東スポとは?
東スポは、1960年4月1日に創刊された東京スポーツ新聞社が発行する日本の夕刊スポーツ新聞。略称は「東スポ」。
因みに名前が類似している新聞である東京中日スポーツは中日新聞社の東京本社が発行しているもので、東スポとはまったく別物で関係ありません。
東スポWeb – 東京スポーツ新聞社 | 今日の東スポ紙面をチェック!気になる今日の1面も見れます!
信憑性
皆さんも今では東スポの見出しを見ても、嘘だろ~、ありえねー、あ~東スポか~など、はなっから、信用していないと思いますが、過激になり始めた頃は、メディアにも取り上げられ、『やり過ぎだ!』『新聞にウソ書くな!』など叩かれていました。
私、個人的には東スポは大好きなのですが・・・
メディアでは

浅草キッド
浅草キッドから「日付以外は全て誤報」と言われるほど娯楽性を重視しており、「“ガセ”の東スポ」という異名も持つ。
TBS『アッコにおまかせ!』では「“エキサイト新聞”東スポ」と称される。
奇抜な見出し
「マドンナ痔だった」「落合家チンポ丸出し放送」「聖子輪姦」「人面魚重体」「大仁田爆死」「フセインインキン大作戦」「ダイアナ大胆乳」「阪神次期監督上岡龍太郎」「宇宙人化石発掘」「ネッシー出産」「電線に止まったUFO」「前田敦子ヌード」「今井絵理子議員ノーパン疑惑」「岩手県遠野市で河童が発見された」と写真付きで報道など。
これらの見出しの下には小さく「?」「か」「も」「説」「絶叫」などの語句・記号が書かれ濁されていることが多いが、
それらは新聞スタンドに陳列されている状態や折りたたんである状態では見えないように紙面のレイアウトが計算されている。
手が汚れる新聞

東京スポーツ 昭和59年1月11日
1980年代半ばまで、赤い見出しとインクで手が汚れるプロレス新聞として知られた。
当時、手がインクで汚れているサラリーマンを見ると、東スポを見ていたな、なんて思われていました。現在は大丈夫ですよ。
女優がプロレス参戦!?
創刊当時からプロレスを大きく扱い、他に競馬・風俗関係の記事に強い。
ただし長年女子プロレスは扱わず、1面に来るのはたいてい男子プロレスの記事であった。
もっとも、東京スポーツ制定のプロレス大賞に1995年より「女子プロレス大賞」が新設されるなど変化が見られる。
東京スポーツにおいてプロレス記事が多い理由は、夕刊紙であるが故に、野球などの記事での試合速報は他社と勝負にならないことと、プロレスは、八百長疑惑もあり、他のほとんどの新聞が扱わなかったためであった。
奇抜すぎて裁判沙汰
ある事ない事を書いているので、時には裁判沙汰になる事も・・・
ダウンタウンの松本人志さんが「以前、(東スポの記事で)『松本、吉本解雇!』って書かれてたんですけどね…」と、過去の飛ばし記事をネタにし、聴衆の笑いを誘っていた事もありましたが、それだけでは済まない事もありました。
ロス疑惑の(故)三浦和義さんから、「三浦和義差し入れ品横流しで特別待遇」という見出しで、三浦さんが拘置所で差入れの菓子を看守にばれないように他の収容者に与えたという(故)梨元勝さん文責の記事。
梨元さんと三浦さんが共に名誉毀損で300万円の慰謝料を求めて訴えを起こしています。
一審では『違法があるものとも認められない』と判示して三浦さん梨本さんの請求を棄却しています。
しかし三浦さん側が控訴し、二審では三浦さんの請求を認めて(慰謝料10万円)確定し東京スポーツ側が敗訴しました。
スクープ
東スポだってスクープがあるんです。
全日本プロレス所属で、メキシコで海外遠征を行っていた越中詩郎さんの全日本退団をいち早くスクープしたのが東スポでした。
後に女性信者へのわいせつ行為や性的暴行が社会問題になった宗教団体「摂理」(当時の名称はMS教団)の問題と危険性を報じたのも東スポ。
プロレスラー・剛竜馬さんが偽名でゲイビデオに出演していたことをスクープ。後に剛さんは「自分の体で稼ぐことの何が悪いのか」とゲイビデオに出演していた事実を認めていました。
総合格闘家のミルコ・クロコップが母国クロアチアの総選挙にクロアチア社会民主党から出馬することを日本でいち早く報道。
「サザン解散か」という見出しで、「(活動休止)イコール事実上の解散ではないか」と論評する内容だった。
ゴシップ系記事や芸能人の動向などにまつわる記事でも稀に事実を記載することがある。
また、それが大きなスクープであることも多いが、上述の様にスクープに見せかけた飛ばし記事が多い紙面体質ゆえ、スクープされた芸能人の方も「東スポの記事だから」と噓です!と誤魔化しもきくとか。
コラボ
近年は東スポもコラボを・・・
ソフト・オン・デマンドと共同で、アダルトビデオ日本一を決めるコンテストとして『AV OPEN〜あなたが決める!セルアダルトビデオ日本一決定戦〜』をスタートさせた。
関東のコンビニチェーン・セーブオンとタイアップし、『東スポ 宇宙人からの「甘い誘惑コーヒー」』と『東スポ ビッグフットの足型大盛のり弁当』の2種類の商品が発売された。
特に缶コーヒーは、缶の表面のデザインが東スポの1面を思わせるものとなっている
ハローキティとのコラボレーションでTシャツと根付を発売した。
「ハローキティは宇宙から来た!」という見出しが一面の東スポをキティ自身が読んでいるというデザインになっている。
金沢カレーで有名なゴーゴーカレーとタイアップし、ゴーゴーカレーの店舗でコラボレーションメニューである「UFO襲来カレー」を発売した。目玉焼きの部分がUFOを、ウインナーの部分が宇宙人をそれぞれ模している。
ブレ無い東スポ
東スポってテレビで言うとテレ東(テレビ東京)的な、わが道を行く、決してブレ無い感じが魅力の1つだと思います。
ケネディ大統領暗殺事件の際、他の新聞全てでこのニュースが1面に掲載された中、唯一「力道不覚!新兵器も不発」であった。
アイルトン・セナ(F1レーサー)が事故死した際には新日本プロレス福岡ドーム大会で行われたアントニオ猪木 vs グレート・ムタであった。
阪神大震災翌日の1面は、「ベイダー、オブライトに圧勝」だった。
等々ブレ無いのです!
ただ昭和天皇崩御(ほうぎょ)の翌日の1面は「ブッチャー流血」だったと東スポのWikipediaでは書かれていましたが、当日の夕刊は昭和天皇崩御でした。
当然、東スポは取材拒否も
シドニーオリンピックの現地取材の際は、「東京スポーツ」という首都名を冠した名称のためか、現地関係者に「日本の一流スポーツ新聞」と勘違いされ、他紙よりも好待遇を受けた事もありますが、東スポをよく知る方にはそうはいきません。
マイケル・ジャクソンが訪日した際、取材拒否された事があります。
それは以前に「マイケル鼻が落ちた」や「マイケル、まだらチ〇ポ」との見出しで「本人曰くマイケルは『色素が抜ける病気』なので、男性器も黒と白のまだらになっているという『信頼できる筋』からの情報がある」という内容の記事を掲載したことがあるからとか。
プロレスラーの平井伸和の報道を一面で取り上げ、全日本プロレスから批判され全日本プロレスから取材拒否を受ける。
逆にサザンに関する記事も含め、何度か東スポにデマを流された一人である桑田佳祐は「東スポ頑張れ!」「アナタ、いや御社だけは決してブレなかった」「東スポサイコー!!」と半ば冗談めいた形で絶賛している。
最後に・・・
いかがだったでしょうか?
個人的に大好きな新聞『東スポ』、読んだ事ない方も1度は見てみてはいかがでしょうか・・・
1部 140円 月極 3,600円です。
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