ハリウッド映画全盛期を支えた男優列伝【ゲーリー・クーパー編】

ハリウッド映画全盛期を支えた男優列伝【ゲーリー・クーパー編】

前回の「ハリウッド映画全盛期を支えた男優列伝【クラーク・ゲーブル編】」を書いていたら、予想以上に記事が長くなり、別々に書く羽目になってしまったような・・・??。さあ、今回もハリウッド男優について話を進めましょうか??


その3.『ヨーク軍曹』(1941年)

『ヨーク軍曹』(ヨークぐんそう、Sergeant York)は、1941年の米国映画。第一次世界大戦中に実在したアルヴィン・ヨーク軍曹の伝記映画。主演のゲーリー・クーパーがアカデミー主演男優賞を受賞した。

監督	ハワード・ホークス
脚本	ジョン・ヒューストン
ハワード・コッチ
エイベム・フィンケル
ハリー・チャンドリー
製作	ジェシー・L・ラスキー
ハル・B・ウォリス
出演者	ゲーリー・クーパー

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家族思いの優しいところもある、銃の腕前がよくて喧嘩も酒も強い乱暴者が、雷に打たれて奇跡的に助かったことにより、神の啓示を授かったがごとくに人格が一変し信仰心の篤い思いやりのある人間になり、聖書の教えと戦争という現実の狭間で懊悩しながらも、持ち前の勇気と才能とそして神のご加護でもって、およそありえないような武勲を立てて故郷に錦を飾る。前半はのどかな田舎の物語風ですが、後半の戦地が舞台になってからは、主役を光り輝かせるためにこれでもかこれでもかという、まるで講談のようなサクセスストーリーが展開する。  
製作された年の12月には真珠湾攻撃のあったたけに、これはもう国威発揚の要素が濃厚なのはむべなるかなってことなんだろうけど、ドイツ軍を羊の群れみたいに扱っているのには苦笑を禁じえなかった。もしもゲーリー・クーパーがアカデミー主演男優賞を獲っていなかったら、おそらく人々の記憶からは消えていた映画の一つになっていたかも・・・??。

その4.『誰が為に鐘は鳴る』(1943年)

『誰が為に鐘は鳴る』(たがためにかねはなる、原題: For Whom the Bell Tolls)は、1943年製作の米国映画。アーネスト・ヘミングウェイの小説『誰がために鐘は鳴る』の映画化作品。

監督	サム・ウッド
脚本	ダドリー・ニコルズ
原作	アーネスト・ヘミングウェイ
製作	サム・ウッド
製作総指揮	B・G・デシルヴァ
出演者	ゲーリー・クーパー
    イングリッド・バーグマン

なお、この年のアカデミー主演男優賞、主演女優賞に各々ゲイリー・クーパー、イングリッド・バーグマンがノミネートされたが受賞はならなかった。

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初めてこの映画を見たのは、今から40数年前の高校2年か3年の受験勉強の頃だった。初めて見たバーグマンの美しさにすっかり虜になった覚えがある。その後何度も映画館やDVDで見て、何十年もたった今でもビクターヤングのテーマ音楽を聴くと青春の思い出とともに、谷にかかる橋の爆破を決行する日の早朝の山の場面や鐘の音とともに硝煙にかすんでいくラストシーンを懐かしく、自分の体験であったように思い出す。

その5.『真昼の決闘』(1952年)

『真昼の決闘』(まひるのけっとう、原題: High Noon)は、1952年製作の米国映画。フレッド・ジンネマン監督による西部劇映画である。保安官が自分1人で殺し屋4人と立ち向かわざるを得なくなるという内容で、ジョン・W・カニンガム(John W. Cunningham)の小説『ブリキの星』(The Tin Star)に基づく。

監督	フレッド・ジンネマン
脚本	カール・フォアマン
原案	ジョン・W・カニンガム
製作	スタンリー・クレイマー
カール・フォアマン(クレジット無し)
出演者	ゲーリー・クーパー
    グレース・ケリー

ちなみに、主演のゲーリー・クーパーは、歳を重ねて渋味のある中年男の孤独と苦悩を演じ、2回目のアカデミー賞の主演男優賞を獲得し、後にモナコ公妃となったグレース・ケリーが妻役を演じている。また、音楽を担当したディミトリ・ティオムキンが同じくアカデミー歌曲賞を受賞した

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映画の時間と実際の時間がほぼ同じという画期的な作品。それだけではなく、孤高の保安官(ゲーリー・クーパー)の誇りと悩みを浮き彫りにしたフレッド・ジンネマン監督の演出が素晴らしい。お礼参りに帰ってくる無法者と受けて立とうとする保安官の状況を知った街の人の対応は、3通りに分かれる。無法者ミラー(イアン・マクドナルド)側に肩入れする人々、味方の振りをして荒事を避けるために保安官を追い出そうとする人々、極く少数の本当の味方(保安官の妻役のグレース・ケリー等)。悪党を退治した後、星のバッジを道端に放り投げて去ってゆくクーパーがかっこいい。

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その6.『昼下りの情事』(1957年)

『昼下りの情事』(ひるさがりのじょうじ、Love in the Afternoon)は、1957年の米国のロマンティック・コメディ映画である。クロード・アネ(英語版)の小説『アリアーヌ(英語版)』を原作としている。

監督	ビリー・ワイルダー
脚本	ビリー・ワイルダー
   I・A・L・ダイアモンド
原作	クロード・アネの『アリアーヌ』
製作	ビリー・ワイルダー
出演者	ゲーリー・クーパー
    オードリー・ヘプバーン 
    モーリス・シュヴァリエ

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ゲイリー・クーパーが珍しくコミカルな役柄の作品である。ゲーリーとオードリーを比べると、クーパーの方が格は上だが、やはりオードーリー・ヘップバーンの印象が強い作品だろう。
若い娘が中年に恋をするというのは「ヘッドライト」などいくつもあるがコメディでは珍しい。
最近は、男と女が逆転している感があるが、”おっさん目線”だとやはりこちらが好みだ。

『昼下りの情事』の一場面

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