ハリウッド映画全盛期を支えた男優列伝【シドニー・ポワティエ編】

ハリウッド映画全盛期を支えた男優列伝【シドニー・ポワティエ編】

私は昔、シドニー・ポワティエという男優を初めて知った時、名前から来る印象と映像から来る印象がちょっと違う一種のギャップを感じたことを覚えている。黒人だからと別に差別している訳ではなかったが、しかし映画を観ながら、そのギャップは瞬時に解消して行き、ついには私のお気に入りの俳優になったものだ。


シドニー・ポワティエがアカデミー賞を取っただけでなく、話としても面白い映画だった。水を貰いに寄っただけのホーマー(ポワティエ)を修道院長(リリア・スカラ)が神様の導びきでやってきた男だと信じ込み、人の良いホーマーが次第に引き込まれていく経過が何とも滑稽だった。

1967年はシドニーにとって最高の年だっただろう!!

1967年にはシドニー・ポアティエの映画作品で、どれも忘れることができない3作品が製作されて、いずれも高評価をされている。

その4.『夜の大捜査線』(1967年)

『夜の大捜査線』(よるのだいそうさせん、原題:In the Heat of the Night)は1967年公開の米国のサスペンス映画。第40回アカデミー賞作品賞、主演男優賞(ロッド・スタイガー)、脚色賞(スターリング・シリファント)、音響賞(サミュエル・ゴールドウィン撮影所サウンド部)、編集賞(ハル・アシュビー)を受賞した。

監督	ノーマン・ジュイソン
脚本	スターリング・シリファント
原作	ジョン・ボール
製作	ウォルター・ミリッシュ
出演者	ロッド・スタイガー
    シドニー・ポワティエ
    ウォーレン・オーツ

夜の大捜査線 [DVD]

北部からやって来た颯爽としたエリート黒人に反発する南部の貧乏白人達という構図は、オバマ大統領とティー・パーティーとの関係を思い起こさせる。今現在の状況はと言うと、白人達(トランプ大統領など)の逆襲かな??。ちなみにこの映画に出てくる白人達は、どいつもこいつも揃って、トランプの傀儡に見えてくるような・・・?!。宇宙人にこの映画を見せたら、「なるほど、人間という生物は、多数派である肌の白い劣等種族と、少数派である肌の黒い優等種族の 2 種類がいるのだな」と思い込むに違いないのではないか!?(言いすぎか?)。

その5.『いつも心に太陽を』(1967年)

『いつも心に太陽を』(いつもこころにたいようを、原題:To Sir, with Love)は、1967年公開の英国映画。エドワード・R・ブレイスウェイトの小説を元に映画化、ロンドンで撮影されたものである。白人の生徒たちの高校に赴任してきた黒人の教師の物語で、学園もの+白人と黒人の社会問題に視点を当てた意欲作である。

監督	ジェームズ・クラヴェル
脚本	ジェームズ・クラヴェル
製作	ジェームズ・クラヴェル
出演者	シドニー・ポワティエ
    クリスチャン・ロバーツ	
    ジュディ・ギーソン

いつも心に太陽を [DVD]

子供から大人へと成長を遂げる生徒と彼らによって自分も成長する教師、という教育ものにありがちなストーリーだが、今観ても色あせていない題材である。そもそもいつの時代の生徒も問題を抱えているのだから・・・?!

その6.『招かれざる客』(1967年)

『招かれざる客』(まねかれざるきゃく、Guess Who's Coming to Dinner)は、1967年の米国映画。第40回アカデミー賞では作品賞を含む10部門の候補となり、キャサリン・ヘプバーンが主演女優賞を、ウィリアム・ローズ(英語版)が脚本賞を受賞。公開を前に亡くなったスペンサー・トレイシーの遺作でもある。

監督	スタンリー・クレイマー
脚本	ウィリアム・ローズ(英語版)
製作	スタンリー・クレイマー
出演者	スペンサー・トレイシー
    シドニー・ポワティエ
    キャサリン・ヘプバーン

招かれざる客 [DVD]

自分の子供が外国人の結婚相手を連れて来たら・・・?。まぁビックラするわなぁ!! しかもタイムリミット付きで(映画だからしゃぁないが・・・)。私はアメリカ行ってきたから外国人にはある程度免疫が付いているが、純粋に日本なら尚更難しい問題だろう。ず~っと単一民族で来てたからなぁ~。里帰りとか何か不幸やお祝い事があった時大変そうだ。

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