コカコーラが新境地を開拓!?缶酎ハイの発売方針を明らかに!!
米飲料大手コカ・コーラ傘下の日本コカ・コーラのホルヘ・ガルドゥーニョ社長は、日本で缶酎ハイを発売する方針を明らかにしました。世界的な展開を見せるコカ・コーラがアルコール飲料を展開するのは異例。
かつて撤退した経験も
コーラをはじめとしたノンアルコール飲料に注力するコカ・コーラ社ですが、1970年代後半にはワイン事業を展開したことがあります。しかし1983年には撤退し、以降ノンアルコール飲料メインに展開することとなりました。
日本の缶酎ハイ市場の拡大に目を付けた?
今回のアルコール飲料の展開は日本限定となっています。日本では近年、缶酎ハイの市場が拡大傾向にあり、サントリー、キリン、宝酒造といった酒造メーカーが新商品を次々に発表しています。そういった背景から、今回の決定がなされたのかもしれません。
コカ・コーラの「挑戦」は今回だけじゃないですよね。
90年代前半に「ある意味」話題になったタブ・クリア!!
90年代前半、「透明なコーラが発売される」と巷で大きな話題を呼んだ「タブ・クリア」という飲み物を皆さん覚えていますでしょうか?コカ・コーラの自販機のラインナップのひとつとなり、試しに飲んでみた人も多いかと思います。私自身当時すぐに買いに行きました。
「タブ」という飲み物の透明版でした。
タブ・クリアは、1962年に登場したコカ・コーラ社初のノンカロリー飲料「タブ」が元になっており、「タブ」の無色透明版として開発されたものです。「タブ」は甘味料としてサッカリンが使用されていたのですが、タブ・クリアではアスパルテームに変更されました。
大々的にCMも放送されました!
タブ・クリアのCMには、当時「マジカル頭脳パワー!!」などへの出演で有名だった俵孝太郎を広告キャラクターに起用しました。発売前は「コカ・コーラがまったく新しい飲料を発売する」というCMを放送し、発売後は「考えたってしょうがない」といキャッチコピーのCMを放送しました。
1年も経たないうちに発売中止に!(泣)
「透明なコーラ」として当時大きな話題となり、CMなどの広告も大々的に打たれたタブ・クリアですが、売上の不振により1年も経たないうちに製造中止となってしまいました。ちなみにそれは日本限定の話ではなく、アメリカやイギリスでも1年も経たずに製造中止となっています。何がいけなかったのだろうか?
そんなタブ・クリアの失敗にめげず、新たな挑戦を始めたコカ・コーラ。果たして今回の挑戦は吉と出るか凶と出るか?今後商品詳細などが発表されると思いますので注目しましょう!
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