イエモンの『JAM』乗客に日本人はいませんでした・・・暗い部屋で一人TVを付けたまま聴きたくなる名曲

イエモンの『JAM』乗客に日本人はいませんでした・・・暗い部屋で一人TVを付けたまま聴きたくなる名曲

歌詞に強烈なインパクトがあるイエモンの名曲『JAM』。1996年に発売され「乗客に日本人はいませんでした」という歌詞が今も耳に残るイエモンの代表曲です。また、モット・ザ・フープルの楽曲『すべての若き野郎ども』をモチーフにしているとされる点も特集します。


1996年に生まれたTHE YELLOW MONKEY(イエモン)の名曲『JAM』

1996年2月にリリースされた「JAM/Tactics」(ジャム/タクティクス)。現在の所、THE YELLOW MONKEY(以下、イエモン)にとって唯一となる両A面シングルとなっています。

「JAM/Tactics」(ジャム/タクティクス)

「JAM/Tactics」は長期間に渡って売れ続け、後のシングルで、イエモン最大のヒット曲となっている「BURN」の累計売上90万枚(オリコンでは66万枚)に次ぐ、累計80万枚(オリコンでは60万枚)のセールスを記録しました。

発売元は日本コロムビア・トライアドレーベルでした。

短冊形CDシングルの裏面

吉井和哉が実際に飛行機事故のニュースを見て、歌詞を書き上げた『JAM』

ハ長調で構成されている三連符のロックバラード曲である『JAM』。

歌詞に強いメッセージが込められているのが特徴です。例えば、外国で飛行機が堕ちたという事故をニュースキャスターが「乗客に日本人はいませんでした」と嬉しそうに伝えるショッキングな歌詞が印象的です。

これは作詞を担当したボーカルの吉井和哉さんが、実際に飛行機事故のTVニュースを見た際に、被害者に日本人が含まれていない事を笑みを浮かべながら伝えるニュースキャスターが居たとの事。
その時に浮かんだ疑問が、歌詞へストレートに反映されました。

また、吉井さんは2015年のライブMCで下記のように語っています。

《2015年のトライアド復活ライブ『TRIAD ROCKS -Columbia vs Triad-』でのMC》

ボーカルの吉井和哉(『JAM』のPVより )

JAM / THE YELLOW MONKEY - YouTube

さらに吉井さんによれば、外国での飛行機墜落事故を扱った部分の歌詞に注目が集まりがちですが、重要な点はその後の「こんな夜は逢いたくて〜また明日を待ってる」まで続くラインだと言います。

90年代中盤の日本では、悲しい事件や災害が多かった事から生まれた歌詞で、さらには「君に逢いたくて」という歌詞は普段あまり会えなかった娘に向けて歌っているそうです。

モット・ザ・フープルの『すべての若き野郎ども』に影響を受けた

イエモンのメジャーデビューに深く関わり、1996年7月に日本コロムビアを離れてファンハウス(現・アリオラジャパン)に移籍するまで楽曲制作に携わっていた当時のディレクターである宗清裕之さんによると、吉井さんはモット・ザ・フープルの『すべての若き野郎ども』という楽曲が頭にあり、「僕は日本の『すべての若き野郎ども』を作りたいんです」と語っていたと言います。

それが実現したのが『JAM』でした。『すべての若き野郎ども』をモチーフに楽曲が制作されたそうです。

1992年のデビューシングル「Romantist Taste」。宗清裕之さんがプロデュースしています。

グラムロックの先駆者であるデヴィッド・ボウイが、1972年にモット・ザ・フープルに提供した楽曲である『すべての若き野郎ども』。
バンドにとって初の全英シングルチャート入りを果たした楽曲で、今日ではロックのスタンダードナンバーとしても知られています。

吉井さんは「僕はデヴィッド・ボウイになりたかった。もっと言えばデヴィッド・ボウイになる為に、僕はTHE YELLOW MONKEYを結成したと言っても過言ではない」と公言する程に、デヴィッド・ボウイから影響を受けています。

おそらく彼が思春期に聴いていただろう同曲からも強いインパクトを感じ取っていたのではないでしょうか。

1974年頃のデヴィッド・ボウイ

《吉井和哉は1996年にモット・ザ・フープルのトリビュート・アルバムに参加!》

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『JAM』と『バッカ』に関するエピソード

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