時代を超越したヒット曲「すみれ September Love」!
80年代前半に一世を風靡したロックバンド「一風堂」。当時流行していたニューウェーブといったジャンルをけん引していました。この記事では、そんな彼らが1982年に発表したシングル「すみれ September Love」を、カバーバージョンを発表した「SHAZNA」も交えて特集してみたいと思います。
 
  	ヒットのきっかけはカネボウのCM!
1979年のデビューシングル「もっとリアルに」以降、徐々に知名度を上げていた一風堂ですが、大きなヒットには恵まれていませんでした。そんな彼らの転機となったのが1982年の6枚目のシングル「すみれ September Love」です。
 
  	「ブルック・シールズ」のくねくねCMが話題に!!
「すみれ September Love」は、カネボウのCM「レディ80・パウダーアイシャドウ」に起用されました。同CMは、当時世界が注目する女優であったブルック・シールズが出演しており、CM中のくねくねとしたダンスがある意味大きな話題となりました。
CMのヒットの結果、「すみれ September Love」も注目を浴びることとなり、約45万枚を売り上げるヒット曲となりました。オリコンで最高位2位、「ザ・ベストテン」では1位を記録。また、同曲が収録されたベストアルバム「Lunatic Menu」もオリコン最高位3位まで上昇。一風堂は一躍スターダムへと駆け上がったのです。
 
  	SHAZNAによるカバーで再び注目を浴びる!!
80年代前半を代表する楽曲のひとつとして世間の記憶に残った「すみれ September Love」ですが、そのヒットから15年後の1997年、同曲は思わぬ方向から再び注目を集めることとなりました。当時鳴り物入りでヒットを飛ばしていたロックバンド「SHAZNA」によるカバーです。
 
  	オリジナルを超えるヒットを記録!!
 
  	SHAZNA2枚目のシングルとして再び世に送り出された「すみれ September Love」。テレビ朝日の「ビートたけしのTVタックル」のエンディングに起用され、当時のSHAZNAの勢いもありオリコン最高位2位を記録。そして最終的な売上は67万枚となり、一風堂のオリジナルを超える記録を残しました。
どちらも一級品の「すみれ September Love」なのですが、時代やバンドの個性による違いははっきりとあります。一風堂バージョンは当時流行していたニューウェーブとグラムロックと融合させたかのような雰囲気を出しているのに対し、SHAZNAバージョンはユーロビートを意識したかのような(?)四つ打ちとヴィジュアル系バンドらしいギターサウンドが融合しており、それぞれの個性を感じ取ることが出来ますね。
実は「あのバンド」もカバーしていた!!
一風堂とSHAZNAのふたつのバージョンで有名な「すみれ September Love」ですが、実はあのバンドもカバーしています。奇抜な歌舞伎風メイクで有名な「カブキロックス」です。果たして彼らはどうカバーしているのか!?YouTubeにアップされていましたので、是非こちらもチェックしてみてください!
21世紀に入ってもメガマソ、多和田えみがカバーするなど、様々なバンド・歌手によってカバーされ、時代を超えて愛されている「すみれ September Love」。今後は誰がどんな「すみれ September Love」を披露するのでしょうか?今後の邦楽シーンに目が離せません!
聴き直したくなった方はこちらで!
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