ジブリ風お色気アニメ「バルテュス ティアの輝き」ってご存知ですか?
OVA(オリジナル・ビデオアニメ)創世記であった1980年代。「くりいむレモン」「プロジェクトA子」といった初期の名作と呼ばれる様々な作品が世に送り出されました。そんな中、あのジブリ作品を模したかのようなお色気アニメが、ミドルエッジ世代御用達の「宇宙企画」によって制作されていたのをご存知でしょうか?
こちらがVHSのジャケットになります。
天空の城ラピュタをオマージュしたかのような世界観!!
今回ご紹介する「バルテュス ティアの輝き」は、1988年5月25日に発売されたOVA。あの宇宙企画が「リヨン伝説フレア」に続いて制作した、お色気アニメ第2弾という位置付けの作品です。
こちらはLD版のジャケット。
1988年といえば「天空の城ラピュタ」の大ヒットから2年が経過した頃。その影響なのか「バルテュス ティアの輝き」ではキャラクターがジブリ作品に出てくるようなデザインになっており、作品としても前作「リヨン伝説フレア」に登場したような“触手”は廃され、「天空の城ラピュタ」を土台にしたかのようなファンタジー系のアドベンチャーとなっています。
こちらは解説本。凄いプレミアが付いていることで有名です。


ここまで似せて大丈夫のなのか!?ジブリっぽいキャラが続々登場!!
このアニメでは、ジブリ作品と意図的に似せたとしか思えないキャラが散見されます。敵役としてムスカっぽい人が登場したり、味方役には宮崎駿監督みたいな人まで登場する始末。これを本人が見たらどう思うのだろうか…?
ムスカっぽい人
監督っぽい人
宮崎駿がブチ切れ!関わったスタッフを解雇へ!?
ちなみに「バルテュス ティアの輝き」ですが、作品としてのクオリティは非常に高くOVA作品としてはそこそこのヒットを飛ばしたようです。では、なぜそんなにクオリティが高かったのか?その理由として、なんと「スタジオジブリのスタッフがこの作品に参加していた」という噂があるのです。
スタッフの関与に対し宮崎駿がブチ切れ!!
そして、その話を聞きつけた宮崎駿は激怒。関与したスタッフをスタジオジブリから追放する措置をとったそうです。確かに、絵柄がジブリ風なだけでなく、ムスカっぽい人や自分の若い頃みたいなキャラの人まで登場しては、怒るのも無理はないと思います。
ツイッターの「バルス祭り」で「バルテュス」と唱える者が存在した!!
そんなこんなで宮崎駿からお叱りを食らった「バルテュス ティアの輝き」ですが、ジブリファンの中には「バルテュス」のファンも一定数おり、彼らがツイッターでの「バルス祭り」で「バルテュス」とあえて唱えることもあります。今後「バルス祭り」が開催されるときにはチェックしてみると面白いと思います!
本編を観たい人はこちらで買えます!
「バルテュス ティアの輝き」ですが、内容が内容のためVHS、LDともに永らく廃盤となっていたのですが、現在はDVDで観ることが出来ます。値段も手ごろですので、興味を持たれた方は是非お手に取ってみてはいかがでしょうか?新たなジブリの魅力に目覚めるかもわかりませんよ!?
設定資料集は超プレミア価格!!
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