フィニッシュコーワのCMでブレイクした「歌手の小金沢君」って覚えてますか？

皆さんは「歌手の小金沢君」って覚えてますでしょうか？喉スプレーのCMで一躍有名になった演歌歌手で、フルネームは小金沢昇司と言います。この記事では、彼の歌手人生について振り返ってみたいと思います。

少年期はヤンチャを繰り返し、警察のお世話になることも多かった小金沢。更生のためか歌手を志し、演歌界の大御所・北島三郎の付き人として下積みを始めます。なお、山本譲二によれば「（北島の）弟子の中で一番怒られていたのが小金沢だった」とのこと。

厳しい下積み生活を経た後、ついにデビューの話が持ち上がり、1988年にシングル「おまえさがして」でデビュー。全国各地でのドサ回りを通じて徐々に知名度を上げていきました。

演歌ファンの間では知名度が上昇していた小金沢を一躍全国区に押し上げたのは、1992年に放送された「フィニッシュコーワ」のCMです。渡辺篤史によるナレーションで「歌手の小金沢君が使っているのは～」と始まるこのCMで、「小金沢君って誰だ？」とお茶の間の話題は持ちきりになりました。

「歌手の小金沢君～」が新語・流行語大賞において大衆部門の銀賞を受賞をするほどの人気となった小金沢。ブレイクにあやかり、本業の歌手の方でも活動を活発化。1992年のシングル「おまえだけ」は、当時の演歌としては異例の35万枚以上のヒットを記録しました。

さらに、1992年12月には河合奈保子とのデュエットシングル「ちょっとだけ秘密」を発表。こちらも10万枚以上を売り上げるヒットとなりました。

CMで一躍時の人となった小金沢ですが、その後も演歌歌手として精力的に活動。多数のCDを発表しています。そんな歌手活動の傍ら、「UFO」とも関わりを持っていることをご存知でしょうか？

2004年、小金沢は秦野カントリークラブの上空でUFOと思しき飛行物体の撮影に成功しました。携帯電話のカメラに「アンコウ型の飛行物体」が映し出されており、山本譲二も「間違いない」と太鼓判を押すほど。

東京スポーツで2015年にスタートした連載「私のUFO体験」にもゲストとして登場し、新曲をPRする一方で「地球に人類が住んでいるのだから、他の惑星に宇宙人が暮らしていても不思議ではない。人類が月に上陸する時代だから、宇宙人が地球に上陸しても特段驚く話ではない」との持論を展開しています。

UFO研究家としての一面も見せる小金沢ですが、現在は北島音楽事務所から「暖簾分け」の形で独立、自身の新事務所「ジャパンドリームエンターテイメント株式会社」を設立し、小金沢の長男を含むタレント5名が所属しています。バリバリ現役で活躍中の小金沢君。今後の活躍にも期待が高まります！