カービィ初のパズルゲーム!『カービィのきらきらきっず』
カービィのきらきらきっずとは (カービィノキラキラキッズとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
『カービィのきらきらきっず』は、HAL研究所と任天堂が共同開発し、1997年1月に任天堂が発売したゲームボーイ用ソフトです。ジャンルは『テトリス』や『ぷよぷよ』で有名な「落ち物パズルゲーム」でした。その後、1998年2月にスーパーファミコン用ソフトとして移植され、ニンテンドウパワー(ゲームソフトの書き換え販売サービス)にて書き換え販売がスタート。さらに1999年6月にはROMカセット版が発売されました。
『カービィシリーズ』としては初めてのパズルゲームでしたが、ルールが少し独特で、珍しくマイナーな作品です。しかし独特といっても難解というわけではなく、「連鎖が偶然で起きやすい」など、『カービィシリーズ』が大事にしている「誰でも簡単に遊べるゲーム」という要素はしっかり受け継がれていました。
この記事ではそんな本作のゲーム内容の紹介、作品の評価、同年に発売された他のゲームソフトなどに触れていきたいと思います。

『カービィのきらきらきっず』GB版パッケージ
Amazon | カービィのきらきらきっず (Gameboy) | ゲームソフト
カービィらしいシンプルなパッケージですね。こちらはゲームボーイ版です。
Amazonでは現在2,800円(※価格変動あり)で取引されています。
ただ、恐ろしいのはスーファミ版のほうで、販売本数が少なかった分結構なプレミアがついており、Amazonでは現在41,980円(※価格変動あり)という驚異の額で取引されています。
どちらもWii Uや3DSなどのバーチャルコンソールで遊ぶことができ、こちらは基本的に価格変動も無く、741円ほどで購入できるのでオススメです。
『カービィのきらきらきっず』の内容

ゲーム画面
Amazon.co.jp: カービィのきらきらきっず [WiiUで遊べるスーパーファミコンソフト][オンラインコード]: ゲーム

ゲーム画面2
Amazon.co.jp: カービィのきらきらきっず [WiiUで遊べるスーパーファミコンソフト][オンラインコード]: ゲーム
モード紹介
「ラウンドクリアゲーム」
ステージクリア形式で進んでいくモードです。ステージ一つ一つに獲得しなければならない星の数とブロックの初期配置が決まっていて、一定数の星を獲得するとステージクリアとなります。
「おはなしゲーム」
スーファミ版のみのゲームモードです。カービィシリーズお約束のゆる~い物語に沿って、コンピュータを相手に対戦していきます。
「たいせんゲーム」
今となっては懐かしい通信ケーブルを使って、対人戦を行うモードです。スーファミ版ではプレイヤー同士の対戦記録が保存され、閲覧できます。
「チャレンジゲーム」
『ぷよぷよ』でいうところの「とことんぷよぷよ」のようなモードです。ゲームオーバーになるまでひたすらプレイし続け、手に入れた星の数を競います。時間が経つにつれてブロックの落下速度が速くなっていきます。
「タイムアタックゲーム」
3分という制限時間のなかで獲得した星の数を競うモードです。タイムアップになっても現在落下しているブロックの操作は可能で、連鎖が終わるまで星の獲得数は継続して数えられます。
プレイ動画
『カービィのきらきらきっず』の評価
Amazonより、個人的な評価・感想など 引用
Amazon | カービィのきらきらきっず (Gameboy) | ゲームソフト
1997年、1998年に発売された他のゲームタイトル
「1997年」
・プレイステーション『ファイナルファンタジーVII』(1997年1月、スクウェア)
・ニンテンドー64『スターフォックス64』(1997年4月、任天堂)
「1998年」
・ドリームキャスト『ソニックアドベンチャー』(1998年12月、セガ)
・プレイステーション『メタルギアソリッド』(1998年9月、コナミ)

『ファイナルファンタジーVII』
Amazon | ファイナルファンタジーVII | ゲームソフト

『スターフォックス64』
Amazon | スターフォックス64 | ゲームソフト

『ソニックアドベンチャー』
Amazon | ソニックアドベンチャー | ゲームソフト

『メタルギアソリッド』
Amazon | メタルギア ソリッド | ゲームソフト
因みにいま挙げたソフト4本は、いずれも1997年、1998年のファミ通クロスレビュープラチナ殿堂入りを獲得した名作です。普段ゲームをやらないという人でも名前だけは聞いたことがあるソフトも多いはず。
特に『FF7』なんかは社会現象になりましたよね。
筆者の感想

ゲーム画面3
Amazon.co.jp: カービィのきらきらきっず [WiiUで遊べるスーパーファミコンソフト][オンラインコード]: ゲーム
カービィ自体は任天堂の人気キャラクターなのですが、このゲーム、なぜか知名度はかなり低いです。「聞いたことはあるけどやったことはない。」という人も多いのでは?
やってみれば結構簡単なのに周りのゲーム友達にも遊んでいる人はいませんでした。なので、醍醐味の一つである対戦はやったことないんですよね~。やはりとっつきにくいルールが問題だったのでしょうか…。まあとっつきやすさと実際の難易度って違いますもんね。
『ぷよぷよ』や『テトリス』のような「落ち物パズルゲー」で重要なのは、ルールがシンプルで爽快感があり、上級者から初心者まで幅広く遊べること。これが大事です。
そういう意味では本作もしっかりと幅広い層のゲーマーが遊べて、いっぺんに消した時の爽快感もあるんですけどね~。