな物で、文房具入れです。
文房具入れだけど、これを当時の小学生の間ではランドセル代わりに、教科書やノート・筆箱を入れて通学や塾用カバンにするのが爆発的に流行ったのです。
なんかアメリカンな感じがしてアメリカンスクールの生徒ぽく、見えたからなのでしょうか、コレを小脇に抱えて登校するようになるのです。
ブックバンドよりいい

同時期だったか少し前だかにブックバンドなる物も流行りました。
ただブックバンドは筆箱など挟んでいると、小学生はヒモをぶん回す癖があるので筆箱だけ飛んで行ってしまう難点が・・・
始めは
ミドリというメーカーから1971年(昭和46年)に発売され、小学生の間で火がつき始めました。
当初、出たのはジーンズ柄や HARVERD(ハーバード)などと書かれた、いかにもアメリカンって感じのモノでした。
ただモノは段ボール素材にコーティングを施しただけの「チャチ」な箱で、開封する時の真ん中のフォック部分が直ぐにボロボロになって取れてしまうモノです。
値段もそれなりの500円前後だったと思います。

HARVERD グルービーケース
A HISTORY of MIDORI | ミドリについて | ミドリ - MIDORI - 「デザイン文具」の総合メーカー
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女子には

男子のジーンズ柄や HARVERDに対して対象的にサンリオをが出した「スヌーピー」や「キティちゃん」などがデザインされたモノが女子には可愛らしく、何よりお洒落と女子にも大ヒットしました。
何かが違う・・・

正式名はデスクトレーと言うそうです。
大ヒットによりクラスの過半数の生徒が持ち出すと、どーしても欲しくなるのは小学生の性です。
クラスの友人が、親に頼んでも「ランドセルがあるだろう!」と、どーしても買ってもらえませんでした。
相当粘った結果、親から「コレを持っていけ!」と渡されたのが、家にあったマジの事務用の道具箱でした。
よせばいいのに友人は道具箱を小脇に抱え登校してきました💦
案の定クラス全員にからかわれたの言うまでも有りません・・・
別の意味で凄い奴

画像はイメージで友人が作った物ではありません。
グルービーケースが流行った当時、図工の時間の自由工作でダンボールでグルービーケースを作った強者もいました。
記憶ではかなりクオリティが高かったと思います、しかも、より便利にと取っ手付きで作っていました。
ただ取っ手を持っていると、開封部分をマジックテープにしたため、付きが悪い時には中身がドサッと落ちるのが難点でした。
更に輪をかけて
発売と同時にヒットしたグルービーケース!!更に輪をかけてヒットしたのが、
1974年(昭和49年)にマルマンによって発売されたNFLシリーズです。
デザインにアメリカのNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)チームの名称やヘルメットがデザインされたモノです。
グルービーケース全体がNFLシリーズの各チームカラーになっていて、ロゴにヘルメットがデザインされているモノで男子は直ぐに食いつきました。
でもなんで・・・
あまり記憶が有りませんが1970年代当時、アメリカンフットボールは知っていたけど、テレビでも、そんなに放映していなかったし、日本で「アメリカンフットボール」が流行ったなんて記憶にも無いし私自身「アメリカンフットボール」なんて興味もなかったのに、NFLシリーズの「グルービーケース」が流行ったのが、未だに謎です。
ただ「グルービーケース」が登場したことで、多くの小学生がランドセルを捨てたのも事実です。
最後に・・・
いかがだったでしょうか?
また面白そうなネタがあったらまとめてみたいと思います。
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