1998年、ガイリッチーが世に放った出世作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』は1998年8月に公開されたイギリス映画です。街の小悪党を主役に据えた、括りとしてはクライム・ムービー。小悪党が怪盗団として様々な悪党と対峙していくハラハラドキドキの犯罪ものに仕上がっています。
日本での公開は翌年の8月でした。本国イギリスでは、大ヒットとなり、年間興行成績1位を記録するなど90年代後半を代表する名作となりました。
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監督で脚本も務めたガイ・リッチーの出世作と知られ、親友で製作を担当したマシュー・ボーンと組んで映画化を実現させました。この映画のヒットで、リッチー共々900万ポンドを得たと報じられています。
劇中でも、瞬く間に数百ポンドもの大金を登場人物たちが稼ぐシーンがありますが、まさに監督たちの身にも、一作のヒット映画を生み出した事で、そうした大金が入ったようです(もちろん犯罪と創作は大きく意味合いが異なりますが)。
ガイ・リッチー
マシュー・ヴォーン(右)、妻のクラウディア・シファー(左)
そして、当時まだ20代と若かった二人を支えたであろう製作総指揮には、1994年のアカデミー賞(作品賞)を受賞した名作「フォレスト・ガンプ 一期一会」のプロデューサーだったスティーヴン・ティッシュや自身で出演を申し出たというアーティスト・俳優のスティングの妻であるトルーディ・スタイラーらが名を連ねています。
スティーヴ・ティッシュ
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』 予告動画
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』 あらすじ
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ - 作品情報・映画レビュー -KINENOTE(キネノート)
サウンドトラック
エディたちは強奪に際して、日頃から取引をしていたニックから脅しに使う骨董品の2丁の散弾銃を買い取っていた。しかし、その銃は骨董マニアでもあるハリーが、部下に強奪を命じてまで欲しいお宝だった。
ハリーの部下はディーン&ゲリーのベンツ兄弟に散弾銃を盗ませたが、価値が無いと勝手に判断した兄弟がニックに売り、ニックから4人に渡ったという流れだった。
一方、横どりされたギャングたちは、エディたちが隣の部屋にブツ(大金と大麻)を隠している事を突き止める。
さらに強奪の成功後に地元の麻薬王ロリーから反感を買っていたエディ。ロリー一派もエディたちの部屋を襲撃する。
部屋で鉢合わせをするギャングたちとロリー一派。お互いに武装しており、身を守る為に銃撃戦となってしまう。結果、ギャングのリーダー以外死んでしまう。そのリーダーもハリーに雇われた取り立て屋ビッグ・クリスにブツを奪われる。
カタログ
借金返済の見込みが立っただけでなく思わぬ収入も得た事で祝杯をあげていた4人が部屋に戻ると、激しい銃撃戦による死体の山。ブツも散弾銃も消えていた。
ブツを探すべく街へ繰り出したエディたち。その間に、ハリーはクリスが偶然手に入れた例の散弾銃を手にするが、それを嗅ぎ付けたベンツ兄弟に相打ちの末に殺されてしまう。
雇い主と雇われ者の矛盾した銃撃戦があった事も知らず、その現場に辿り着くエディたち。
失ったはずのブツと銃を手に入れ、ハリーが死に借金が帳消しになった事に安堵するが、直後に大金である50万ポンドを丸ごとクリスに奪われてしまい、結局2丁の散弾銃だけが4人の手元に残る。
Blu-ray裏
