ジョニー大倉の幻の遺作「せめて今夜は」
2014年11月19日に他界したミュージシャン、俳優の「ジョニー大倉」が最期に書き残した幻の遺作「せめて今夜は」が、息子ケンイチ大倉の補作、歌唱によりCD化されることが決定した。同楽曲は、2018年4月13日に発売されるケンイチ大倉ソロシングル「泣かないでベイビー」に収録される。
ジョニー大倉の未完の遺作を受け取ったケンイチは、補作を行い「せめて今夜は」というタイトルを付し、作品を完成させた。また同時に、父ジョニーへ捧げる歌「泣かないでベイビー」など新たに2曲を書き下ろした。
ケンイチ大倉とは
1972年生まれ。伝説のロックバンド「キャロル」のメンバーであり、俳優としても映画「チ・ン・ピ・ラ」「ハワイアン・ドリーム」「戦場のメリークリスマス」等で活躍したジョニー大倉の長男。17才で映画「嵐の中のいちごたち」で準主役として俳優デビュー、数々の映画、ドラマをこなし、その後ナレーター、ミュージシャンとしても活躍中。

ケンイチ大倉
ケンイチ大倉(愛称ケニー)
幻の曲が蘇った経緯とは・・・?
闘病中のジョニー大倉が病室で書き残した最期の作品は未完成のまま妻マリーに渡され、その存在は誰にも明かさられることなく、マリーの手元に大切に保管されていた。父ジョニーの「もう一度ステージに立ちたい」という遺志を受け継ぎ、ユニットでの音楽活動を行っていた息子のケンイチ大倉は、3回目の命日である2017年11月19日に、その歌詞をマリーから手渡された。
妻マリーの思い
「ジョニーが書きかけの歌詞を仕上げに帰って来るような気がして、ずっと大切にこの詞を手元に仕舞っていました。あの日から3年が経って少しずつ気持ちの整理もつき、もうそれは叶わないことだとようやく自分自身に言い聞かせることが出来るようになりました。ジョニーが残した最期の作品をみなさまに聴いて頂ければという想いで、3回目の命日にケンイチに託しました」とマリーは語る。
気になるシングルの内容は?
これらの楽曲は、ケンイチ大倉にとって初のソロ名義の作品となるCDシングル「泣かないでベイビー」に収録され、2018年4月13日に発売される。この日は、かつてジョニー大倉がメンバーとして活動していたロックバンド「キャロル」が解散した日であり、2014年にジョニー大倉が自身最期となるライブステージに立った日でもある。

泣かないでベイビー
シングルの情報
・収録曲(全5トラック):
1.泣かないでベイビー
2.涙のダーリン
3.せめて今夜は
4.泣かないでベイビー(オリジナルカラオケ)
5.せめて今夜は(オリジナルカラオケ
・品番:LFMJ-0903
・価格:税別1,204円/税込1,300円
・発売元:ラーズフルミュージック/販売元:アスタエンタテインメント
ライブ情報!
・イベント名:ジョニー魂 4.13 & 「泣かないでベイビー」発売ライブ
・開催日時:2018年4月13日(金)開場18:00/開演19:00
・会場:東京・原宿クロコダイル
・出演:ケンイチ大倉/大倉弘也/Teddy Boys【スペシャルゲスト】SHINZIRO/ロハス雅樹/坂本つとむ
・チケット料金:前売5,000円(飲食別)/当日5,500円(飲食別)
・チケット・問い合わせ:原宿クロコダイル(電話03-3499-5205)
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ジョニー大倉を振り返る
ジョニー大倉の本名は大倉 洋一さんといい、在日韓国人2世の方だったので、韓国名では朴 雲煥(박운환 / パク・ウナン)さんといいます。
1971年に矢沢永吉さん達と伝説のバンドキャロルを結成し、ギターを担当していました。
その後、俳優としても活躍され、肉体派タレントの先駆者としても名を馳せました。
闘病の末お亡くなりになりましたが、ジョニー大倉さんがこの国の音楽シーンに残した功績は、大変大きいものだと考えられます。
ジョニー大倉 最後のステージ写真
伝説のバンドキャロルとは
1972年にデビューを果たし、1975年には解散した言わずと知れた伝説のバンドキャロル。
短い活動期間ではあったのもの、強烈なインパクトを残し、後のロックシーンに与えた影響は計り知れないものです。
矢沢永吉さんがボーカルとして所属し、ジョニー大倉さんがギターとして活躍されていたバンドなんて、豪華過ぎますよね(^^)/

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代表曲 「ファンキー・モンキー・ベイビー」
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