寺尾聰について

既に70歳を過ぎた寺尾聰さんですが、歳を重ねるごとに素敵な男性になっていきますよね!
寺尾聰さんといえば「西部警察」や「半落ち」などの俳優としての活躍が目立つ様に思います。それもその筈で、「半落ち」では第28回日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を受賞されています。しかし、皆様もご存じの「ルビーの指環」をはじめ、歌手としての功績も素晴らしい方なんですよね。
今回は、そんなマルチな活躍をされている寺尾聰さんの隠れた名曲「SHADOW CITY」を特集してみたいと思います(^^)/
寺尾聰 オフィシャルホームページはこちら
Akira Terao Official Web Site
隠れた名曲「SHADOW CITY」
「SHADOW CITY」は1980年8月5日にリリースされた寺尾聰さん4枚目のシングルになります。

この曲は「ルビーの指環」がリリースされる前の曲であり、その当時ではCMとのタイアップもあったことから、寺尾聰さんの曲の中でも有名な曲となります。
寺尾聰さんはライブやテレビの音楽番組でこの曲を歌うときに、レコード音源よりもキーを上げて歌っていたそうです。確かに音源を確認してみると、かなり低いキーで歌われており、正直ちょっと聞き取りにくさも感じたくらいです。なので、キーを上げて歌っていたのは頷けます。
尚、カップリング曲は「予期せぬ出来事」でした。
「SHADOW CITY」の音源
「SHADOW CITY」の歌詞
全体的に、とにかく大人っぽい歌詞です。
"蒼ざめたシェイドの隙間"なんて言われても、おこちゃまな私にはまったくピンときません(笑)
そのくらい大人で且つ都会的な歌詞でした。これは個人的な感想なんですが、クリスタルキングの「大都会」にシンパシーを覚える感覚がありました。
下に歌詞サイトのリンクを貼っておきますので、是非確認してみください(^^)/
SHADOW CITY 歌詞 寺尾聰 ※ Mojim.com Mojim 歌詞
楽曲に携わった人達
作詞:有川正沙子
有川 正沙子(ありかわ まさこ)さんは1951年1月19日生まれの作詞家で、本名を山口えみさんといます。
寺尾聰さんの「SHADOW CITY」の次にリリースされたシングル「出航 SASURAI」や1986オメガトライブの「君は1000%」、そしてなんとあのレベッカの「ウェラム・ボートクラブ」の作詞も手掛けた方です。
作曲:寺尾聰
ほとんどの曲をご自身で作曲されている寺尾聰さん。
もちろんこの「SHADOW CITY」もですが、あの「ルビーの指環」もご自身で作曲されています。
編曲:井上鑑
井上 鑑(いのうえ あきら)さんは1953年9月8日生まれのキーボーディストで、多くの作詞・作曲・編曲を手掛けています。
手がけたアーティストの数は多く、寺尾聰さんをはじめ、アルフィー、稲垣潤一さん、大滝詠一さん、小泉今日子さん、中森明菜さん、福山雅治さん、松田聖子さん、薬師丸ひろ子等々、そうそうたる顔ぶれです。
タイアップのCM
タイアップとなったCMは、ヨコハマタイヤ(横浜ゴム)の『ASPEC』でした。
ちなみに、この時のCMに出演しているドライバーは、この時期に一時的に引退をしていたF1レーサーのニキ・ラウダでした。
ニキ・ラウダとは

伝説的なF1レーサーであるニキ・ラウダ。
彼が伝説となったのは、そのドライビングだけではなく、後にも顔に火傷の跡が残る程の大事故から生還したことにもあると思います。
現在は実業家として活躍されています。
「SHADOW CITY」を聴き直してみて
寺尾聰さんの「SHADOW CITY」はいかがだったでしょうか?
寺尾聰さんというと、どうしても「ルビーの指環」と連想しますが、その陰に隠れた名曲がいくつもあります。今回はそんな「SHADOW CITY」に焦点を当てることで、寺尾聰さんの奥深さを再認識することが出来ました。
寺尾聰さんには、これからも俳優・歌手として、まだまだ頑張って頂きたいですね(^^)/