1971年、米ミネソタ州ウィノナ生まれ。12歳でショービズ界に入り、16歳の時に「ルーカスの初恋メモリー」(86)で映画デビュー、「ビートルジュース」(88)や「シザーハンズ」(90)で一躍人気女優となる。その頃、過労で倒れるが、フランシス・フォード・コッポラ監督の「ドラキュラ」(92)で復活を遂げると、「エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事」(93)でアカデミー助演女優賞の候補に挙がり、翌年の「若草物語」(94)では同主演女優賞にノミネートされた。その後、「リアリティ・バイツ」(94)や、製作も兼ねた「17歳のカルテ」(99)で活躍する。
監督の紹介
ジョアン・チェン
本名はChen Chong (陳沖)。本職は監督業でなく女優。
14歳の時本国で映画デビュー。
81年にアメリカに渡りカリフォルニア州立大学に入学して映画製作を学ぶ。86年「タイパン」でヒロインに抜擢されての翌年、「ラストエンペラー」で皇后を演じて大注目され、その後TVシリーズ「ツイン・ピークス」でも好演して評価を得た。以降、多数の作品に出演。
98年からは監督業にも挑戦。00年には「オータム・イン・ニューヨーク」でリチャード・ギア、ウィノナ・ライダーという二大スターの共演作を手掛けた。
映画のエピソードではこんなことがありましたね。※ネタばれあり
この言葉は恋人ウィルが不意に茶目っ気たっぷりに言った言葉。
一体なんだったのかわかりませんが、
ちょっと嫉妬させたかったのか場を和ませたかったのか。
とりもなおさず、小粋なセリフでしたね。(*´▽`*)
シャーロットにのめりこみそうになり、不安にかられてウィルが呟いた言葉に対して、シャーロットも粋にこう返します。なんとも微笑ましい一シーンでした。こんな言い回しのきく女性にお会いしたいものです。
このウィルさん浮気しやがるんですよね。怖気ついて。
「ティファニーで朝食を」のホリーのような身なりをしたリンさんと屋上でしやがりまして。
けども、友人の説得もあって、彼女のことを諦めきれずに、また彼女の元に舞い戻るところは感動でした。はい。
ふつうは逃げてそれっきりにするだろうけれど、それをしなかったのは……愛ゆえでしょうか。
感想 ※ネタばれあり
落ち葉の降り積もる中、歩く二人の姿は“しあわせ”そのものでした。
いつ終わりがくるかわからないから、すぐそこに期限が設けられているから、二人は(主にウィルさんが過ちを犯しながらも)迷い、愛し合うところは、涙ものでした。
かつては女たらしで、結婚もせず女泣かせの独身男性のウィルでしたが、愛した女性が余命幾ばくもないと知るとまあ最初、先述の通り、怖気つくんですけど腹を決めるとなると、彼女を「生かしたい!」「そばにいたい!」とばかりに医者を必死に必死に探し回ります。
本当に女にだらしないだけなら、どんな手を使ってもあんなに医者を探し回らないだろうし、「生きてくれ」とシャーロットに訴えるわけもない。
しかし、対照的にシャーロットは終わりが来るとわかっているからでしょうか。人生を心行くまで楽しんでる気もします。全然、厭世的ではないんですよね。
その背景を知りたいところでした。いちばん、腹が決まっていたのは彼女だったのかも。
一日、いちにち、愛する人がそばにいることがかけがえなく大切なものであると、知ったウィルのこれからはどう生きていくんでしょうか。
願わくば、ずっとシャーロットを想っていてほしいかなというのは筆者のエゴかな。笑