シドニー・ポワティエがアカデミー賞を取っただけでなく、話としても面白い映画だった。水を貰いに寄っただけのホーマー(ポワティエ)を修道院長(リリア・スカラ)が神様の導びきでやってきた男だと信じ込み、人の良いホーマーが次第に引き込まれていく経過が何とも滑稽だった。
1967年はシドニーにとって最高の年だっただろう!!
1967年にはシドニー・ポアティエの映画作品で、どれも忘れることができない3作品が製作されて、いずれも高評価をされている。
その4.『夜の大捜査線』(1967年)
夜の大捜査線 [DVD]
北部からやって来た颯爽としたエリート黒人に反発する南部の貧乏白人達という構図は、オバマ大統領とティー・パーティーとの関係を思い起こさせる。今現在の状況はと言うと、白人達(トランプ大統領など)の逆襲かな??。ちなみにこの映画に出てくる白人達は、どいつもこいつも揃って、トランプの傀儡に見えてくるような・・・?!。宇宙人にこの映画を見せたら、「なるほど、人間という生物は、多数派である肌の白い劣等種族と、少数派である肌の黒い優等種族の 2 種類がいるのだな」と思い込むに違いないのではないか!?(言いすぎか?)。
その5.『いつも心に太陽を』(1967年)
いつも心に太陽を [DVD]
子供から大人へと成長を遂げる生徒と彼らによって自分も成長する教師、という教育ものにありがちなストーリーだが、今観ても色あせていない題材である。そもそもいつの時代の生徒も問題を抱えているのだから・・・?!
その6.『招かれざる客』(1967年)
招かれざる客 [DVD]
自分の子供が外国人の結婚相手を連れて来たら・・・?。まぁビックラするわなぁ!! しかもタイムリミット付きで(映画だからしゃぁないが・・・)。私はアメリカ行ってきたから外国人にはある程度免疫が付いているが、純粋に日本なら尚更難しい問題だろう。ず~っと単一民族で来てたからなぁ~。里帰りとか何か不幸やお祝い事があった時大変そうだ。