1939年初公開時のポスター
その2.『哀愁』(1940年)
哀愁 [DVD] FRT-010
日本公開時のポスター
その3.『欲望という名の電車』(1951年)
欲望という名の電車 日本語吹替版 ヴィヴィアン・リー マーロン・ブランド DDC-023N [DVD]
貴婦人ぶってはいるが、父を亡くし家を失った故郷で放蕩の限りを尽くし、未成年誘惑のかどで追われるようにして都会に出た、もう若くはないアル中の南部女ブランチ・デュボワを、曲がりなりにもスカーレット・オハラだった女が演ずるということがハリウッドにどれだけ衝撃w2おもたらしたのだろうか?。V・リーは「風と共に去りぬ」に次ぐ第2のピークを本作で迎え、以後、映画ではこれに匹敵する演技を残さず逝ってしまった。一人のスター女優を燃やし尽くしてしまった、この作品の持つ“熱”・・・。彼女が訪ねるニューオリンズの妹(K・ハンター)、そして、その浅ましい夫(M・ブランド)は、救いを求めて彷徨する魂に手痛いしっぺ返しを喰らわす。ブランチの気位の高さに魅かれていた男ミッチ(K・マルデン)も彼女の真実を知り、露骨に肉体を求めてくる。ラスト、義弟の逞しい“男”に屈してしまう女の性・・・。狂気の他に彼女の逃げ場所はないのだろうか??。
『欲望という名の電車』がヴィヴィアンの未来を予言していた!!
1951年『欲望という名の電車』で再びアカデミー主演女優賞を獲得したが、これが黄金期の最後を飾る事となり、以降は体調を崩し(精神病)、1940年に大恋愛の末に結婚したオリヴィエとも1960年に離婚。結核を再発(1945年に発症)させ、精神状態もすさんだまま、孤独の中でロンドンのアパートで息を引き取った。