肉体派と思いきや、シリアスな演技もお手のものだった、国際派女優ソフィア・ローレンに纏わるよもやま話

肉体派と思いきや、シリアスな演技もお手のものだった、国際派女優ソフィア・ローレンに纏わるよもやま話

読者の皆様はご存知かどうか判らないが、私のような世代には懐かしい女優の一人に数えられるソフィア・ローレン。彼女は、はっきりした目鼻立ちと、素晴らしい肉体美で1950年代中盤から1970年中盤にかけて大活躍をしたイタリアの女優だ。読者の皆様も大好きな、なまめかしい肉体派でありながら、シリアスな演技でも目覚ましい成果を上げ、国際派女優として一時代を画した。そんな彼女に纏わるよもやま話をすることにしよう。


ソフィア・ローレンを知るための基礎知識!!

ソフィア・ローレン(Sophia Loren イタリア語: [soˈfiːa ˈlɔːren], 英語: [soʊˈfiːə ləˈrɛn], 1934年9月20日 - )は、イタリアの女優。本名はソフィア・ヴィラーニ・シコローネ(Sofia Villani Scicolone)。
まだ存命で、今年で御年が84歳になるそうだ。この写真は50代前半の写真だが、人生の躍動感が伝わって来そうだ!!。

ソフィア・ローレン(Sophia Loren) 1986年

ソフィア・ローレン(Sophia Loren)
本名 Sofia Villani Scicolone
生年月日 1934年9月20日(83歳)
出生地  イタリア、ローマ
国籍   イタリア・フランス(二重国籍)
職業   女優
ジャンル 映画
活動期間 1950年 - 現在
配偶者 カルロ・ポンティ(1972-2007死別)

ソフィアの幼少期は貧困との戦いだった!!

イタリアの首都であるローマで、母のロミーダ・ヴィラーニと父の建築技師であるリカルド・シコローネの間に生まれたソフィア。実は彼女の両親は正式な夫婦ではなく、内縁関係であった。母はソフィアが生まれて直ぐに故郷であるナポリ近郊の貧困街のポッツオーリに転居せざるをえなかった。何故ならば、ソフィアの父シコローネからの援助がまったくなく、母子は第二次世界大戦の真っ只中で物資の不足する戦火と飢餓に絶えながら生き抜いた。

少女の頃のソフィア

しかし、そんな悲惨な幼少期を送ったソフィアにも14歳になった頃に幸運が訪れた。当時から素晴らしいプロポーションだったようで1950年、丁度ナポリで開催された“海の女王コンテスト”と銘うったビューティーコンテストでファイナリスト12人の中に選ばれ、入賞を果たしたのだ。同コンテストがきっかけとなり、後の夫となる映画プロデューサー、カルロ・ポンティに見初められる。1951年には映画『Quo Vadis(原題)』にエキストラ出演を果たし、以降、10本の映画にエキストラとして出演している。

ソフィアが出演した初期の映画を見ると、ソフィアの肉感的な体を強調した作品が殆どであった。さらに幾つかの作品にはトップレスで出演した作品もあるらしい。こういう情報を聞くと直ぐネット検索する方々がおられますが、もうちょっと辛抱して下さい!!(笑)。
この画像は1957年に公開された『島の女(Boy on a Dolphin)』の一場面ですが、ソフィアの初アメリカ映画であり、豊満な肉体美を惜しげも無く披露し、世界的に有名な女優の1人としての地位を確立するようになった。

ソフィア・ローレン、SOPHIA LOREN

ソフィア初のアメリカ映画主演作であり、シネスコ画面にそのはちきれんばかりの肉体が躍って、当時の米の若い観客たちの熱狂も察しがつくだろう。映画の魅力はものの見事にそれと風光明媚なギリシャ・ロケ(これはさすが観光映画の名手ネグレスコ--ちなみに彼はギリシャ出身--だけある)に尽きる。
ソフィア演じるは海女の役。そのヒドラ島で海綿を採るのが生業のフェドラは海底で、古代の秘宝のイルカに乗った少年の黄金像を見つける。この話をアテネで、アメリカ人考古学者コールダー(A・ラッド)や収集家パーマリー(C・ウェッブ)に打ち明けたことから、欲に目の眩んだパーマリーは像を独占しようと策謀を巡らすが、フェドラの弟ニコの活躍で、像の国外流出は阻止される。
とにかく、ローレンのエキゾチックでボリュームたっぷりの肢体に気圧されっぱなしの海洋アドベンチャーだ。ちなみにローレンの歌のシーンはジュリー・ロンドンの吹替えだった。

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肉体美だけでなくユーモア溢れる演技力を発揮しだす!!

ソフィアは初期のハリウッド作品である『楡の木蔭の欲望(Desire Under the Elms)』(ユージン・オニールとの演劇)、『月夜の出来事(Houseboat)』(ケーリー・グラントとのロマンティック・コメディ)、『黒い蘭(The Black Orchid)』(アンソニー・クインとのロマンチック・ドラマ)でセックスシンボルとしてだけではなく、演技力と喜劇的な実力がありことを見せつけた。

子持ちやもめのトム(ケリ-・グラント)と家政婦のシンシア(ソフィア・ローレン)が繰り広げる、ほのぼのとしたロマンチック・コメディ。離婚していた妻が急死し、三人の子供を引き取ることになったトムは、狭いアパートで暴れる子供たちが自分になつこうともしないので、ほとほと困り果てていた。ある晩、子連れでイタリアの楽団のコンサートに出かけると、末っ子が行方不明。すると、シンシアというイタリア娘が坊やを連れてやってきた。彼女は女中として雇われ、見事子供たちを手なづけるが、実は楽団の指揮者の娘で、家事全般に全く疎くたえず騒動をひき起こす。一家はポトマック河のボートハウスに居を移し、そこで伸びやかな子育てとナイーブな恋愛模様が綴られるが、陽性なソフィアにケリ-のハートが射すくめられるのは当然の結果と言える。

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主演女優賞ゲットだぜ!!

なお、1959年に公開された映画『黒い蘭(The Black Orchid)』でベネチア映画祭主演女優賞を受賞し、翌年に公開された『ふたりの女(Two Women)』ではアカデミー主演女優賞を受賞している。

ジョセフ・ステファノがテレビ・ドラマとして書き下ろした原作を、日本初登場のマーティン・リット監督が映画化した作品。アメリカのイタリア人街に住む、子供をもつ後家と、1人のやもめ男の結婚をめぐるドラマである。

映画プレスシート ソフィア・ローレン「黒い蘭」

第二次大戦下、夫を失った母娘が空襲を避けるために疎開した。そこで彼らは、一人の青年と親しくなるが、彼はドイツ兵に道案内として連れ去られる。そして二人は、ローマへ帰る途中で兵士たちに強姦され、感情を失う。二人の感情が戻ったのは、青年の訃報が届いたときだった……。二人の女性に降りかかった悲劇を描いた戦争ドラマ。

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11世紀スペインの救国の闘将エル・シドの生涯を描いた70ミリ映画で、「キング・オブ・キングス(1961)」のサミュエル・ブロンストンが製作。監督は「シマロン(1960)」のアンソニー・マン。脚本は「地上最大のショウ」のフレドリック・M・フランクと「キング・オブ・キングス(1961)」のフィリップ・ヨーダン。撮影は「びっくり大将」のロバート・クラスカーが、音楽は「ベン・ハー(1959)」のミクロス・ローザがそれぞれ担当。出演は、「ベン・ハー(1959)」のチャールトン・ヘストン、「ふたりの女」のソフィア・ローレン、ラフ・ヴァローネ、ジュヌヴィエーヴ・パージュ、ジョン・フレイザーなど。

11世紀、スペインはムーア人の侵略に日々脅かされていた。そんな中若き勇将エル・シド(チャールトン・ヘストン)は、恋人であるシメン(ソフィア・ローレン)の父を死に至らしめ、また王位継承の争いに巻き込まれ追放の身となってしまう。しかしその後、スペインに存亡の危機が訪れるる・・・。

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当時37歳のチャールトン・ヘストンは191cmの上背もあって見映えがする。妻シメンはソフィア・ローレン(当時26歳)。彼女は冷たい表情を浮かべている時の方が印象に残る。笑顔がどうも作り物っぽく感じたが、それもそのはず、撮影中C・ヘストンとS・ローレンは互いを嫌い、ろくに目を合わさなかったそうだから。道理で夫婦の間に愛を感じられなかったわけだ(笑)。

これぞソフィアの真骨頂!!『昨日・今日・明日(Ieri, Oggi, Domani)』(1963)

『昨日・今日・明日(Ieri, Oggi, Domani)』(1963)は、ソフィアが久々にイタリアに戻り、マルチェロ・マストロヤンニと共通して主演する、3話からなるオムニバスのコメディー映画。妊娠中の女性は法を犯しても罪を免れるため、夫に頑張らせて妊娠し続ける主人公を描く第1話「アデリーナ」。第2話「アンナ」では、富豪の人妻の、若い青年との浮気の代償を描き、そして第3話「マーラ」では、美しい女性に溺れた神学生の顛末を描く。

まさに女は強し。ソフィア・ローレンに振り回されっぱなしのマルチェロ・マストロヤンニの姿が、なんか立場の弱い日本人の男の姿を彷彿とさせていて可笑しい。ただ一つ日本人と違うのは、「昨日・今日・明日」もイタリアンの陽気さだけは変わらないということなのでしょうか!”!。

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映画『ひまわり』は彼女の集大成と言っても過言ではない!!

『ひまわり』(原題: I Girasoli )は、マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンが主演した、1970年公開のイタリア・フランス・ソ連の合作映画。
監督はネオレアリズモ(イタリアンリアリズム)の一翼を担ったヴィットリオ・デ・シーカ。音楽をヘンリー・マンシーニが担当し、数多くの映画音楽を担当した彼の作品の中でも特に評価は高く、主題曲は世界中でヒットした。戦争によって引き裂かれた夫婦の行く末を悲哀たっぷりに描いた作品で、エンディングでの地平線にまで及ぶ画面一面のひまわり畑が評判となった。

ナポリの女性ジョヴァンナは、ソ連の戦線に送られて以来、戦後も行方不明のままの夫を探すことを決心する。だが、探し当てた夫は、シベリアの娘と幸せな結婚をしていた……。戦争によって引き裂かれた夫婦の悲劇を描いたメロドラマ。H・マンシーニのメロディが涙を誘う。

監督	ヴィットリオ・デ・シーカ
脚本	チェーザレ・ザヴァッティーニ
アントニオ・グエラ
ゲオルギ・ムディバニ
出演者	マルチェロ・マストロヤンニ
    ソフィア・ローレン
    リュドミラ・サベーリエワ
音楽	ヘンリー・マンシーニ

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私生活ではちょっと複雑!!

1957年にカルロ・ポンティと結婚するが、その時点でポンティはまだ離婚しておらず、重婚罪に問われる可能性があったために1962年に婚姻関係を一旦無効にした。2人はポンティの離婚が成立した1966年に正式に結婚した。指揮者のカルロ・ポンティ・ジュニアと、結婚後に生まれた映画台本作家兼監督のエドアルド・ポンティの2人の息子がいる。ポンティの脱税容疑事件の後、ジュネーヴに在住しているが、事件でイタリア当局に没収されていたポンティ所有の絵画を、遺産として取り戻すとして裁判を起こしている。

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