箱、説明書付きなら10万円!『グラディウス アルキメンデス編』
『グラディウス』と言えば皆さんご存知、シューティングゲームの金字塔。横スクロールシューティングの代名詞と言っても過言ではない不朽の名作ですよね。そんな往年の名作『グラディウス』にはかつて、大塚食品のカップ麺『アルキメンデス』とのタイアップ懸賞キャンペーンという企画があり、抽選で4,000人の方にのみ配られた非常にレアなオリジナルバージョン『グラディウス アルキメンデス編』というプレミア品がありました。人気ゲームのレアソフトなため現在もその価格は高まる一方で、オークション等ではおよそ10万円という驚愕の値段で取引されているのです。果たしてどのような内容なのでしょうか…。
この記事ではそんな本作のゲーム内容のバージョンによる違いの紹介、タイアップ商品の紹介、当時のCM、同年に発売された他のゲームソフトなどに触れていきたいと思います。
『グラディウス アルキメンデス編』
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早速ですが、ソフトと外箱のデザインが通常のファミコン版『グラディウス』とは異なっております。知名度の高い人気ゲームのプレミア物というのは、やはりコレクターにとっても人気なのでしょう。
箱、カセット、説明書が揃っているものをヤフーオークションで探してみましたが、なんと「98,000円」で取引されていました。即決価格なら「115,000円」です。ファミコンソフトとして考えると、空恐ろしいお値段ですね。ちなみにカセットのみの一番安いものでも「29,800円」でした。
※ 2018年 5月 17日 調べ
まず『グラディウス』の簡単な概要
『グラディウス』は、1985年にコナミより稼動されたアーケードゲーム用の強制横スクロール型シューティングゲームです。キャッチコピーは「1.9.8.5. 宇宙ガ、マルゴト、ヤッテクル」。
現在まで数多くのシリーズ作品が展開されています。
『グラディウス』通常版
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当時としては最高峰のグラフィックと演出、高評価なBGM、斬新なパワーアップシステム、絶妙なゲーム難易度と、シューティングゲームに必要な全ての要素が良質に纏まっている伝説的名作でした。
評価
<ファミリーコンピュータ版>
徳間書店インターメディアが発行していた専門ゲーム情報誌「ファミリーコンピュータMagazine(略称はファミマガ)」内の「ゲーム通信簿」によれば、30点満点中の23.40点を獲得しています。
また、同雑誌1991年5月10日号特別付録の「ファミコンロムカセット オールカタログ」では、「一貫したゲームシステムは完成度の高さの現れだろう」、「現在の横スクロールシューティングはこのシリーズを目標に作られたと言っても過言ではない。名作ゲームだ」と紹介されています。
※ せっかくなのでファミコン移植版の評価を引用させていただきました。
じゃあ『アルキメンデス』ってなに?
『アルキメンデス』は『ボンカレー』で有名な大塚食品が1985年に発売したカップ麺です。
お湯不要・待ち時間不要のインスタント麺として当時話題になりましたが、肝心の味の感想はどうにもふるわなかったようです…。筆者は一度も食べたことがなくて少し残念です。
『アルキメンデス』の当時のCM
CMには懐かしの歌手「アン・ルイス」さんを起用していたみたいですね。