まちのヘンなもの大カタログ「VOW7」の気になるネタ!
宝島社の雑誌「宝島」に掲載され人気を集めたコーナーがありました。それがVOWでした。
雑誌「宝島」は休刊になってしまったようで、別の女性向け雑誌にコーナーは移動したようですが、2016年以降、新しい単行本は発行されていません。
雑誌や新聞の誤植を集めた笑えるネタや街で見つけたヘンなもの(看板・道路標識の誤字や変わった名前の会社・店等)の写真を投稿するコーナーで、雑誌「宝島」でも際立った存在感を放つ特集として人気を獲得しました。
そして、1987年にそれらの秀逸なネタをまとめた単行本『VOW』が発刊されるまでになります。
この記事では1995年に発行された単行本『VOW7』で、VOWでは「珍名さん」と呼ばれる、笑っちゃいけないけどでも笑ってしまうお名前を中心に、懐かしそうなネタをご紹介します。お楽しみいただければ幸いです。
それでは、珍名さんに登場していただきましょう。

上のネタ 株式会社メタリカ??。

「株式会社」という極めて日本的な言葉の横に、「メタリカ」とつくこの違和感。
写真で見る限りでは結構大きな事務所のようですね。
絶対社内ではバンバン、メタリカの曲ばかりが流れているんでしょうね。
中段の写真 髪結いになったデヴィッド・シルヴィアン。
「JAPAN」の文字がまったく同じ字体ですね。
この美容室のオーナーはバンド「JAPAN」によほど思い入れがあるんでしょうね。
下段の写真 「スタイル」だから美容室?「スタイル・カウンシル美容室」。
美容室とは一切関係がなさそうなスタイル・カウンシル。多分、美容室→スタイリング→スタイル→スタイル・カウンシル、という連想が働いたのでしょうね。
ちなみにスタイル・カウンシルは、VOWではよく「スタカン」と略され、さらにそれが「スカタン」と誤植されたりして散々な目にあっています。

上段 ウフーンなお名前、アハーン大蔵大臣(アイルランド)。

なんとこの後首相も務めた、すごく偉い方なんです!!。
「ウフーン」なんて言ってはいけないですね。
中段 制圧されたポチ。

ポティ - Wikipedia
グルジアは、今は公式にはジョージアと呼ばれているようですね。
大相撲2018年1月場所で優勝した栃ノ心の出身地として、一躍その名前が広まることとなりました。
日本語だけで見ると、小さな飼い犬のポチが、ワンワン吠えるも、肉をポンと前に置かれると尻尾を振って喜ぶ(制圧された。)ようなイメージが思い浮かびますが、これは戦争の記事ですから、素直に笑えないですね。

栃ノ心関。
栃ノ心剛史 - Wikipedia
下段右 ルクセンブルクではユンケルさんが首相に。
皇帝(黄帝)ではなく首相であるというところも、ポイントの高いネタです。
それにしても国のトップに立つ方のお名前が2人も出てくるところがすごい。
下段左 南国のパラダイス・フィジーの国の首脳陣。

カミセセ・マラ大統領。
フィジーの大統領 - Wikipedia
wikipediaによると、フィジーは大統領が統治する時代と、暫定軍事政府議長が統治する時代とが交互に訪れているようです。
ちなみに2007年から2009年まで統治した大統領は、「ジョセファ・イロイロ大統領」というお名前だそうです。
フィジー共和国基礎データ | 外務省
教育のトップにもっともふさわしいお名前??。
写真が見つからなかったのですが、「バカタレ」さんというお名前で「教育相」であるという点が、日本人ならどうしても笑いが出てしまいますね。
「ばかたれに教育のトップが務まるのか!」なんて絶対言ってはいけませんよ!!。
多分現地の人が発音すると、「バカタレ」には聞こえないんじゃないかと思うのですが、カタカナにしてしまうと、「バカタレ教育相(日本でいえば文部科学大臣に当たるのでしょうか。)」というすごい組み合わせになってしまうところがポイント。
「VOW7」の関連記事はこちら。
すべての歌に懺悔なし!!りえちゃんもたまったもんじゃない【VOW7】より。 - Middle Edge(ミドルエッジ)